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評価:4.5
今の時代、場所を選ばずどこでも絵が描けるデバイスがたくさん存在しています。
XPPenの液タブもそのうちの1つ。Artist10セカンドは約10インチの大きさで持ち運びしやすい液タブ。そのため、在宅でも外出先でも絵を描きたい人におすすめの液タブです。
XPPenは中華液タブともいわれる海外メーカーでありながら、性能と値段のコスパに優れているのも特長。
とくに独自開発のX3チップは、他メーカーでは体験できない描き心地の良さがあります。
さらにスマホでも使えるので、パソコン不要で使える液タブとしても活躍してくれます。
ということで本記事では、Artist10セカンドを詳しくレビューしていきます。
- X3チップで描き心地抜群
- 持ち運びしやすいサイズ感
- 作業場所を取らない
- 一部のAndroidに対応
- お手頃価格
- 大サイズのイラストには不向き
クリックできる目次
Artist10セカンドの外観と付属品
XPPenのArtist10セカンドは約10インチの持ち運びしやすい液晶ペンタブレットです。
2万円台の液タブで価格はお手頃。はじめて液タブを使う人にもピッタリの製品です。
製品名 | Artist10セカンド |
---|---|
本体サイズ(横×縦) | 299 x 173.3mm |
描画エリア | 224.5 x 126.7mm |
厚さ | 12.9mm |
筆圧レベル | 8192 |
反応速度 | 30ms |
色域カバー | 85% NTSC / 120% sRGB 88% Adobe RGB |
最大解像度 | 1920×1080 |
最大表示色 | 1670万色 |
視野角 | 178° |
傾き検知 | ±60° |
ファンクションキー | 6 |
対応OS | Windows 7以降、MacOS X 10.10以降 ChromeOS 88以降、Linux、Android (USB3.1 DP1.2) |
Android対応 | 〇 |
価格 | 29,300円(定価) |
外観とサイズ感
液タブの大きさは約10インチ。コンパクトで初心者でも扱いやすいのが特長です。
パッケージ箱から液タブ本体を取り出すと、ビニールの包装と保護フィルムでしっかり守られているので、傷は1つもありませんでした。
ではいざ開封。本体のお見えです。
やはり傷は1つもありません。本体サイズは299 x 173.3mm。A4コピー用紙よりほんのわずかに小さかったです。下図は並べた写真。
ショートカットを設定できるファンクションキーは6個。カスタマイズ自由なため、よく使うツールや機能を設定しておくと、作業効率をあげられます。
側面にはパソコンやAndroidと、ケーブルで繋ぐインターフェース。電源や輝度(明るさ)調整ボタンがあります。
背面はシンプル。スタンドは付属していないため、傾けて使う場合は別売りのスタンドが必要です。ただしこれは好みなので、なくても全然OK。
厚さは本体のみで12.9mm。少年コミックの3分の2くらいの厚みです。
持ち運ぶときにもかさばりません。
同梱品
Artist10セカンドの同梱品です。
- X3 Eliteスタイラスペン
- 替え芯10本
- 替え芯抜き
- 3in1 USBケーブル
- 延長コード
- クリーニングクロス
- 2本指グローブ
- クイックガイド
- 保証書
本製品のほかに、PCとペイントソフトがあれば、すぐに使えるようになっています。
※Androidで使う場合はペイントソフトと、別売りのType-Cケーブルが必要。
クイックガイドには接続方法が書かれているので、はじめて液タブを使う人でも安心です。
Artist10セカンドのレビュー
XPPenの液タブ、Artist10セカンドの描き心地などをレビューしていきます。
マルチモニター機能で場面に合わせた使い方
液タブはパソコンと繋げると、パソコンと同じ画面が表示されます。
しかしパソコン側でモニターの設定をすると、画面を拡張できます。つまり2台目、3台目のモニターとしての使用が可能です。
絵を描いているときは、パソコンで資料を見ながら液タブで作業。また絵を描いていないときは、液タブで攻略動画を流しながらパソコンでゲーム。などもできます。
X3チップでリアルな描き心地
Artist10セカンドにはX3チップが搭載されています。
これにより描き心地が飛躍的に上昇、リアルな感触が体験できます。では実際に描いてみます。
かなり描きやすいです。ペンの太さも普段使っているシャーペンと同じくらいなので、持ちにくさもありません。
筆圧によるペンの入り抜きもしっかり反映されます。
しいていえばガラスの厚みが少しあり、最初は視差をわずかに感じました。
ただし、フルラミネート加工(視差を軽減する加工)されているため、しばらく描くと慣れからか視差は気にならなくなりました。
液晶画面にはアンチフレアガラス加工もされているので、光の反射による描きにくさもありません。
反応速度は30ms(0.03秒で描画される)で、素早いタッチにもきちんと対応してくれました。タイムラグはなし。
どんなに早いタッチでも線の強弱がしっかり出ている点は優秀。総じて描きやすさはピカイチ。
デジタルに慣れるのが不安だな、と感じる人も心配いらないくらい快適に描けます。
試し書きイラスト
Artist10セカンドで簡単に試し書きのイラストを描いてみました。
簡単に着色。
液タブを使っていても描きにくさがないので、集中して作業に没頭できます。
- めちゃくちゃ描きやすい
- 視差はわずかにあるけど全く気にならなくなる
- 素早いタッチでもタイムラグなくスムーズに描ける
- 10インチなので作業場所をとらない
Artist10セカンドはこんな人におすすめ
XPPenの液タブArtist10セカンドはこんな人におすすめです。
- 液タブ初心者
- 場所を選ばず絵を描きたい人
- PCではなくスマホでも使いたい人
- ホワイトボード代わりに仕事で使いたい人
10インチとコンパクトで扱いやすいのが特長の本製品。
持ち運びせずに自宅でガッツリ創作したい人は、約16インチともう少しサイズの大きいArtist16 Proがおすすめ。
さらに大画面で窮屈さを感じずに絵を描きた人は、約24インチと大迫力のArtist24がおすすめ。
はじめて液タブ使う人や、持ち運びしたい人には本製品のArtsit10セカンドがおすすめです。
Artist10セカンドについてよくある質問
Artist10セカンドに関するよくある質問をまとめました。
ドライバのインストールは必要?
液タブを動かすにはドライバのインストールが必要です。ドライバは公式サイトからダウンロード、インストールできます。
→公式サイトのドライバダウンロードページはこちら
ただしAndroidとChrome OSでの使用には、公式ストアに記載のあるように不要のようです。
液タブ本体のみでイラスト制作、SNSやWebサイトに投稿は可能?
Artist10セカンドはiPadやタブレットと違い、絵を描くことに特化した液晶ペンタブレットです。
そのためアプリのインストールやネットの使用はできません。つまりSNSやWebサイトへの投稿はできません。
対応しているAndroidの機種は?
Artist10セカンドはHUAWEIやSUMSUNGなど一部のAndroidに対応しています。
詳しくは公式サイトのArtist10セカンドの商品ページで確認できます。
iPhoneに対応はしている?
Artist10セカンドはiPhoneに未対応です。
XPPenの液タブArtist10セカンドレビューまとめ
XPPenから販売された液タブ「Artist10セカンド」のレビューでした。
サイズ感や値段感も初心者の人に最適。デジタルでもなんの違和感もなく、しっかり絵を描くことができます。
液タブ最初の1台目としてもおすすめです。
- X3チップで描き心地抜群
- 持ち運びしやすいサイズ感
- 作業場所を取らない
- 一部のAndroid対応
- お手頃価格
- 大サイズのイラストには不向き
XPPen公式ストア:https://www.storexppen.jp/
XPPen公式サイト:https://www.xp-pen.jp/product/1252.html