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液タブの存在を知ったけど、高価な液タブは手が出しづらいですよね。
まずはお手軽にデジ絵をはじめたい、そんな方におすすめなのが3万円台の液タブです。
液タブの価格はサイズで変わるため、比較的安価でも高性能な製品はたくさんあります。
サイズでいうと大きさは13インチくらい。それ以上大きい液タブは、5~6万円以上します。
液タブの中では少し小さいサイズ感ですが、以下のようなメリットがあります。
- 安価で手に入る
- 扱いやすい
- 作業場所をとらない
- 持ち運びできる
扱いやすく、持ち運び可能なサイズ感なので、デジ絵をはじめるのにピッタリです。
というわけで本記事では、液タブ3万円台のおすすめ製品を紹介していきます。
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液タブ3万円台のおすすめ製品
3万円の液タブといえど、その性能は高価な液タブと引けを取りません。
中華液タブと呼ばれる海外メーカーの製品も、年々高性能になっています。
3万円台で手に入るおすすめの液タブはこちら。
XPPen Artist 13.3Pro
XPPenの液タブ「Artist 13.3Pro」。
XPPenは海外製でありながら、描いた線の安定感は他メーカーを圧倒しています。
視差もなく、線の入り抜きや強弱がしっかりでき、思い通りの線を描けます。
外観は下図。A4用紙ほどの、絵が描ける範囲があります。
ショートカットをカスタマイズできるファンクションキーは8個。
作画の効率化もはかれます。
またスタンド付きなので、長時間描いても首や肩は、比較的楽に作業できます。
メーカー4社ほどの液タブを使ったことがありますが、描き心地に関してはXPPenかWacomがダントツ。
ただしWacomはファンクションキーがないモデルが多いため、機能面でXPPenがおすすめです。
3万円台の液タブで迷ったら、XPPenのArtist 13.3Proで決まり。
製品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | メーカー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Artist 13.3Pro |
390.4 x 249.98mm | 12.9mm | 8192 | 14ms | NTSC 88% | 1670万色 | 1920×1080 | 178° | ±60° | 8個 | XPPen |
Wacom One13
Wacomの液タブ「Wacom One13」。
世界で圧倒的シェアを誇るWacomの液タブ、サイズは13インチです。
Wacomの製品はどれも品質がいいため、作画時も高パフォーマンスを保ってくれます。
実際の描画がこちら。
初心者でもスラスラ線を描けます。
ショートカットのカスタマイズができるファンクションキーがないのが欠点ですが、その代わり一部のAndroidでも使えるのがメリットです。
ただしAndroidで使う場合は、OTG変換プラグが別途必要です。
線の安定性やAndroidで使いたい人はWacom One13がおすすめ。
製品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | メーカー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Wacom One13 |
357×225mm | 14.6mm | 4096 | 26ms | NTCS 72% | 1677万色 | 1920×1080 | 170° | ±60° | – | Wacom |
HUION Kamvas Pro13
HUIONの液タブ「Kamvas Pro13」。
13インチの液タブです。
アンチグレアガラスを搭載しているため、光の反射がおさえられ、集中して作画に取り組めます。
僕は本製品の一回り大きい型、Kamvas Pro16を使ったことがありますが、線の描き味は他者メーカーより少し劣る印象。
個人的にHUIONは4Kの液タブを開発していることもあり、描画よりカラーなどのグラフィックに強いイメージです。
なのでフルカラーのイラスト、美麗なイラストを描きたい人にはおすすめ。
製品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | メーカー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HUION Pro13 |
388×219mm | 11mm | 8192 | 266PPS | sRGB 120% | 1670万色 | 1920×1080 | 178° | ±60° | 4個 | HUION |
3製品の性能比較表
本記事で紹介した、3製品の性能の比較です。
製品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー | メーカー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Artist 13.3Pro |
390.4 x 249.98mm | 12.9mm | 8192 | 14ms | NTSC 88% | 1670万色 | 1920×1080 | 178° | ±60° | 8個 | XPPen |
Wacom One13 |
357×225mm | 14.6mm | 4096 | 26ms | NTCS 72% | 1677万色 | 1920×1080 | 170° | ±60° | – | Wacom |
HUION Pro13 |
388×219mm | 11mm | 8192 | 266PPS | sRGB 120% | 1670万色 | 1920×1080 | 178° | ±60° | 4個 | HUION |
描き味に関する数値はWacomが少し劣っているように見えますが、これはあくまで最高パフォーマンス時の数値。
常にこの数値で描画できるわけではありません。
筆圧レベルや反応速度などは実は数値の高さより、安定して高パフォーマンスが発揮できるかどうかの方が大事です。
その視点でいくと、XPPenとWacomは実際に使って、安定していました。
HUIONはじゃっかん、パフォーマンスがでていないように感じました。
液タブ3万円台のおすすめ製品まとめ
3万円台で手に入るおすすめの液タブでした。
本格的に絵を描くなら16インチ以上の液タブがおすすめですが、趣味ではじめるなら12~13インチの液タブがおすすめです。
12インチの液タブは2万円台で手に入るので、3万円よりお手軽ですね。