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液タブのおすすめはどれかと聞かれたら、間違いなくHUIONはその候補の一つとして挙げられます。
というのも近年、液タブ界で「XPPen」と並んで勢いがあるのが「HUION」。
これまで液タブといえば「Wacom」だったのが、安価で手に入る「HUION」などの中華液タブも人気です。
HUIONの液タブは他メーカーと比べて、液晶画面の綺麗さに力を入れている印象があります。4Kや色彩表現に性能を振っているイメージ。
美麗なイラストを高解像度で確認しながら、絵を描きたい人にHUIONはピッタリの液タブといえます。
というわけで本記事ではHUIONでおすすめの液タブを目的別に紹介します。ワコムとの比較もするので購入に失敗したくない人は最後までご覧ください。
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HUIONの液タブでできること
HUIONに限らず液タブ全般にいえることですが、液タブは単なる絵が描けるディスプレイ。それ単体ではネットやアプリは使えません。
しかしディスプレイではあるので、パソコンの画面を出力してWebサイトやYouTubeを見ることはできます。
使い方も簡単で、以下の3ステップで使用できます。
- 付属のケーブルでPCと液タブを繋ぐ
- 公式サイトから対応のドライバをインストール
- PCにペイントソフトをインストール
ペイントソフトは絵を描くときに必須です。
無料ソフトだと「アイビスペイント」「メディバンペイント」が有名。
有料ソフトだと「クリップスタジオペイント」がおすすめです。いづれもイラスト・漫画の機能が充実しています。
- ペンを使って絵を描く
- ディスプレイとして使う
- ネットやアプリ全般
HUIONの液タブの種類
HUION公式サイトで取り扱っている液タブには、ざっくりわけると以下の2種類のシリーズがあります。
- Kamvas
- Kamvas Pro
通常の「Kamvas」と、通常より色表現の性能が少し良い「Kamvas Pro」。
そしてKamvas Proの中にも、高解像度のものと通常のものがあります。つまり細かくわけると全部で3シリーズ。
- Kamvas
- Kamvas Pro
- Kamvas Pro(高解像度)
高解像度のKamvas ProはHUIONの液タブの中でも、最近リリースされた新しめの製品です。Proシリーズは、じょじょに高解像度へ切替わっています。
各液タブの違いなどは下記のようにわけられます。
シリーズ名 | 特長 |
---|---|
Kamvas |
性能は標準的。 はじめての液タブや趣味などに最適。 |
Kamvas Pro |
性能が少しアップ。 本格的にデジ絵をはじめたい人におすすめ。 |
Kamvas Pro (高解像度) |
2.5Kや4Kなど高解像度の液タブ。 プロにおすすめ。 |
Kamvasシリーズ
液タブをはじめて使う人や、趣味でとりあえずデジ絵をはじめたい人に向いています。
Kamvasシリーズはサイズ違いの5つがあります。うしろの数字はインチ数です。
- Kamvas 12
- Kamvas 13
- Kamvas 16
- Kamvas 22
- Kamvas 24
持ち運び可能な12インチから、がっつりデスクで作業できる24インチまで揃っています。
Kamvas Proシリーズ
Kamvas Proシリーズは、通常のKamvasよりも色域カバー率が高いです。つまり色表現の幅が広い。
カラーにこだわってイラストを描きたい人に向いています。サイズは4つ。うしろの数字がインチ数です。
- Kamvas Pro 12
- Kamvas Pro 13
- Kamvas Pro 16
- Kamvas Pro 24
インチ数による大きさは、好みで選んでOKです。ちなみにサイズが大きくなるほど高価になるため、低予算でおさえたい人は12、13インチがおすすめ。
Kamvas Pro(高解像度)
液晶画面の解像度が高い、液タブのシリーズです。解像度は2.5Kと4K。
液タブでもっとも流通している解像度がフルHDで、それよりも高いため細かなタッチや、繊細な絵を描く人におすすめです。
- フルHD(1920×1080)
- 2.5K(2560×1600)
- 4K(3840×2160)
Kamvas Pro(高解像度)は以下の4機種。うしろの数字はインチ数です。
- Kamvas Pro 13(2.5K)
- Kamvas Pro 16(2.5K)
- Kamvas Pro 16(4K)
- Kamvas Pro 24(4K)
HUIONでおすすめの液タブ
HUIONの液タブをユーザー別におすすめするなら、下記の4つにわけられます。
16インチは在宅でがっつり創作活動したい人向け。ちなみにプロはHUIONよりワコムがおすすめですが、しいてあげるなら「Kamvas Pro24 (4K)」です。
性能はプロ基準で4Kという高解像度、色表現も多彩です。
初心者におすすめ
初心者やはじめて液タブを購入する人におすすめなのは、Kamvas13です。
Kamvas 13
Kamvas13は約366 x 217mmの13インチ。だいたいノートパソコンくらいの大きさです。
筆圧感知の性能も優れているため、線の強弱もつけやすく、初心者でも扱いやすいのも特長。
デジ絵を描いてくと必須になってくるショートカット、保存(Ctrl+S)や取り消し(Ctrl+Z)などが設定できるファンクションキーが8個。
このキーにショートカットを設定すると、ボタン一つで実行されます。キーボード操作を極力はぶけるため、作業効率も高まります。
大きさ、性能、機能、初心者でも扱いやすいバランスの取れた液タブです。
学生におすすめ(安さ重視)
予算をおさえたい人や学生さんにおすすめのHUIONの液タブを紹介します。
液タブは液晶画面が搭載されているため、基本的にサイズが小さいほうが安くなります。
そんな中でもおすすめのHUIONの液タブは「Kamvas 12」です。
Kamvas 12
HUIONの液タブの中で安く、Android対応のためパソコンがなくても使える優れものです。
本体の大きさは約330×197mmの12インチ。
学校や仕事場、コミュニティの集まりなどへの持ち運びも可能です。
またどのくらいの範囲の色を再現できるのか、という色域カバー率もsRGB120%。多彩な色表現を使ってイラストを描けます。
安さという1点においては、HUIONの液タブで最も小さいKamvas12がおすすめ。性能も絵を描くには十分な標準を満たしています。
16インチのおすすめ
趣味や創作、副業などでガッツリ絵を描いていきたい人には、16インチの液タブがおすすめです。
ほどよいサイズ感でキャンパスの窮屈さや、描きにくさといったことがありません。
そんな16インチの液タブでおすすめなのが下記の2つ。
液タブの性能に関して、とくにこだわりがなければ「Kamvas 16」。
プロ仕様の性能が高い液タブが良い人は「Kamvas Pro16」がおすすめです。
Kamvas 16
本体は423×253mmの16インチ。A4サイズより約2~3回り大きいサイズです。
標準的な性能を持ちながら、広い視野角とフルHDの解像度で多彩な色表現もバッチリ。
そして10個のファンクションキーと、拡大・縮小ボタンよる抜群の操作性。
実際に絵を描くとわかりますが、ボタン一つでショートカットが使えたり、キーボードやマウスを使わずに変更できる操作性はあなどれません。
この操作性があるとスムーズに絵を描き続けられるため、作業効率がアップ。同じ時間でもイラストの進み具合が段違いです。
よって操作性が高いKamvas 16はおすすめ。
Kamvas 16 Pro (4K)
本体は約402 x 257mmの16インチ。液晶画面の美麗さにこだわった液タブです。
解像度は3840×2160の4Kで、通常の液タブ1920×1080と比べると2倍以上の綺麗さです。
解像度が高いと、わずかな色の変化や線のタッチなど、よりくっきりハッキリ表示されます。
さらに光の反射もおさえているため、画面の見づらさも解消。とことん画面の美麗さにこだわっています。
繊細なタッチの絵を描きたい人、多彩な色表現で美麗なイラストに仕上げたい人におすすめの液タブです。
これよりさらにちょっぴり高性能、Kamvas Pro16 4K(Plus)が気になる人は下記をチェック。
パソコン不要でおすすめ
パソコンの代わりにAndroidに接続して使うタイプの液タブです。もちろんパソコン接続もOK。
学校や会社、コミュニティの集まりなど、外出先へ持ち運びしたい場合は12インチのKamvas。
在宅で大きい画面で絵を描くなら22インチのkamvasがおすすめです。
Kamvas 22
本体は546 x 323mmの22インチ。
パソコン以外では、Androidで使うことになります。
USB端子があるので、描いたイラストデータをそのままUSBへ保存できます。
また20~80度のスタンド付きなので、角度をつけて楽な姿勢で絵を描くことも可能です。
パソコンなく、大画面で絵を描きたい人におすすめです。
ワコムの液タブとの比較
世界的なシェアを誇るワコムと比べると、HUIONはどうなのか。
結論からいうとHUIONのほうが値段はかなり安い。そしてAndroid対応の液タブが多い。趣味や副業で使うのに最適です。
反対にワコムの液タブは、趣味や創作用の製品はあるものの、プロのイラストレーターや漫画家が使うことを想定した高スペックの製品が主流。
というわけでサイズごとにHUIONとワコムの液タブを比較しました。
13インチの比較
13インチの液タブは初心者でも扱いやすいため、おすすめのサイズ。
HUIONとワコムの性能を比較します。ワコムの13インチにはプロ仕様の液タブないため、通常の13インチ同士の比較です。
商品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 最大読み取り高さ | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | Android対応 | 価格帯(公式) | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas 13 |
366.5 x 217.4mm | 11.8mm | 980g | 8192 | 25ms | 10mm | 120% sRGB | 1670万色 | 1920 x 1080 | 178℃ | ±60° | 8個 | 可 | 約3万円前後 | |
Wacom One 13 |
357×225mm | 14.6mm | 1000g | 4096 | 26ms | 8mm | 72% NTCS | 1677万色 | 1920 x 1080 | 170℃ | ±60° | 0個 | 可 | 約4万円前後 |
性能を数値だけで見ると、それほど変わりはありません。
HUIONのほうが値段的に安く、ファンクションキーがあるため操作性に優れています。
16インチの比較
16インチの液タブはほどよい画面の広さがあり、本格的に絵を描く人におすすめのサイズ。
この16インチの液タブには、通常のものと、プロ仕様のものがあります。まずは通常の液タブの比較から。
商品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 最大読み取り高さ | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | Android対応 | 価格帯(公式) | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas 16 |
423.52 x 253 mm | 12mm | 1.26Kg | 8192 | 25ms | 10mm | 120% sRGB | 1670万色 | 1920 x 1080 | 178℃ | ±60° | 10個 | 可 | 約4万円前後 | |
Cintiq 16 |
422×285mm | 24.5mm | 1.9Kg | 8192 | 25ms | 5mm | 96% sRGB | 1677万色 | 1920 x 1080 | 176℃ | ±60° | 0個 | 不可 | 約7.5円万前後 |
性能を見比べてみても、あまり変わりません。値段も約2倍ほど違いますね。趣味で描くならHUIONの液タブでも全然OK。
続いてプロ仕様、16インチの比較です。
商品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 最大読み取り高さ | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | Android対応 | 価格帯(公式) | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas Pro16 |
402.7 x 257mm | 13mm | 1.27Kg | 8192 | 25ms | 10mm | 120% sRGB | 1670万色 | 3840×2160 (4K) |
178℃ | ±60° | 0個 | 可 | 約10万円前後 | |
Cintiq Pro16 |
410 x 266 mm | 22mm | 1.9Kg | 8192 | 30ms | 5mm | 98% Adobe RGB | 1677万色 | 3840×2160 (4K) |
176℃ | ±60° | 0個 タッチ機能搭載 |
不可 | 約17円万前後 |
液晶画面はHUION、ワコムともに4Kの高解像度です。ワコムの方にはタッチで操作できる機能があるため、高めの値段感。
スマホやタブレットに慣れていると、タッチ機能は非常に便利ですね。
しかしそのぶん値段も高いので、お財布と相談して選ぶのがよさそうです。
22インチの比較
22インチの液タブには、HUION、ワコムともにプロ仕様がないため、通常の液タブで比較します。
商品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 最大読み取り高さ | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | Android対応 | 価格帯(公式) | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas 22 |
546 x 323mm | 26.7mm | 3.9Kg | 8192 | 14ms | 10mm | 120% sRGB | 1670万色 | 1920×1080 | 178℃ | ±60° | 0個 | 可 | 約5万円前後 | |
Cintiq 22 |
570 x 359mm | 24.5mm | 5.6Kg | 8192 | 22ms | 5mm | 96% sRGB | 1677万色 | 1920×1080 | 178℃ | ±60° | 0個 | 不可 | 約12円万前後 |
22インチの液タブも、性能自体はそれほど変わりません。HUIONのほうが応答速度が少し早いくらい。
趣味やとりあえずデジ絵をはじめる人は、HUIONの液タブでも問題ないです。
24インチの比較
24インチの液タブともなると、大画面で作業場所を広くとる必要がでてきます。
しかしそのぶんイラスト全体を見渡したり、細かい箇所まで目が届くメリットもあります。
液タブの比較はHUION、ワコムともにプロ仕様のもので行いました。
商品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 重さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 最大読み取り高さ | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | Android対応 | 価格帯(公式) | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kamvas Pro24 |
589.2 x 364mm | 22.7mm | 6.3Kg | 8192 | 10ms | 10mm | 140% sRGB | 1670万色 | 3840 x 2160 (4K) |
178℃ | ±60° | 0個 | 可 | 約15万円前後 | |
Cintiq Pro24 |
677 x 394mm | 47mm | 7.2Kg | 8192 | 14ms | 5mm | 99% Adobe RGB | 10億7,374万色 | 3840 x 2160 (4K) |
176℃ | ±60° | 0個 タッチ機能搭載 |
不可 | 約31円万前後 |
両社とも液晶画面は4K。そして性能はワコムの液タブのほうが高いです。とくに最大表示色は10億色を超えています。
さらにワコムの液タブにはタッチ機能搭載で、操作性も抜群。プロが使うならHUIONよりもワコムの液タブがおすすめです。
HUIONでおすすめの液タブまとめ
HUIONの液タブには「Kamvas」シリーズがあります。
そしてそのKamvasシリーズの中でも一般用とプロ仕様のものにわかれます。
液タブ初心者や安い液タブを探しているなら、一般用のKmavasがおすすめ。ほとんどの製品はAndroid対応なので、パソコンがなくても使えます。
以上、HUIONでおすすめの液タブでした。
液タブのおすすめ厳選10モデルと初心者からプロまで使える製品とその選び方 ワコムの液タブを目的別におすすめ!初心者からプロまで幅広く解説 液タブ13インチのおすすめ4選!サイズ感や選ぶメリット・デメリットも解説 液タブ16インチのおすすめ5選!サイズ感や値段感もあわせて解説 【コスパ最強】中華液タブでおすすめモデル5選!描きやすさの進化が止まらない HuionのKamvas Pro16 plus4Kを開封レビュー!高解像度で色彩豊かな液タブ