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デジタル漫画を描きたい!でもどの液タブを選べばいいのか分かりづらいですよね。
そんな方に一番おすすめなのは「Wacom Cintiq16」です。
B4漫画原稿用紙と同じサイズ感で、最高レベルの筆圧感知をもっています。
筆圧の強さを読み取る性能が高いので、漫画に大切な線の表現を、最大限に活かしてくれます。
その他にもおすすめの液タブを紹介するので、あなたにあった製品を選んでくださいね。
クリックできる目次
漫画を描くための選ぶ基準
今ではほとんどの液タブが高い性能を誇っています。
なので性能だけ見ると、正直どれを選んでも正解です。
しかし実際に漫画を描くには性能以外の部分も必要。それが以下の3つです。
上記の3つは言い換えるとこんな感じです。
- 大きさ=作業のしやすさ
- 品質=パフォーマンス
- 価格=手に取りやすさ
液タブの画面は液晶なので、サイズが大きくなるほど価格もあがります。
3つの中からどれを重視したいかで選びましょう。
それでは次から選ぶ基準、3つを解説していきます。
大きさ
どんな漫画を描くかにもよりますが、おすすめは漫画原稿用紙と同じサイズ感の液タブです。
そのほうがキャンパスの拡大・縮小を減らせるので、圧倒的に作業効率がよくなります。
商業用(投稿用)のB4サイズと同じくらいの16インチ以上がおすすめ。
16インチ以上でおすすめの液タブはこちら。
品質
品質は液タブのパフォーマンスの高さ。
液タブには筆圧感知や反応速度などの性能があります。
筆圧レベル | 8192 |
読取り高さ | 10mm |
反応速度 | 14ms(ミリ秒) |
例えば反応速度が14ms(ミリ秒)でも、これは最高値であって、つねにこのパフォーマンスはでません。
少しムラがあります。
しかし品質が高い液タブはこのムラが極力少なく、高いパフォーマンスを発揮してくれます。
品質が高い液タブは、業界シェアNo.1であるワコムが一番です。
ワコムでおすすめの液タブは以下の2つ。
価格
液タブは高価なので、価格も見ておきたいですよね。
今では海外メーカーの液タブが安価で手に入るので、低予算の方にもおすすめです。
性能や品質が気になるかもしれませんが、そこまで問題はありません。
安価で手に入るため、液タブ初心者の方も多く使われています。
ただし海外メーカーのため、ネットでしか購入できませんので注意してください。
低価格でおすすめの液タブは以下の3つです。
漫画を描くおすすめの液タブ5選
デジタル漫画を描くのに最適な液タブを、厳選して5つご紹介します。
紹介する製品は以下です。
Wacom Cintiq 16【おすすめNO.1】
ペンタブレット市場のシェア1位を誇る、ワコムの液タブ「Wacom Cintiq16」。
サイズは16インチを大きく、漫画を描くのに適しています。
絵が描ける液晶画面は、B4サイズの漫画原稿用紙とほぼ同じサイズです。
さらに筆圧を感知する性能もトップクラス。
線の入り抜きや、なめらかな線など、多彩に表現できます。
漫画はイラストと違って、線でいろんな表現をしますよね。
漫画に必要な線のクオリティを、しっかり維持してくれる優秀な液タブです。
品質もいいので描き味も抜群!多くの人が使っている人気の液タブでもあります。
液タブだけでは漫画は描けません。他にペイントソフトが必要。
XPPen Artist 22セカンド
海外メーカー、XPPenの液タブ「Artist 22セカンド」。
22インチと大画面なのに、低価格のコスパに優れた液タブです。
A4用紙2枚並べても、それを上回る大きさです。
さらに描画速度もトップクラスのため、素早いタッチにも対応できます。
Wacom One13
業界シェアNo.1のワコムの液タブ「Wacom One13」。
13インチと程よいサイズ感で、扱いやすいのが特長です。
大きさは少年コミック、約2.5冊分。
Wacom One13の最大の特長は、Androidでも使えることです。
・Huawei, Honor Note 10 **
・Huawei, Honor 30 Pro **
・Huawei, Honor V20 **
・Huawei, Mate 10 Pro ** / ***
・Huawei, Mate 20 Pro **
・Huawei, Mate 30 Pro **
・Huawei Mate Xs **
・Huawei, P20 Pro **
・Huawei, P30 **
・Huawei P40 **
・Samsung, Galaxy Note 20 Ultra *
・Samsung, Galaxy Note20 *
・Samsung, Galaxy Note 10 *
・Samsung, Galaxy Note 10+ *
・Samsung, Galaxy Note 8 *
・Samsung, Galaxy Note 9 *
・Samsung, Galaxy S10+ *
・Samsung Galaxy S20 * / ***
・Samsung, Galaxy S20+ * / ***
・Samsung, Galaxy Tab S6 * / ***
・Samsung, Galaxy Tab S7 */ ***
・Samsung, Galaxy S8 *
・Smartisan, Nut R2
* 一部のアプリケーションでは、全画面表示にするため、アプリのサイズを強制変更が必要です
**最適なペンマッピングを利用するには「Large」を選択してください
*** Adobe Premiere Rushはサポートされていません
詳しくは公式サイトをご覧ください。
・ARKTEK, atk-ctominidp-2-au
・Baseus, CAHUB-AT01
・Huawei, MateDock
・Huawei, MateDock 2
・iTeknic, IK-UC002
・Samsung, DeX Pad/ EE-M5100
・Samsung, DeX Station/ EE-MG950
・Sanwa supply, AD-ALCMHD01
・Ugreen, 70411
詳しくは公式サイトをご覧ください。
スマホだと漫画は描きづらくなりますが、パソコンを持っていない人には最適な1台です。
もちろんパソコンでも使えます。コンパクトなので、初めて液タブを使う人にもおすすめです。
XPPen Artist Pro13
海外メーカー、XPPenの液タブ「Artist Pro13.3」。
大きさは13インチのコンパクトサイズです。
少年コミック2.5冊分なので、持ち運びにも便利です。
さらにペン先と画面に描画される線がずれる現象、『視差』も少なく描き心地も抜群です。
ワコムより安価で手が出しやすいのも特長。液タブ、初めの1台としても最適です。
場所をとらずにサクサク絵を描きたい。扱いづらいのが嫌な人はこちらがおすすめ。
HUION Kamvas Pro16
海外メーカー、HUIONの液タブ「Kamvas Pro16」。
サイズは16インチと大きく、ダイナミックな描画に適しています。
さらに液晶画面に施されたガラスによって、光の反射や視差の軽減もされています。
ワコムの液タブより安価なので、予算があまりない人にもおすすめです。
おすすめした液タブ5製品の性能比較表
おすすめした液タブは5つ。
その5つの製品の性能比較表です。
製品名 | 本体サイズ(横×縦) | 厚さ | 筆圧レベル | 応答速度 | 最大読み取り高さ | 色域カバー率 | 最大表示色 | 最大解像度 | 視野角 | 傾き検知 | ファンクションキー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Wacom Cintiq16 |
422×285mm | 24.5mm | 8192 | 25ms | 5mm | 96%(sRGB) | 1677万色 | 1920×1080 | 176℃ | ±60 | 0 |
Artist22 セカンド |
538×332mm | 25.8mm | 8192 | 8ms | 10mm | Adobe RGB 90% NTSC 86% |
1760万色 | 1920×1080 | 178° | ±60° | 0 |
Wacom One13 |
357×225mm | 14.6mm | 4096 | 26ms | 8mm | 72%(NTCS) | 1677万色 | 1920×1080 | 170℃ | ±60 | 0 |
Artist 13.3 Pro |
390x 249mm | 12.9mm | 8192 | 14ms | 10mm | 88%(NTCS) AdobeRGB92% sRGB123% |
1670万色 | 1920×1080 | 178℃ | ±60 | 8つ |
Kamvas Pro16 |
437.8×251.2mm | 11.5mm | 8192 | 25ms | 10mm | 92%(AdobeRGB) | 1670万色 | 1920×1080 | 178℃ | ±60 | 6つ |
数値上の性能が良くても、つねにそのパフォーマンスが出るわけではありません。
特に海外メーカーだとパフォーマンスにムラがある印象。
その点ワコムはしっかりパフォーマンスを発揮してくれています。
上記を含む、全メーカーから厳選したおすすめの液タブも紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
液タブで漫画を描くおすすめのソフト
実は液タブだけでは漫画を描くことはできません。漫画を描くには別にペイントソフトが必要になります。
そこでおすすめなのが「CLIP STUDIO PAINT」です。
通称クリスタ。そのクリスタには2種類ありますが、漫画を描くなら「EX」は欠かせません。
クリスタEXには無料ペイントソフトにはない、漫画を描くための機能がたくさん使えます。
その機能の一部が以下。
- セリフの一括管理
- ページの複数管理
- 見開きページの作成
特に見開きページを描くなら、クリスタのEXの機能は重宝します。
漫画を描くのは時間がかかりますよね。
クリスタEXなら作業効率をはかりながら、作品を作り上げられます。
漫画を描くおすすめの液タブまとめ
漫画を描くのにおすすめの液タブを紹介しました。
一番のおすすめはやはり安定のワコム、「Wacom Cintiq16」です。
ただし本記事で紹介した液タブの中で値段も一番高いです。
なので予算に限りがある人は、XPPenやHUIONなどの海外メーカーもおすすめです。