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キャラの主線を描いたり、迫力ある効果線を描いたりなど、万能なつけペンです。
そんなタチカワのGペンは他のより少し硬めに作れているため、細い線をメインに描きたい人におすすめのGペンです。
本記事ではゼブラのGペンと比較されがちな、タチカワのGペンを詳しくレビューしていきます。
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タチカワのGペンの特長
タチカワは、画材メーカー「立川ピン製作所」が作った画材ブランドの1つ。
立川ピン製作所の画材ブランドは、他に日光があります。
なにが違うの?
柔らかさが違うよ
日光のGペンに比べ、タチカワのGペンは少し硬くつくられています。
つまり、筆圧が普通~強い傾向にある人に向いているペン先です。
タチカワのGペンをレビュー
タチカワのGペンを使った描き心地などを、詳しくレビューしていきます。
描き心地
自然なタッチで絵を描けます。
わずかな筆圧でペン先が開くので、線の強弱もつけやすいです。
ただし全体的に少し硬い感覚。
ペン先の向きが少しでも傾くと、わずかに紙に引っかかる感触があります。
この絶妙なペン先のコントロールは、初心者には難しいかも。
手になじむまでにほんの少し、時間がかかるかもしれない。Gペンを使い慣れてる人なら、なんなく使いこなせます。
描き味のなめらかさでいうと、圧倒的にゼブラのGペンに軍配が上がります。
硬さ
紙面に描くカリカリ音はやや大きめ、感触は少し微妙な硬さを感じるかもしれません。
少々ペンにしなやかさがない感じはするものの、ペン先も開きすぎることありません。
そのため細い線を主体に描く、少女漫画などにも向いています。
消耗
個人差はありますが、漫画原稿35~40ページ前後くらいで1本消費する消耗感。
描き込みの密度が高い人なら、もっと少ないページ数で消耗します。
ペン先はつぶれにくい印象で、筆圧が高い人でもすぐにダメになることはありません。
ただ他のGペンより、描き心地が硬い感覚があるため、長時間描くと手に疲れは感じそうです。
タチカワのGペンはこんな人におすすめ
タチカワのGペンはやや硬くつくられているため、筆圧が高い人でもペン先がつぶれにくいです。
また細い線を描くのにも向いています。
- 筆圧がやや強めの人
- 細い線を主体に描きたい人
- アナログで漫画を描く人
筆圧が高い人や、少女漫画など線が細いジャンルを描く人におすすめです。
タチカワのGペンの使い方
タチカワのGペンを使うには、以下の画材も必要です。
- ペン軸
- インク
- 原稿用紙
Gペンはつけペンなので、ペン軸に挿して使います。ペン軸はどのペン先にも使えるフリーペン軸がおすすめ。
そして漫画を描く場合は専用の「漫画原稿用紙」に描いていきます。
あとはインクをつけるだけでOKです。
Gペン主要3ブランドの比較
Gペンを販売している主なブランド3つの比較です。
ブランド | 描きやすさ | なめらかさ | 硬さ | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
ゼブラ |
◎ | ◎ | 〇 | ペンにしなりがあるため クセがなく初心者にも扱いやすい。万能。 |
なし |
タチカワ |
〇 | 〇 | ◎ | 少し硬いため 細い線を描くのに向いている |
慣れないと 紙に引っかかりやすい |
日光 |
◎ | ◎ | 〇 | 手が早い人より丁寧に描く人のほうが 思い通りの線が描ける |
おろしたては素早く描くと インクの出がわずかに悪い |
3ブランド使ってみて、一番使いやすかったのはゼブラのGペン。
タチカワのGペンは硬めに作られているので、グッと筆圧をかけたい人向け。硬い感触が好きな人向け。
といった少し好みがわかれそうな印象でした。
他のブランドもそれぞれメリットがあるので、比較表を参考に選んでみてください。
タチカワのGペンのレビューまとめ
タチカワのGペンのレビューでした。
ペンが他のブランドより少々硬いため、細い線を描くのに向いています。
少女漫画のように細い線を主体とし、たまに力強い線が欲しい人におすすめです。