近頃、液タブ界で「XP-Pen」と並んで勢いのある「HUION」。
これまで液タブといえば「Wacom」だったのが、安価で手に入る「HUION」などの中華液タブも人気です。
HUIONの液タブは性能に関しては、どれもほとんど差がありません。
ショートカットキーの数など細かな違いはありますが、選ぶ基準としてはサイズで考えてOKです。
というわけで本記事では、HUIONでおすすめの液タブと、HUION全種類の液タブについて紹介していきます。
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huionでおすすめの液タブは『Kamvas Pro16』
HUIONでおすすめの液タブはKamvas Pro16です。
【おすすめする理由】性能の差はなし!サイズ感で決め!
HUIONには性能の良いKamvas Proシリーズがあります。ですがこのシリーズ、性能にほとんど差はありません。
なのであなた好みのサイズの液タブを選べばOK。
でも決められない方におすすめすると、サイズ感がちょうどよい「Kamvas Pro16」がおすすめとなります。
サイズは横437mm×縦251mm。
性能もご覧になりたい方に、下記にKanvas Proシリーズの比較表をつくってみました。
製品名 | サイズ(縦×横) | 重さ | 筆圧レベル | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 色域カバー率 | 応答速度 | 視野角 | ショートカットキー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas Pro12 |
350×198.6mm | 11mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 4個 |
Kamvas Pro13 |
388×219mm | 11mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 4個 |
Kamvas Pro16 |
437.8×251.2mm | 11.5mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 6個 |
Kamvas Pro20 |
552.2×315.3mm | 21mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 16個 |
Kamvas Pro22 |
589×344mm | 21mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 120%sRGB | 266PPS | 178度 | 20個 |
性能自体はほぼ変わりませんね。ショートカットキーの数が少し違うくらいです。
ショートカットをたくさん登録して、作業効率を計りたい方は「Kanvas Pro20」、もしくは「Kamvas Pro22」がおすすめです。
両製品ともショートカットキーが16個以上と、Kanvas Proシリーズの中でかなり多くついていますよ。
そこまでカスタマイズしなくていいという方は、ちょうどいいサイズ感の「Kamvas Pro16」がおすすめです。
Kamvas Pro16でおすすめの保護フィルム
液タブの保護フィルムは、スマホに貼る保護フィルムよりも重要です。
スマホは指で操作するのでせいぜい指紋がつく程度。あとはブルーライトカットがあったりと。
しかし液タブは液晶画面に直接ペンで絵を描いていきます。
でも液タブの保護フィルムは、これらを防止するだけではありません。
紙のような描き心地になる、ペーパーライクという加工がされているものがあります。
誰しもが液タブで絵を描く前は、紙(アナログ)で絵を描いていますよね。
その感覚で液タブでも絵を描けるので、すごくなじみやすいんです。
さらにブルーライトカットもあわせると、目の疲れも軽減でき、作業パフォーマンスはグンっと上がりますよ。
- ペーパーライク
- ブルーライトカット
- 指紋防止
- 反射防止
huion対応ソフトでおすすめなのはクリスタ
huionの液タブだけでは絵を描けません。
huionの液タブはほとんどのペイントソフトに対応していますが、その中でもおすすめなのは「CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)
」です。
クリスタにはPROとEXの2種類があり、
- PRO = イラスト用
- EX = マンガ用
イラストを主に描く方はPRO。マンガを描く方はEXとなります。
ただPROでも漫画を描くことができますし、EXでもイラストを描くことができます。
主な違いはマンガを描くのに便利な機能があるかどうかです。PROとEXの違いについては下記の記事で詳しく解説してます。
イラスト用のPROだと5,000円と値段もお手頃。さらに今後もアップデートで機能が増え、使いやすくもなっていきます。
ほとんどのプロも使っているクリスタ。ペイントソフトはクリスタ一択ですよ。
huionの液タブをまとめて紹介
HUIONの液タブ、他にどんなものがあるの?という方のために、HUIONの他の液タブもご紹介します。
HUIONの液タブからは、主に3つのシリーズが販売されています。
- Kamvas Proシリーズ
- Kamvas シリーズ
- Kamvas GTシリーズ
正直、性能に関しては多少違いはあるものの、ワコムの液タブみたいに明確な違いがわかりづらいんですよね。
機能や性能で分けると下記のような傾向に。
Kamvas シリーズ = ショートカットキーが多い
Kamvas GTシリーズ = ショートカットキーが多い
ただし、GTシリーズの中にはショートカットキーがない製品もあります。
それでは各シリーズの性能を比較しながら紹介していきましょう。
Kamvas Proシリーズと性能比較
Kamvas Proシリーズは5種類。
- Kamvas Pro12
- Kamvas Pro13
- Kamvas Pro16
- Kamvas Pro20
- Kamvas Pro22
後ろにある【16】や【20】などの数字はインチ数で、画面の大きさを表しています。
サイズ以外の性能に差はほとんどありません。
それでは各性能を比較してみます。
製品名 | サイズ(縦×横) | 重さ | 筆圧レベル | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 色域カバー率 | 応答速度 | 視野角 | ショートカットキー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas Pro12 |
350×198.6mm | 11mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 4個 |
Kamvas Pro13 |
388×219mm | 11mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 4個 |
Kamvas Pro16 |
437.8×251.2mm | 11.5mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 6個 |
Kamvas Pro20 |
552.2×315.3mm | 21mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 92% | 266PPS | 178度 | 16個 |
Kamvas Pro22 |
589×344mm | 21mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 120%sRGB | 266PPS | 178度 | 20個 |
趣味で絵を描くなら、サイズで決めてもOK。でもショートカットキーが少ないと不便に感じる方もいるかもしれません。
なのでサイズ感とショートカットキーの数でおすすめなのは「Kamvas Pro16」です。
KamvasとGTシリーズと性能比較
KamvasとGTシリーズは、Kamvas Proよりも色域カバー率の面で劣っている印象。
カバー率が高いほうが色の見え方が同じになる。
そんなKamvasとGTシリーズの種類は以下。
- Kamvas 16
- Kamvas GT-191
- Kamvas GT-191 V2
- Kamvas GT-156HDV2
サイズでいうと、16~18インチくらいの大きさです。
それでは各種類の性能の比較を表にしてみます。
色域カバー率に関しては、国際規格やAdobe社が定義したものなど、公式サイトでも表記が統一されていません。
ちょっとややこしいですが、公式サイトの表記にあわせて記載します。
製品名 | サイズ(縦×横) | 厚さ | 筆圧レベル | 最大表示解像度 | 最大表示色 | 色域カバー率 | 応答速度 | 視野角 | エクスプレスキー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas 16 |
432×264mm | 14.8mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 75%(Adobe) | 266PPS | 178度 | 14個 |
Kamvas GT-191 |
475×298mm | 35mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 72%(NTSC) | 233PPS | 178度 | 0個 |
Kamvas GT-191 V2 |
475×298mm | 35mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 100%(sRGB) | 266PPS | 178度 | 0個 |
Kamvas GT-156HDV2 |
432×264mm | 15mm | 8192 | 1920×1080 | 1670万色 | 72%(NTSC) | 233PPS | 178度 | 14個 |
色域カバー率の表記もバラバラで、ショートカットキーがついてないのもあります。
製品としての立ち位置がよくわからないので、Kamvas、GTシリーズよりかは、Kamvas Proシリーズの購入をおすすめします。
値段はKamvas Proシリーズよりかは少し安いので、低価格でお探しの方はKamvas、GTシリーズがおすすめ。
huionでおすすめの液タブはKamvas Pro16!その性能と全液タブをまとめて紹介!まとめ
HUIONでおすすめの液タブはサイズ感がちょうどいい「Kamvas Pro16」です。
Kamvas Proシリーズはショートカットキーの数が違うものの、そこまで性能に差はありません。
なのでお好きなサイズで決めてもらえたらOKです。
おすすめは15.6インチのKamvas Pro16。
このサイズが一番人気が高く、売れています。
また液タブは、ペーパーライク加工の保護フィルムを貼ることで、より一層描き心地があがるのでおすすめですよ。