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液タブには12インチから最大32インチの製品が販売されています。そんな数あるサイズの中でも、16インチはおすすめの液タブです。
ほどよい液晶画面の大きさで、趣味や本格的に絵をはじめたい人にとって、ちょうどよいサイズ。液タブではおすすめの大きさです。
というわけで本記事では、16インチでおすすめの液タブと、サイズ感や値段感もあわせて紹介していきます。
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液タブ16インチの値段感
基本的に液タブには各メーカー、一般用とプロ仕様の製品が販売されています。もちろんプロ仕様の液タブの方が値段は高くなります。
ここでは主要3大メーカーを例に、それぞれの値段感を表にしてみました。
メーカー | 一般用 | プロ仕様 |
---|---|---|
Wacom (ワコム) | 74,580円 (Cintiq 16) | 184,800円(4K) (Cintiq Pro16) |
XPPen (エックスピーペン) | 49,980円 (Artist 16) | 55,280円 111,000円(4K) (Artist Pro16) |
HUION (フイオン) | 41,999円 (Kamvas 16) | 44,800円 67,999円(2.5K) 94,999円(4K) (Kamvas Pro16) |
値段は各公式ストアを参照。Amazonなどのネットショップではもう少し安く販売されています。
一般用とプロ仕様の違いは、色の表現できる範囲(色域カバー率)が広いことと、解像度が高いことが挙げられます。
解像度が高いとわずかな色の違いや、細かい線もクッキリ見え、よりクオリティの高いイラストが描けます。
とくに16インチの液タブにこだわりがなく、安さを求める場合はもう少し小さいサイズがおすすめです。
液タブ16インチの大きさ
16インチの液タブは、絵を描くのに最適なストロークで線を描けるサイズです。
各メーカー16インチの液タブで比較してみます。
当然ですが各メーカーの大きさに、それほど違いはありません。
また液タブには本体のサイズとは別に、ペンが反応する範囲(作業領域)があります。
作業場所を確保するときは本体サイズを、絵の描きやすさは作業領域の大きさを参考にしましょう。
本体サイズ | 作業領域 |
---|---|
横:410~430mm前後 縦:230~260mm前後 | 横:340~345mm前後 縦:191~195mm前後 |
作業領域は、描画領域やアクティブエリアといったりもします。
実際の作業領域は、下画像の赤線で囲っている範囲です。
ここがペンが反応する範囲。つまりディスプレイとして画面を映せる範囲です。
16インチでおすすめの液タブ
16インチでおすすめの液タブを、目的別に紹介します。紹介する目的は以下の3つ。
安くておすすめの液タブ
安さを重視するなら、「Pro」と書いていない液タブシリーズがおすすめ。
そして主要3大メーカーの中でも、HUIONの液タブは比較的安く手に入ります。それが「Kamvas 16」。
HUION Kamvas16
Kamvas16は「Pro」シリーズではないものの、標準的な性能を搭載しています。
筆圧の感知や、ペンの傾きによる線の強弱もつけられ、描き心地の面でも優秀です。
さらに液晶画面もフルHDの解像度。色の表示範囲を指す色域カバー率も92%(Adobe RGB)と広く、多彩な色使いのイラストにも対応しています。
Androidでも使えるため、絵を描くのが楽しくなるほどコスパに優れた液タブです。
初心者におすすめの液タブ
初心者におすすめする、16インチの液タブは3つあります。
描き心地にこだわりたいなら「Artist16 Pro」
画面の綺麗さにこだわりたいなら「Kamvas Pro16」
品質の安定性で選ぶなら「Cintiq16」
個人的なおすすめは「XPPen Artist16 Pro」。
独自に開発されているX3スマートチップによる描き心地は、他メーカーと比較しても、感動するレベルで最高でした。
XPPen Artist16 Pro
XPPenから販売されている、16インチの液タブ「Artist16 Pro」。
最大の特長はX3スマートチップを搭載していて、描き味、描き心地が他の液タブより段違いで良いこと。
実際に紙に描いてるかのような反応速度、筆圧による線の反映。「描く」ということの精度は、16インチの液タブの中でおそらく1番です。
いろんな液タブをレビューしてきましたが、ここまで描きやすい液タブに出会ったのは初めてでした。
またファンクションキーが8個もあるので、ショートカットのカスタマイズも可能です。
よく使うショートカットを登録しておけば、時短につながり作業効率がアップします。
また本体も9mmと薄いため、扱いやすいのもうれしい点です。
初心者に限らず万人におすすめできる、優れた液タブです。
XPPenのArtist16Proを開封レビュー!X3スマートチップで描きやすさが神レベルHUION Kamvas Pro16
Huionの液タブ「Kamvas Pro16」。Huionは中華液タブと呼ばれる、海外製のメーカーです。
海外製とはいえ、値段と性能のコスパに優れているため、初心者におすすめの液タブ。特記すべきことは、解像度の高さにあります。
現在HUIONには2.5Kと4Kの高解像度の液タブがあり、通常のフルHDと画面の綺麗さを比べると、段違いです。
4Kではとくに発色も良く、線もなめらかなため、目を見張るような美麗イラストを描くのに向いています。
また描き心地も、実際の紙に描くように描画できます。
多彩な色遣いをしたい人や、高解像度にこだわりたい人におすすめです。
Huion Kamvas Pro16 Plus4Kのレビューはこちら
HuionのKamvas Pro16 plus4Kを開封レビュー!高解像度で色彩豊かな液タブワコムでおすすめの液タブ
ワコムはプロ・アマ問わず人気のあるメーカーです。
前に機材トラブルで問い合わせたときも、しっかり対応してもらえたので、購入後のサポートも安心できます。
そんなワコムでおすすめの液タブは「Wacom Cintiq16」。
Wacom Cintiq 16
Wacomの液タブ「Wacom Cintiq 16」。
8192段階で筆圧を感知する性能と、わずか0.4秒で描画される表示速度は描き味抜群です。
時間を忘れて熱中するくらい、めちゃくちゃ描きやすいです。
さらにスタンド付きで、角度をつけての描画も可能。
首や体の姿勢が少し楽になるので、長時間の作業にも適しています。
ワコム全製品の中でも高い人気がある「Wacom Cintiq16」は本当におすすめ。初心者はまずこれから。
WacomCintiq16を開封レビュー!視差も気にならない初心者でも使いやすい高性能な液タブ16インチの液タブを選ばなくていい場合
16インチは標準的なサイズで、絵を描くには最適な大きさです。ですが目的によっては16インチでなくてもいい場合があります。
それがこちら。
持ち運びしたい場合
学校や仕事場、コミュニティの集まりなど、外出先で作業したい場合は、16インチの液タブは向いていません。
持ち運びしやすい液タブは12~13インチが適しています。
12インチは少年コミック約2冊分くらいの大きさ。持ち運びに最適です。
また12~13インチの液タブは、Android対応のものが多く、パソコンも不要。
よって液タブを持ち運びしたい人は、16インチではなく12~13インチの液タブがおすすめです。
持ち運びに最適な液タブのおすすめ5選!スマホ対応もあり安さを求める場合
単純に安さを求めるなら、16インチより安い液タブがあります。
液タブは液晶画面が組み込まれているので、当然サイズが大きくなると値段も高くなります。
なので安さを求めるなら16インチ以下の12~13インチあたりがおすすめです。
液タブ13インチのおすすめ4選!サイズ感や選ぶメリット・デメリットも解説高性能を求める場合
企業から依頼が殺到するイラストレーターや、商業誌で連載している漫画家は、基本的に大きい液タブを使う傾向にあります。
それは24インチや32インチなど、大きい方が高性能だからです。
とくにワコムのプロ仕様の液タブでは、最大表示色が10億色超え。解像度も4K、タッチ機能搭載など他メーカーを圧倒するスペックを誇ります。
さらに早い描画スピードにも対応できたりと、描き心地も向上されます。高性能を求めるならば、24インチ以降のプロ仕様の液タブがおすすめです。
ワコムの液タブを目的別におすすめ!初心者からプロまで幅広く解説広い範囲で絵を描きたい場合
16インチの液タブも小さくはありませんが、肘を起点とした大きなストロークで絵を描きたい。
または拡大・縮小をできるだけせずに等倍で絵を描きたい。そんな人にはさらに大きい液タブが適しています。
大きいサイズのイラストを描くなら、なおさらです。おすすめは22インチ以降。
A4サイズの用紙がすっぽり収まるため、かなり大きいです。そしてなによりこの大きさで絵を描くことにテンションあがります。
大きい画面で絵を描きたい人は22インチ以降の液タブがおすすめ。
16インチのおすすめの液タブまとめ
16インチの液タブについて、その値段感やサイズ感、そしておすすめの製品を紹介しました。
16インチというサイズは、絵を描く標準的な大きさで初心者にもおすすめです。
また液タブの保護フィルムはブルーライトカットや、紙のような描き心地を再現できるので、こちらもおすすめ。
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