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XPPenのArtist 13.3 Proを開封レビュー!コンパクトで描き味抜群の液タブ

xp-penのartist13proレビュー

評価:4

中華液タブと呼ばれる、XPPenから販売されている「Artist 13.3 Pro」という液タブ。

海外メーカーということもあり値段が安く、しかも高い性能をもっている!?

実際の使い心地がどうなのか気になるところだと思います。

らおん
結論からいうとメッチャ描きやすい!

実物がこれですね。

xp-en-artist13proの箱

13.3インチとサイズ感もちょうどよく、扱いやすいおすすめの液タブです。

というわけで本記事ではXPPenの液タブ「Artist 13.3 Pro」について詳しくレビューしていきます。

MEMO
本記事はメーカー様に製品をご提供いただき、作成しています。
この記事の著者
らおん

漫画家

らおん

raon wawaji

プロフィール

SNS(X:@raon_wawaji)やWEBで活動する漫画家。
当サイトでは、長年にわたり身につけた漫画の知識や経験、スキルを基に発信しています。またペンタブや参考書など、漫画・イラストを描く人のために詳細なレビューもしています。プロフィール詳細

Artist 13.3 Proのレビュー

実際に使ってみて、使いづらさや描きにくさを感じることはありませんでした。

線の強弱も反映され、解像度の悪さも感じません。

らおん
しいて言うなら反応速度が遅い気がする…

公式の数値と比べると…って感じなので、実際に描くぶんには全然問題ないレベルです

らおん
スムーズに絵を描けました♪

それでは本格的にレビューしていきます。

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Artist 13.3 Proのスペック

XPPenから販売されている液タブ「Artist 13.3 Pro」。

そのスペックは以下です。

※横にスライドできます
製品名 サイズ(縦×横) 厚さ 重さ 筆圧レベル 傾き検知 読取り高さ 最大表示解像度 最大表示色 Adobe色域カバー率 応答速度 視野角 エクスプレスキー リングホイール

Artist 13.3 Pro
249.9×390.4mm 12.9mm 1140g 8192 ±60° 10mm 1920×1080 1670万色 92% 14ms 178° 8個

外観

xp-en-artist13proの箱
xp-en-artist13proを開封

箱を開けると丁寧に詰められた製品。

液タブ本体には保護フィルム貼られていて、傷がつかないように配慮されています。

xp-en-artist13proの保護フィルム

液タブ本体の外観です。

xp-en-artist13pro本体
らおん
赤のアクセントがカッコいい!

電源スイッチも右側側面でわかりやすいです。

xp-en-artist13proの電源スイッチ

サイズ・重さ

Artist13.3 Proのサイズと重さの表です。

Artist13.3 Pro
サイズ(縦×横) 249.9 x 390.4mm
厚さ 12.9mm
重さ 1140g

本体サイズは13.3インチで約250 x 390mm。

xp-pen-artist13proの本体サイズ

単行本と比較すると3~4冊ちょっとくらいです。

厚さは12.9mmと公式サイトに載っていますが、計るとそれよりも薄い??

artist13proの厚さ

どちらのせよコミック1冊分よりも薄いです。

Artist13 proの本体重量は1140g。

同じ13.3インチのノートパソコンの平均重さが1253gなので、それよりも軽いです。

xp-pen-artist13proの重さ
らおん
持ち運びも軽々♪

液晶ディスプレイ

液タブ本体には絵を描ける作業領域というものがあります。

らおん
液晶ディスプレイの部分だね!

その作業領域は約293 x 165mmで、A4サイズほどの大きさです。

artist13proの作業領域

解像度も1920 x 1080で綺麗にハッキリ映ります。

artist13.3proの液晶ディスプレイ

液晶の明るさも側面のボタンで調節できます。

artist13.3proのディスプレイの明るさ調整

スタンド

artist13proのスタンド

簡易的ですがスタンドもついています。

机に直接おいて長時間絵を描くと、肩こりや首が痛くなることがあります。

らおん
スタンドを使うとそれが軽減されます
スタンドの角度
artist13proスタンドの角度

ケーブルの仕様・接続

artist13proのケーブル

ケーブルは3-ni-1タイプ。ゴチャつかず1本でコンパクトにまとめられています。

artist13proケーブルの仕様

USB-TypeAはフラッシュメモリでよく見る、いわゆるUSB!という形のもの。

もう1つのUSB-TypeCは、差込口が楕円形になっているものです。

それぞれを各所へ接続するだけでOK。

artist13proのusb端子
artist13proの電源プラグ

※電源変換アダプタは付属しています。

artist13proのusb端子2
artist13proのHDMI端子
らおん
めっちゃ簡単♪

Artist 13.3 Proの性能・描き心地

Artist 13 proの性能と、実際に使った描き心地をレビューしていきます。

Artist13.3 proの性能
Artist13.3 Pro
筆圧レベル 8192
傾き検知 ±60°
応答速度 14ms

性能にそって、下記の観点から描き心地をレビュー。

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ペンの仕様

artist13proのペン

まずは絵を描くのに大切なペンの仕様について。

長さも太さも市販のシャーペンとほぼ変わらず、持ちにくい感覚はありませんでした。

artist13proのペンの比較

重さは14gなのでシャーペンより少し軽いですね。

artist13proのペンの重さ
シャーペンの重さ

さらにバッテリーレスなので充電不要。

らおん
描いていて疲れもなく、これはいい感じです♪

筆圧レベル

筆圧レベルとは描いたときの筆圧を、段階的に読み取る機能です。

Artist 13 proの筆圧は8192。つまり8192段階で筆圧を感知します。

らおん
これは現時点で最高レベルです!

筆圧が高いと微弱な線の強弱もつけやすくなります。

実際に描いてみるとこんな感じ。

artist13proの筆圧レベル
らおん
筆圧の強さにあわせて線も強弱されてます

実際に絵を描いてみても、違和感なく思い通りの線が引けました。

視差

視差とは目で見る部分と、実際に描画される部分がズレる現象のこと。

液晶ディスプレイは厚みがあるので、その厚みの分だけ描いた線がズレることがあります。

らおん
ペン先と画面の接地部分に、きちんと線が描画されたら視差はゼロ!

液晶画面のポインタからズレることなく、しっかり描画されています。

artist13proの視差

実際に描いてみても視差はほとんど感じませんでした。

しかし視差は正式な値があるわけではなく、個人の感じ方によります。

つまり個人差があるので、その点だけご留意ください。

らおん
視差は気にしないのが一番!

応答速度

応答速度は液晶画面のドットの色が切替わる速度を表しています。

つまり画面に引いた線が、どのくらいの速さで表示されるのか、ということ。

Artist 13.3 proの応答速度は14ms(ミリ秒)。

らおん
描いたら0.014秒で描画される!

どんなに早く描いても、遅れることなく線を表示してくれます。

しかも傾き検知±60°の性能があるので、60°までならペンを傾けて描いてもOK。

ペンの傾き具合にあわせて線の強弱もつけてくれます。

artist13proの応答速度
らおん
素早いタッチでもしっかり描画されます

Artist 13.3 Proの機能

どんな機能がついてるか、は絵を描くときの作業効率・使いやすさに直結します。

そんなArtist 13.3 Proの機能についてレビューしていきます。

Artist13.3 proの機能
Artist13.3 Pro
エクスプレスキー 8
リングホイール 1個
【ガイド】読みたいところへ飛ぶ

エクスプレスキー

artist13proのエクスプレスキー

Artist 13.3 Proのエクスプレスキーは合計8個。

エクスプレスキーはキーボードのショートカット操作を登録できるボタンです。

らおん
例えば「Ctrl+S(保存)」とか!

リングホイールをはさんで上と下にボタンが並んでいるので、よく使うものとまぁまぁ使うものを固めて登録すると作業効率がはかれます。

キーボード操作を減らせるため、とても便利です。

らおん
ボタン押すだけなのでメッチャ楽です!

リングホイール

artist13proのリングホイール

リングホイールはクルクル回すことで、キャンパスの拡大・縮小が簡単にできる優れものです。

このリングホイールは他メーカーにはついていない、XPPenだけのオリジナル機能です。

らおん
細かな部分もすぐ拡大できるから便利!

Artist 13.3 Proの同梱品

artist13proの同梱品

Artist 13.3 Proの同梱品は以下の内容です。

同梱品
  • バッテリーレス・スタイラスペン
  • ペンホルダー
  • ペンの替え芯×8本
  • ポータブルスタンド
  • 3in1ケーブル
  • USB延長ケーブル
  • 変換プラグ
  • 2本指グローブ
  • クリーニングクロス
  • クイックガイド

XPPenは海外のメーカーですが、クイックガイド(説明書)は日本語も記載されているので安心です。

artist13proの説明書

XPPenとWacomの比較

ペンタブレットといえばWacomワコムが世界的に一番有名です。

多くのシェアと取っているWacom(国内メーカー)と、XPPen(海外メーカー)の液タブを比較していきます。

比較する製品は同じインチ数である、13インチの液タブで行います。

比較する製品
  • Wacom = Wacom One 13
  • XPPen = Artist 13.3 Pro

性能比較表

Wacom One 13とArtist 13.3 Proの性能は以下です。

※横にスクロールできます
製品名 サイズ(縦×横) 厚さ 重さ 筆圧レベル 傾き検知 読取り高さ 最大表示解像度 最大表示色 NTSC色域カバー率 応答速度 視野角 エクスプレスキー リングホイール

Wacom One 13
225×357mm 14.6mm 1000g 4096 ±60° 8mm 1920×1080 1677万色 72% 26ms 170° なし なし

Artist 13.3 Pro
249.9×390.4mm 12.9mm 1140g 8192 ±60° 10mm 1920×1080 1670万色 88% 14ms 178° 8個

性能は筆圧レベル・色域カバー率・応答速度など、Artist 13.3 Proのほうが少し上ですね。

エクスプレスキーなどの機能面は、Wacom One 13にはついていません。

なので操作面で少し不便に思うかもしれません。

らおん
同じインチ数ならArtist 13.3 Proがおすすめ!

ちなみにWacom One 13はPCがなくても、スマホのAndroidがあれば絵を描けます。

PCをお持ちでない方はWacom One 13がおすすめです。

描き味の感想レビュー

Wacomのペンタブは板タブ・液タブ、両方使ってきました。

そして今回、XPPenの液タブを使いました。

その結果・・・

らおん
線の読み取り精度はWacomが上かな…!

Wacomの液タブのほうが若干じゃっかん精度は高い気がします。

数値上はXPPenのほうが上ですが、性能の発揮が最大と最小で幅があるんだと思います。

数値上は最大。しかし実際のパフォーマンスは、それよりも下回ることもあるのかな、と。

らおん
常に数値上のパフォーマンスではなく、ゆらぎがある感じ

描いた線が反映されるスピード。線を視差なく、筆圧を正確に読み取る精度。

これはやはり世界一のシェアを誇るWacomのほうが高いです。

らおん
ただしあくまで感覚

絵に没頭すれば気にならず、はっきり違いがわかるほどではないです。

Artist 13.3 Proはエクスプレスキー・リングホイールがついてるので、操作面に関しては確実にこちらが上

操作面で絵を描くストレスがなく、値段も少し安いのは魅力的ですね。

初めての液タブなら問題なくおすすめできる製品です。

ペイントソフトとの相性

ペイントソフトとの相性も絵を描くには大事です。

主要ソフトで実際に動作するかレビューしていきます。

使うソフトはこちら。

CLIP STUDIO PAINT

クリップスタジオpro&ex

プロ・アマ問わず多くの人が使うイラストソフト「CLIP STUDIO PAINT」。通称クリスタ。

そのクリスタで落書きした絵がこちら。

artist13.3proのクリスタ動作確認

しっかり動きました。

\一番売れてるイラストソフト/

プロも愛用

低価格で高機能

Ver.2.0対応

クリスタの購入方法をみる

クリスタの購入方法のタイトル画像 クリスタ3つの購入方法と手順を図解付きで徹底解説!デバイス別の買い方からインストールの仕方まで

PhotoShop

PhotoShopは画像加工ソフトですが、着色やテキスト関係で使われることが多いです。

そのPhotoShopで描いた落書きがこちら。

artist13.3proのフォトショ動作確認

線画もしっかり動いてくれました。

Artist 13.3 Proレビューまとめ

XPPenの液タブ「Artist 13.3 Pro」のレビューでした。

13インチとA4用紙より一回りほど大きいサイズ感なので、作業場所も確保しやすく絵も描きやすい。

初心者が液タブデビューするには最適な製品だと思います。

ただ直接液晶ディスプレイに絵を描くので、ザラザラ感?ゴリゴリ感?が感じることも。

らおん
それが気になる方は保護フィルムがおすすめ!

ブルーライトカットや、紙のような描き心地になるペーパーライクもあります。

単なる画面保護ではなく、描き心地や目の疲労に関わってくるので、保護フィルムの使用はおすすめです。

XPPen公式ストア:https://www.storexppen.jp/

以下の記事では目的別にあわせたおすすめの液タブを紹介しています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

液タブのおすすめ 液タブのおすすめ厳選10モデルと初心者からプロまで使える製品とその選び方