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漫画を描くのに必要な画材道具、Gペン。
力強い線や細い線などが描け、初心者にも扱いやすいペン先です。
Gペンのブランドや種類によって、硬さや描き心地が違ってきます。
しかし先に結論をいうと、ゼブラのGペンが一番おすすめです。
ブランド | 描きやすさ | なめらかさ | 硬さ | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
ゼブラ |
◎ | ◎ | 〇 | ペンにしなりがあるため クセがなく初心者にも扱いやすい。万能。 |
なし |
タチカワ |
〇 | 〇 | ◎ | 少し硬いため 細い線を描くのに向いている |
慣れないと 紙に引っかかりやすい |
日光 |
◎ | ◎ | 〇 | 手が早い人より丁寧に描く人のほうが 思い通りの線が描ける |
おろしたては素早く描くと インクの出がわずかに悪い |
ゼブラのGペンは、ペン先にしなりがあるため、どんな筆圧の人にも対応できる万能感でした。
というわけで本記事では、Gペンの選び方とおすすめのGペンを、詳しく紹介していきます。
クリックできる目次
Gペンの選び方
Gペンはブランドと素材を知ると、選びやすくなります。
まず日本のメーカー。これは「立川ピン製作所」と「ゼブラ」があります。
そのうちの1つ、立川ピン製作所は2つのブランドを作っています。
- タチカワ=柔らかめの作り
- 日光=硬めの作り
最も一般的なクロームという素材で、柔らかめと硬めのペン先を販売しています。
そしてゼブラでは素材の違うGペンを3つ作っています。
素材の特色 | |
---|---|
クローム |
しなりがあり、なめらか |
ポロンメッキ |
ペン先が開きにくく 消耗しにくい |
チタン |
長時間描いても細い線が維持できる 消耗しにくい |
以上を踏まえたうえで、Gペンを選ぶ基準は以下の3つです。
一番おすすめの選び方は筆圧です。それでは詳しく解説していきます。
筆圧で選ぶ
ペンで絵を描くのに、線の入り・抜きや線の太さをコントロールする筆圧はとても重要。
このコントロールのしやすさで、使いやすいかどうかが変わります。
筆圧のよる、おすすめのGペンは以下です。
筆圧 | おすすめのGペン |
---|---|
弱い | ゼブラのGペン |
普通 | ゼブラのGペン 日光のGペン |
強い | ゼブラのハードGペン タチカワのGペン |
ゼブラのGペンはどんな筆圧の人でも描きやすい万能ペン。
筆圧が強い人はペン先の消耗も早いので、それを気にするならハードGペンがおすすめです。
描き心地は上記の表であげたGペンなら、それほど大差はありません。
ブランドで選ぶ
漫画大国の日本で漫画を描くのに、海外製のペン先を使う選択肢はありません。
漫画を描くなら絶対に日本製のGペンを選ぶべきです。
日本製のGペンは以下の3ブランドが主要です。
ブランド | 特色 |
---|---|
ゼブラ |
描き心地や筆圧調整など万人が使いやすい |
日光 |
線の強弱がつけやすく描きやすい |
タチカワ |
少し硬めで細い線が描ける |
ゼブラ
ゼブラはプロ漫画家の意見を取り入れ、試行錯誤しながら作った画材ブランド。
そのため描き心地や使いやすさは一級品。
日光とタチカワ
日光とタチカワは立川ピン製作所という会社が作った別ブランド。
その違いは日光はソフトめに。タチカワは硬めにペン先がつくられている。
そのため描きたい線の細さや、自身の筆圧によって選ぶことができる。
消耗具合で選ぶ
Gペンは使い続けると消耗し、交換が必要となります。
その消耗具合での選び方です。つまり消耗しづらいほど長持ち、買い替える頻度が少なくなります。
素材による消耗具合はこちら。
素材 | 耐久性 |
---|---|
クローム |
通常のGペン。 |
ポロンメッキ |
ハードGペン。 通常の2倍の耐久性。 |
チタン |
チタンGペンプロ。 通常の2.75倍の耐久性。 |
クローム
もっとも一般的で主流の素材。
店舗やオンラインで並ぶGペンはほどんどがこれ。おすすめはゼブラ。
ポロンメッキ
ゼブラから販売されている、ハードGペンに使われている素材。
ペン先が開きすぎず、消耗しにくい。クローム素材の2倍の耐久性がある。
チタン
一番消耗しづらく耐久性があるのは、チタン素材が使われている、チタンGペンプロ。
ペン先が開きすぎず、細い線を長く描き続けられる。
クローム素材の2.75倍の耐久性がある。
おすすめのGペン5選
漫画を描くなら、ゼブラのGペンが一番おすすめ。
以下、実際に描き比べした所感を表にしています。
ブランド | 描きやすさ | なめらかさ | 硬さ | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
ゼブラ |
◎ | ◎ | 〇 | ペンにしなりがあるため クセがなく初心者にも扱いやすい。万能。 |
なし |
タチカワ |
〇 | 〇 | ◎ | 少し硬いため 細い線を描くのに向いている |
慣れないと 紙に引っかかりやすい |
日光 |
◎ | ◎ | 〇 | 手が早い人より丁寧に描く人のほうが 思い通りの線が描ける |
おろしたては素早く描くと インクの出がわずかに悪い |
ゼブラと日光は描き心地が似てるものの、ペンをスムーズに動かせる点でゼブラに軍配。
タチカワは硬く作られているため、筆圧が強い人に向いているものの、紙に引っかかりやすいのが気になりました。
とはいえ、それぞれメリットがあるので、詳しく紹介していきます。
ゼブラのGペン
ゼブラ・日光・タチカワと3ブランド使ってみて、一番しなりがあるペン先。
そのためどんな筆圧の人にも対応でき、線のコントロールもしやすいです。
またペン先もスムーズに動かせ、紙に引っかかる感覚もありません。
Gペンを使うのが初めての人も、すぐに強弱のある線や、迫力のある線などを描き分けられる万能感。
思い通りの線が描けます。
漫画描くなら、多くのプロも使っているゼブラのGペンがおすすめです。
日光のGペン
ゼブラのGペンと描き心地が似てる日光のGペン。
ペン先は柔らかめに作られているため、線の入り・抜きなどしやすく、筆圧もコントロールしやすいペン先です。
ペン自体に油がしっかり塗ってあるため、それをぬぐったとしても、描き始めはインクが思うように出ないことがあります。
それを踏まえると、年間そんなに漫画を描かない人なら、長期保存に向いている日光のGペンがおすすめです。
タチカワのGペン
タチカワのGペンは他のブランドに比べ、硬く作られています。
そのため筆圧が強い人でも、ペン先がつぶれにくく細い線が描けます。
ただし他のGペンに比べ、紙に引っかかる感覚があり、慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。
描き心地は悪くないが、初心者には少し扱いづらいかも。
ペン先が開きにくいので、細い線を主体に描きたい人にはおすすめです。
タチカワのGペンをレビュー!少し硬いので細い線を主体に描くのに向いているゼブラのハードGペン
力を入れてもペン先が開きすぎないため、細い線が描けます。
またポロンメッキという素材を使っているため、ペン先が消耗しにくく従来の2倍長持ちするのも特長です。
通常、筆圧が強いとペン先が開ききるのも早く、1本消耗するのも早いです。
ですがこのハードGペンは、そんな筆圧が強い人にも対応しつつ、線の強弱もつけられます。
筆圧が強い人向けのGペンです。
ゼブラのチタンGペンプロ
チタンコーティングしたペン先で、通常の2.75倍も長持ちするGペン。
細く均一の線を長く描けるのが特長です。
線の強弱をつけられるのはもちろん、1000人の漫画家の要望を取り入れ、追及した一品。
ゼブラの公式にも書いてある通り、ワンランク上のプロ仕様。
しかし値段もプロ仕様なので、趣味で描く人や漫画家志望の人は、予算を考える必要があります。
興味本位で使うのはアリ、そうでないなら値段の面で通常のGペンがおすすめ。
漫画を描くおすすめのGペンと選び方まとめ
漫画を描くおすすめのGペンはゼブラ。
どんな筆圧の人でも対応できる描きやすさで、プロも多く使っています。
ただ細い線をメインに描くとき、消耗をおさえたいときなどは、それに対応したGペンを使うのがおすすめです。
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