今では海外メーカーの参入により、たくさんの製品が出回っています。
その中で自分にピッタリの液タブを選ぶのは至難の業。
なにが違うのか分かんないよ…!
だったら目的別に見ると選びやすいよ!
そっか!ネット記事をみてもどれがいいのかサッパリだったけど、それなら見つけやすそうだね!
液タブはとても高価なもの。
できれば「これはどうかな?」と不安げに購入するより、納得して手に入れたいですよね。
液タブは製品によって目的ごとに使い分けられることもあります。
本記事では実際に液タブを使っているわたしが、選び方の基準を設け、あなたにあった液タブを本気で紹介していきます。
クリックできる目次
液晶ペンタブレットの選び方
液タブは高価なものなので選び方は慎重に行いましょう。
高価だから買って失敗したくないしね
使いにくい液タブで描く絵は気分が乗らない…
今では海外メーカの参入により、多くの製品が出回っています。
その中から何の基準もなく、あなたに最適な1台を選ぶのは至難の業。
液タブを選ぶべきポイントは5つ。
- 安さ(値段)
- 性能・機能
- サイズ
- 使う場所
- メーカー
今では安価でも高性能な液タブが手に入ります。
絵を描くには十分な性能をもっているので、性能面だけを見ていても製品ごとの違いはあまり見られません。
つまり性能面以外にも目を向けることで、あなたにあった液タブが見つかります。
それが上記、5つのポイント。
性能が高いのと、あなたにとって使いやすい液タブであるかは別問題です。
ガッツリ創作活動しようとしている人は、機能面やサイズ感も考慮するのがおすすめ。
外出先などパソコン環境がないところでも絵を描きたいなら「使う場所」重視で選んでもOK。
ん~、でもどれを決め手に選べばいいのか分からないよ…
そんな人には選び方5つすべてを考慮した一番おすすめの液タブを紹介するよ!
え!ならそれがいい!
それでは選び方のポイントを詳しくみていきましょう。
1.安さを求めるときの基準
安い液タブを選ぶポイントは以下の2つ。
- サイズ
- メーカー
液タブには液晶画面が使われているので、サイズが大きくなるほど値段も高くなります。
なので単に安さを求めるなら、一番小さい液タブがおすすめ。
サイズでいうと12~13インチの大きさです。
そしてメーカー選びも大切。 HuionやXP-Penなどの海外メーカーは圧倒的に安いです。
海外メーカーは主に中国なので品質面で不安はあるものの、性能と値段のコスパは抜群。
海外製品のロープライス液タブは、手が届きやすいので人気もあります。
これをまとめると、
- 12~13インチ
- 海外メーカー
上記の中から選ぶと安い液タブに出会えます。
液タブは高価なものなので、まずは低予算で絵を描く環境を整えるのもOK。
もっと高性能な液タブ、大きいサイズは、デジタル制作をしていて「欲しい!」と思ってからでも十分ですよ。
2.性能・機能はどれくらい必要か
絵が描ける最低限の性能・機能があれば十分な人は、これにこだわらなくても今の液タブはその欲求を満たしてくれます。
しかしガッツリ創作活動をしたい人や、仕事で使う人は選び方として、性能・機能の観点は大切です。
では性能や機能の良し悪しを決めるのはなにか。
それは「描き心地」と「使いやすさ」です。
そして性能の高さを左右するのは、
- 筆圧レベル
- 応答速度
- 色域カバー率
などです。上記が良ければ、線の強弱や色の表現に幅が広がります。
描く絵のクオリティをあげるなら、性能が高いに越したことはありません。
それぞれを簡単に説明します。
筆圧レベル
筆圧を感知するレベル。最高は8192段階で感知できる液タブがある。
これにより線の強弱や、入り・抜きがキレイに表現できる。
現在では筆圧レベル8192の液タブが主流。
応答速度
液晶画面のドットが切替わるスピード。単位はms(ミリ秒)。
この値が低くくなるほど、切替わるドットのスピードが早くなる。
つまりどんなに素早く描いた線にも対応できる。
絵を描くなら、応答速度25msが1つの基準。
色域カバー率
Adobe社や国際規格として定められた色の範囲を、どのくらいカバーしているか。
カバー率が高いほど、より多くの色彩溢れる色の表現が可能になる。
神絵師のような美麗なイラストを描くなら、色域カバー率は高いに越したことはない。
色域カバー率90%以上あるといいが、80%~90%でも問題ない。
高い性能を求めるなら、
- 筆圧レベル8192
- 応答速度25ms以下
- 色域カバー率80%以上
がおすすめ。
そして液タブには視差の問題がありますが、高性能な製品ほど視差は気にならない傾向に。
このズレ(視差)が大きいと、狙ったところに線が引きづらくなる。
一方、機能の優劣を左右するのは、
- ファンクションキー
- タッチパネル
などです。上記の機能があれば、ショートカットや拡大・縮小などの操作面が向上し、作業効率がアップします。
ファンクションキー
キーボードのショートカットを設定できるキー。
保存(Ctrl+S)や取り消し(Ctrl+Z)などを設定できる。
キーボードでの作業を行わないので、時短できる。
タッチパネル
スマホのように画面にタッチして操作できる機能。
このタッチパネルがあると、キャンパスの移動や拡大・縮小が簡単になる。
これもキーボードでの操作がなくなるので、作業効率アップにつながる。
3.どのサイズ感が適切か
基準となる大きさは16インチ。これはB4漫画原稿用紙より少し大きいサイズです。
実際の作業領域はもっと狭く、約A4サイズほど。
この16インチというサイズは、引く線の種類によって手首・腕を使い分けられる大きさです。
絵を描くときは線の長さによって、手首で描いたり肘を起点として描いたりします。
確かに目や手などのパーツは手首で描くね
反対にロングヘアーなどの髪を描くときは、手首を動かさず腕を使って一気に線を引くよね
その使い分けができる最低ラインが16インチ。
反対に16インチよりも小さいと、拡大・縮小する頻度が高くなり作業効率が落ちます。
ただし、アナログや普段絵を描いているサイズがA4に近いなら、16インチ以下の液タブでもOK。
デジタルをフルに活用して、それよりも大きなキャンパスで絵を描くなら、20インチ~の液タブがおすすめ。
理由は絵を描くときに拡大・縮小する頻度が減るからです。
液タブよりキャンパスサイズが大きいと、画面には縮小されて表示されます。
なので絵を描くときは拡大。そして全体のバランスを見るときは縮小。
と、拡大・縮小の頻度が高くなるので、作業効率が落ちます。
とはいえ、いつも同じ大きさで描くわけではないですよね。
なので値段的な都合も見て、16~22インチ内にするのがおすすめです。
4.外出先でも絵を描くか
液タブはパソコンにつないで使うものですが、外出先などパソコン環境がない場所でも描くか否か、です。
外出先で描く、もしくはパソコンがない人は スマホで使える液タブがおすすめです。
え!そんなのあるの!?
うん!でも注意点があるんだ!
- iPhoneは未対応
- 一部のAindroidに対応
- 変換アダプタが必要
まずiPhoneには対応していません。Androidも映像出力ができる機種に限られます。
そして接続するための変換アダプタも必要。
限られた条件下ではありますが、場所を選ばず絵を描ける液タブは貴重です。
5.どのメーカーがおすすめか
液タブは高価なものなので、品質という信頼度の高さも重要。
そして品質・信頼度ならワコム一択です。
主な液タブメーカーは
- Wacom
- Huion
- XP-Pen
- Gaomon
などがありますが、ワコム以外は主に中国です。
値段は安いですが品質面での不安感は正直ぬぐえません。
ただし、品質やサポート面で信頼や安心感を求めるなら、ワコムがいいです。
これは間違いありません。
一番おすすめの液タブ
5つある選び方のポイントを考慮した、本当におすすめできる液タブです。
製品名 | 価格 | 性能 | 機能 | サイズ感 | 使う場所 | メーカー | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom Cintiq 16」 |
普通 | オプション追加で |
15.6インチ | パソコンのみ | Wacom | 5 |
Wacom Cintiq 16
一番のおすすめはワコムの「Wacom Cintiq 16」です。
メーカーはトップブランドであるワコム。
漫画家、イラストレーター、アニメーター、多くのプロも愛用しています。
そのため、品質・信頼度・安心感が他のメーカーと違います。
サイズ感も、線の長さにあわせてストロークできるちょうど良い大きさ。
そして肝心の描き味や、描き心地も抜群。
実際に絵を描いていますが、視差もほとんど気になりません。
液タブ本体にスタンドがついているため、猫背の姿勢になりにくく、描きやすい体勢で絵を楽しむことができます。
自由な線の強弱、色の表現ができる点は、さすがワコムさんです。
唯一のネックは機能のなさ。
ファンクションキーやタッチパネル機能がないので、キーボード操作は必須になります。
しかしネックである機能面も、左手デバイスを活用することによってショートカットを利用でき、作業効率アップがはかれます。
唯一のネックである機能面も、左手デバイスで補えます。
左手デバイスがないと使いづらいの?
そんなことないよ!キーボード操作は必須だけど問題なく使えるよ!
トータルでみても非常に優秀な液タブです。
初心者のみならず、液タブを買い替える人にもおすすめです。
製品名 | サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 傾き検知 | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 視野角 | ファンクションキー | タッチ機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom Cintiq 16」 |
422×285mm | 24.5mm | 1.9kg | 8192 | 25ms | 96% (sRGB) |
±60 | 1920×1080 (フルHD) |
1677万色 | 176℃ | 0個 |
安さで選ぶ液タブのおすすめ製品
安さで液タブを選ぶときの基準は、
- 小さいサイズ
- 海外メーカー
です。
液晶が使われているため、サイズが大きくなるにつれ値段が高くなるので小さいモノを。
海外メーカーは値段と性能のコスパに優れている。
上記2点から、安さで選ぶおすすめの液タブを紹介します。
製品名 | 価格 | 性能 | 機能 | サイズ感 | 使う場所 | メーカー | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「GAOMON PD1611」 |
安い | 11.6インチ | パソコンのみ | GAOMON | 3 | ||
「XP-Pen Artist12」 |
安い | △ | 11.6インチ | パソコンのみ | XP-Pen | 3 | |
「Huion Kamvas Pro12」 |
安い | 11.6インチ | パソコンのみ | Huion | 4 |
GAOMON PD1161 11.6インチ
GAOMON の液タブ「PD1161」は11.6インチでコンパクト。
持ち運びもしやすく低価格、これから液タブをはじめる方にとって最適の液タブです。
本体のサイズ感はこんな感じ。
少年コミック約3冊分。
性能面でも数値上は他の液タブに劣っていません。
ただ海外製なので品質の面では正直、Wacomより下。という感じ。
しかし絵を楽しむには十分な性能・機能が備わっています。
PD1611の詳しいレビューはこちら。
XP-Pen Artist12
11.5インチの液タブ。描き心地などの性能面は良好です。
色の表現に関わる色域カバー率が72%と少し低いのがデメリット。
しかも色域にはいくつか規格があり、どの色域に対してカバーしているか明示しておりません。
なので色の表現に関しては、他の製品より劣ることを念頭に置きましょう。
ただしファンクションキーや、タッチバーがあるので、操作面では使い勝手がいい製品です。
Huion Kamvas Pro12
値段のわりに性能も機能がいい製品。安い液タブを選ぶなら「Kamvas Pro12」がおすすめです。
高い筆圧レベルと、早い描画速度にも対応。
ペンを傾けたときの線の強弱も感知し、流れるようなタッチでもきれいな線が引けます。
また色域カバー率が92%と、低価格帯の液タブにしては高い性能です。
色を表現できる範囲が広いため、色彩豊かなイラストを描くのにも優れています。
付属のペンはバッテリーレスのため充電不要。4つのファンクションキーでショートカットが使え、作業もはかどります。
安さで選ぶ液タブの性能比較
前項までで紹介した、液タブ3製品の性能の比較です。
製品名 | サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 傾き検知 | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 視野角 | ファンクションキー | タッチ機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「GAOMON PD1161」 |
361.6×200mm | 13mm | 866g | 8192 | 25ms | 72% | 情報なし | 1920×1080 | 情報なし | 情報なし | 8個 | |
「XP-Pen Artist12」 |
364×218mm | 11.5mm | 1.5kg | 8192 | 14ms | 72% | 情報なし | 1920×1080 | 1670万色 | 178℃ | 6個 | タッチバー有 |
「Huion Kamvas Pro12」 |
350×198.6mm | 11mm | 765g | 8192 | 14ms | 92%(Adobe) | ±60° | 1920×1080 | 1670万色 | 178℃ | 4個 | タッチバー有 |
一番おすすめの液タブは「Kamvas Pro12」。
性能・機能が高い液タブのおすすめ製品
描き心地や使いやすさを求めるなら、高性能・高機能な液タブがおすすめです。
液タブの描き心地を決める性能面は、
- 筆圧レベル
- 応答速度
- 色域カバー率
などです。上記が良ければ描き心地や、色の表現の幅が広がります。
使いやすさを決める機能面は、
- ファンクションキー
- タッチパネル
などです。上記の機能があれば操作面が向上し、作業効率アップがはかれます。
製品名 | 価格 | 性能 | 機能 | サイズ感 | 使う場所 | メーカー | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom Cintiq Pro 24」 |
高い | 23.6インチ | パソコンのみ | Wacom | 5 | ||
「HUION Kamvas Pro20」 |
普通 | 19.5インチ | パソコンのみ | HUION | 4 | ||
「XP-Pen Artist 22E Pro」 |
普通 | △ | 22インチ | パソコンのみ | XP-Pen | 3 |
Wacom Cintiq Pro 24
23.6インチとサイズはけっこう大きめ。
メーカーがワコムということもあり、性能・機能は抜群。神絵師と呼ばれるプロが使うに相応しい液タブです。
中でも超美麗な画質を誇る4K表示が可能。
Adobe色域カバー率は驚異の99%で、最大表示色が10億色を超えます。
これほどのスペックを持つ液タブは、全メーカーの全液タブの中でもたった2製品。
この「Cintiq Pro 24」とワンサイズ大きい「Cintiq Pro 32」だけです。
その分値段も高くなりますが、性能だけでなく機能面も抜群。
スマホのように画面タッチで操作できるので、キャンパスの移動や拡大・縮小も簡単。
高い値段に見合う価値があります。
HUION Kamvas Pro20
Huionから販売されている液タブ。
値段と性能でみると、これだけコスパに優れている液タブは珍しいです。
高性能・高機能なのはもちろん、液晶画面にアンチグレアガラスを搭載し、光の反射を抑制してくれます。
サイズも19.5インチと、腕を軸にしたストロークで思いっきり線が引けるのも特長です。
さらに表現できる色の範囲が広いので、自由な色彩のイラストが描けます。
XP-Pen Artist 22E Pro
いうまでもなく性能・機能は抜群。イラスト系だけでなく、いろんな分野でも活用できる液タブです。
さらに22インチと画面が大きくても、色調やコントラストによる見え方の差異が少ないのも特長。
性能・機能が高い液タブの性能比較
前項までで紹介した、液タブ3製品の性能の比較です。
製品名 | サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 傾き検知 | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 視野角 | ファンクションキー | タッチ機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom Cintiq Pro 24」 |
677x394mm | 47mm | 7.2kg | 8192 | 14ms | 99%(Adobe) | ±60° | 3840×2160 (4K) |
10億7,374万色 | 176℃ | 17個 | |
「HUION Kamvas Pro20」 |
552×315mm | 21mm | 3.6kg | 8192 | 14ms | 92%(Adobe) | ±60° | 1920×1080 | 1670万色 | 178℃ | 16個 | タッチバー有 |
「XP-Pen Artist 22E Pro」 |
567×326mm | 30mm | 2.04kg | 8192 | 14ms | 82%(Adobe) | 情報なし | 1920×1080 | 1670万色 | 178℃ | 16個 |
一番おすすめの液タブは「Wacom Cintiq Pro 24」。
サイズ感で選ぶ液タブのおすすめ製品
小さい液タブは持ち運びしやすいというメリットはあるものの、腕を動かすストロークの幅に限界があります。
一番いいサイズの選び方は、手首と腕を動かしても描画できる大きさです。
また、普段アナログで描く用紙のサイズにあわせるのも1つの選び方です。
製品名 | 価格 | 性能 | 機能 | サイズ感 | 使う場所 | メーカー | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom Cintiq 16」 |
普通 | オプション追加で |
15.6インチ | パソコンのみ | Wacom | 5 | |
「HUION Kamvas Pro16」 |
普通 | 15.6インチ | パソコンのみ | HUION | 4 | ||
「XP-Pen Artist 15.6 Pro」 |
普通 | 15.6インチ | パソコンのみ | XP-Pen | 3 |
Wacom Cintiq 16
この「Wacom Cintiq 16」は初心者のみならず、全ユーザーにおすすめできる液タブです。
サイズは15.6インチで実際に絵が描ける範囲は約B5サイズ。
手首を使った描画も、肘を起点とした腕を使った描画でも、広々と絵を描くことができます。
ファンクションキーがないのでショートカットは使えませんが、描き味・描き心地は抜群。
自由な線の描写が可能です。
アンチグレアガラス搭載で光の反射が少なく、絵に集中できるのも特長です。
もっと広々と大きなサイズで絵を描きたい方は、21.6インチの「Wacom Cintiq 22」がおすすめ。
Huion Kamvas Pro16
Huionの液タブの中でも人気のモデルです。
液晶画面にフルラミネーション加工が施してあり、サラサラとした描き味に。
筆圧レベルも高く線の強弱がつけやすい。さらに色域カバー率も92%と高く、色の表現もバッチリです。
6個のファンクションキーとタッチバーにより、操作性にも優れているおすすめの液タブです。
XP-Pen Artist 15.6 Pro
XP-Penの中でもArtistは人気のあるシリーズです。
サイズは15.6インチと絵を描くにはちょうど良い大きさ。
そして描き味の面では高性能を誇っています。
さらに8つのファンクションキー(エクスプレスキー)とリングホイールにより、操作性が向上。ストレスなく作業に集中できます。
サイズ感で選ぶ液タブの性能比較
製品名 | サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 傾き検知 | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 視野角 | ファンクションキー | タッチ機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom Cintiq 16」 |
422×285mm | 24.5mm | 1.9kg | 8192 | 25ms | 96% (sRGB) |
±60 | 1920×1080 (フルHD) |
1677万色 | 176℃ | 0個 | |
「HUION Kamvas Pro 16」 |
437×251mm | 11.5mm | 1.2kg | 8192 | 14ms | 92%(Adobe) | ±60° | 1920×1080 | 1670万色 | 178℃ | 6個 | タッチバー有 |
「XP-Pen Artist 15.6 Pro」 |
443×280mm | 11mm | – | 8192 | 200RPS レポートレート |
88%(NTSC) 120%sRGB |
±60° | 1920×1080 | 1670万色 | 178℃ | 8個 | リングホイール有 |
上記3製品の中で一番おすすめの液タブはWacom Cintiq 16です。
場所を選ばずに使える液タブのおすすめ製品
液タブはパソコンとつないで使うので、必然的にパソコン環境での使用に限られます。
しかし中にはパソコンの代わりにスマホを使用して使える液タブも。
え!パソコンなくても使えるの!?
今はスマホがあれば何でもこなせちゃうのさ
家のどこでも。外出先での気軽に絵を楽しみたい人におすすめです。
ただし一部のAndroid限定なのでそこだけ注意してください。
もちろんパソコンでも使えるので、TPOにあわせて使い分けできます。
製品名 | 価格 | 性能 | 機能 | サイズ感 | 使う場所 | メーカー | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom One 13」 |
やや安い | △ | オプション追加で |
13.3インチ | パソコン・スマホ | Wacom | 4 |
Wacom One 13
スマホで液タブが使えるのは「Wacom One 13」のみ。
パソコン環境以外でも絵を描くなら、このモデルがおすすめ。
パソコン・スマホ、両方で使え、13.3インチと持ち運びしやすいサイズ感です。
なお、スマホで使う場合は別途、OTG変換アダプタが必要です。
アナログのように直感的に絵を描け、傾き検知機能によりカーソルとのズレも生じません。
製品名 | サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 傾き検知 | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 視野角 | ファンクションキー | タッチ機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom One 13」 |
357×225mm | 14.6mm | 1.0kg | 4096 | 26ms | 72%(NTCS) | ±60° | 1920×1080 | 1677万色 | 170℃ | 0個 |
メーカーで選ぶ液タブのおすすめ製品
海外メーカーの参入により、多くの液タブ製品が市場に出回っています。
特に中国メーカーは勢いに乗っていますね。
液タブの主なメーカーは、
など、ちなみにWacom以外は海外メーカー。主に中国です。
そうなんだ!で、どのメーカーがおすすめなの?
やはりおすすめは安定のワコム!
液タブを作る技術が高い老舗のトップブランド、それがワコムです。
企業やイラスト系の専門学校でも、ワコムの液タブが採用されています。
ワコムの液タブを使うのは、もはや絵描きのステータスです。
製品名 | 価格 | 性能 | 機能 | サイズ感 | 使う場所 | メーカー | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom One 13」 |
やや安い | △ | オプション追加で |
13インチ | パソコン・スマホ | Wacom | 4 |
「Wacom Cintiq 16」 |
普通 | オプション追加で |
15.6インチ | パソコンのみ | Wacom | 5 | |
「Wacom Cintiq Pro 16」 |
高い | 15.6インチ | パソコンのみ | Wacom | 4 |
Wacom One 13
スマホでも使えるワコムの液タブ。13.3インチとコンパクトで持ち運びもしやすいです。
ファンクションキーがないだけで、描き味は良好。はじめて液タブを使う人にとって最適な1台です。
Wacom Cintiq 16
一番おすすめの液タブがWacom Cintiq 16です。
描き心地などの性能面に優れ、腕のストロークを生かした描画ができるちょうど良い大きさ。
さらにアンチグレアガラス搭載で光の反射もせず、視差も気になりません。
趣味や仕事、初心者でも買い替えの人でもおすすめできる液タブです。
Wacom Cintiq Pro 16
Wacom Cintiq 16の高い性能はそのままで、さらに機能面が強化された液タブです。
タッチパネルによる画面操作が可能。スマホのようにキャンパスの移動や拡大・縮小が指で操作できます。
左手デバイスを活用すると、キーボードをほどんど使わずに絵を描くことができます。
メーカーで選ぶ液タブの性能比較
おすすめした液タブ、3製品の性能比較です。
製品名 | サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 傾き検知 | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 視野角 | ファンクションキー | タッチ機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Wacom One 13」 |
357×225mm | 14.6mm | 1.0kg | 4096 | 26ms | 72%(NTCS) | ±60° | 1920×1080 | 1677万色 | 170℃ | 0個 | |
「Wacom Cintiq 16」 |
422×285mm | 24.5mm | 1.9kg | 8192 | 25ms | 96% (sRGB) |
±60 | 1920×1080 (フルHD) |
1677万色 | 176℃ | 0個 | |
「Wacom Cintiq Pro 16」 |
410x265mm | 17.5mm | 1.5kg | 8192 | 25ms | 96% (sRGB) |
±60 | 1920×1080 (フルHD) |
1677万色 | 160℃ | 0個 |
一番おすすめの液タブはWacom Cintiq 16です。
おすすめの液タブまとめ
本記事ではおすすめの液タブと選び方を紹介しました。
数ある液タブの中から、あなたに最適な1台を選ぶのはとても大変だと思います。
なので使う用途など基準を設けるのが最適です。
趣味で使うのか、創作活動で使うのか、仕事で使うのか。
それによって機能やサイズ感などが絞られてくるので、選びやすくなるはずです。
ぜひ本記事を参考に最適な1台を見つけてもらえればと思います。
液晶タブレットを買おうと思っているのですが迷っています。どのサイトを見たり動画を見てもどれを買えばいいかわかりませんでした。自分の求めるタブレットの性能をまとめると15.6インチ、Windows 10に繋げられるや液晶画面の色が綺麗がポイントです。
候補としてはWacom Cintiq 16とInnovator 16 FHDフルラミネート「https://www.xp-pen.jp/product/637.html」でした。
Innovatorは一番新しいモデルなのでレビューがとても少なく、Cintiq 16は時折画面が赤くなり、ホコリのようなものが挟まっておる不具合が発生という批判もありますが、クチコミを見てもどちらがいいか甲乙付けがたかったため意見を頂けると幸いです。
個人的な見解になってしまいますが、
性能の安定さで「Wacom Cintiq16」を私なら選びます。
仰る「液晶画面の色の綺麗さ」は
解像度のことなら、2製品とも同じく1980×1080なので、画面の綺麗さは同じです。
色の表示範囲なら
Innovator 16が sRGB125%
Wacom Cintiq16が sRGB96%
でInnovator 16の方がより多くの色が表現可能です。
ですが、Innovator 16は中華メーカーで、数値上のパフォーマンスにムラがあると個人的には感じています。
なので、性能に安定さがあるWacom Cintiq16かな、と。
画面が赤くなるやホコリが挟まっているなどの不具合は、必ず起こるわけではないので、不具合があればメーカーへ問い合わせて交換してもうらうこともできると思います。
すでにご覧になっているかと思いますが、2製品のレビューも貼っておきますね。
▼Wacom Cintiq16
https://raon-terastorys.com/wacom-cintiq16/
▼Innovator 16
https://simpc.jp/pen-tablet/innovator16-review/
15.6インチのノートパソコンを持っています、これ珍しいことにタッチパネル機能のディスプレイなのです。そういう人は、液タブのタブレットは要らなくて、液タブ用の筆だけあれば充分使えるのでしょうか。ノートパソコンはFMV LIFEBOOK AH90/B1 FMVA90B1という型番のものです。
クラッシャー・ジョー様
わたしもタッチパネル機能のノートパソコンを持っているので、確認してみました。
ペイントソフトはクリスタを使用。
画面上のタッチはできますが、線を引くことはできないようです。
なのでタッチパネル機能のノートパソコンをお持ちでも、液タブは必要となります。
ノートパソコンのように持ち運びするなら、iPadを使う手もあります。
ただしクリスタを使われる場合は、iPad版月額制なので注意してください。
【参考記事】
https://raon-terastorys.com/clist-price/#iPad-2
iPadを使う予定がないなら液タブで大丈夫だと思います。
よろしくお願いします。
極めて良くわかりました。
クラッシャー・ジョー様
参考になって幸いです。