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13インチの液タブは、コンパクトなサイズ感で値段も安価。はじめての人にもおすすめの液タブです。
とくにそのコンパクトさゆえ、外出先でも家の中でも持ち運びできるのが魅力。
しかしときに16インチの液タブと比較され、どちらにするか迷う人もいらっしゃいます。
液タブのおすすめの大きさは目的にもよりますが、本記事では13インチの液タブのサイズ感と、16インチとの比較。
そして目的別に、おすすめの製品を紹介していきます。
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液タブ13インチのサイズ感
液タブ13インチはだいたい370~230mm、少年コミック3冊弱ほどです。
上の写真はワコムの「Wacom One13」の大きさ。同じ13インチでも各メーカーともに、だいたいこれくらいの大きさです。
13インチは液タブの中では小さい部類で、使わない時は片づけやすく、初心者でも扱いやすい面があります。
ノートパソコンと比較しても、コンパクトにおさまります。
13インチの液タブは在宅作業でも活躍するのはもちろん、持ち運びできるサイズ感でもあります。
それゆえ外出先でも使えるように、Android対応のものがほとんどです。
本体サイズと作業領域
液タブには本体サイズとは別に、ペンが反応する範囲(描画領域)があります。つまり液晶画面の部分が、これにあたります。
作業領域は描画エリアや、アクティブエリアといったりもします。
各メーカーとも、この作業領域の大きさも、さほど違いはありません。
というわけで、13インチの液タブは場所を大きくとらずにすむため、小さな机でも置くことができ便利です。
13インチと16インチの比較
購入を検討する人に多いのが、「13インチと16インチ、どちらがいいのか」という悩み。
12・13・16・22・24インチの液タブを使ったことがある僕の個人的な見解は、以下です。
- 13インチ=持ち運びもしたい
- 16インチ=決まった場所でガッツリ使いたい
描くイラストのサイズにもよりますが、外出先や家の中でも場所を変えて絵を描きたい。大きいサイズの絵をそれほど描かない、という人は13インチの液タブがおすすめ。
反対にA4以上の大きいサイズの絵を描きたい、デスクトップPCでゴリゴリ作業したい人は16インチがおすすめです。
それでは液タブ13インチと16インチの大きさや値段感を比較してみます。
インチ数 | サイズ感 | 値段感 |
---|---|---|
13インチ | 横:360~390mm前後 縦:220~250mm前後 | 約3万~5万円 |
16インチ | 横:410~430mm前後 縦:230~260mm前後 | 約4万~10万円 |
液タブには一般用とプロ仕様があり、製品名に「Pro」とあるほうが値段が高いです。
Proは高解像度であったり、色の表現範囲(色域カバー率)が広く高性能。
大きさについては下の写真、同じメーカーで比較しました。
13インチの液タブは持ち運びはしやすいですが、大きいイラストを描くには不向き。
拡大・縮小の頻度が多くなるため、作業効率の低下。全体のバランスを確認しにくいなどのデメリットもあります。
そのデメリットを許容できない人は16インチの液タブがおすすめ。ですが気軽に簡単なイラストからはじめたい人は、13インチでも十分です。
13インチでおすすめの液タブ
13インチでおすすめの液タブを、以下の目的別にわけて紹介します。
安くておすすめの液タブ
安さ重視で選ぶなら、3万円前後で手に入る「Kamvas 13」がおすすめ。
Kamvas 13
HUIONの液タブ「kamvas 13」です。
解像度は1920×1080のフルHD。色域カバーはsRGB120%で多彩な色表現も可能。
また画面上のポインタと実際に描画される場所がズレる現象、視差を軽減する仕様と、光の反射を抑制する加工があり、描きやすいです。
さらにAndroidにも対応しており、パソコンがなくても場所を選ばす使えるメリットがあります。
低予算で13インチの液タブを探しているなら、Kamvas13がおすすめです。
初心者におすすめの液タブ
主要3大メーカーの中から、それぞれ初心者におすすめの液タブを紹介します。個人的にはワコムの「Wacom One13」が使いやすくておすすめ。
Wacom One 13
ワコムの液タブ「Wacom One 13」です。
筆圧による線の強弱もつけやすく、確かな描写力があります。
スタンド付きで角度がつけられるため、楽な姿勢で作業することも可能。
また、本製品Wacom One13もAndroid対応。好きな場所へ持ち運んで絵を楽しめます。
さらにペイントソフトとして有名なクリップスタジオのダウンロード特典もついています。(お試しのため利用期限あり)
描きやすい&すぐ使える&持ち運びやすいの3拍子で、初心者におすすめの液タブです。
Kamvas Pro 13 (2.5K)
HUIONの液タブ「Kamvas Pro13 (2.5K)」。
本製品の特長は画面の綺麗さ。フルHDより高解像度の2.5Kで、クッキリとした色味と細かな線もハッキリ映し出します。
また高解像度なだけではなく、光の反射や視差も軽減。集中して絵を描くことができます。
もちろんAndroid対応で、場所を選ばず使えます。
カラフルなイラストを描きたい人や、液晶画面の性能にこだわりたい人におすすめ。
Artist 13.3 Pro
XPPenの液タブ「Artist 13.3 Pro」。
本製品は標準的な性能をもちながら、ショートカットを設定できるファンクションキーが8個もあり、操作性に優れているのが特長です。
保存(Ctrl+S)や取り消し(Ctrl+Z)などのショートカットを自在にカスタマイズすると、キーボード操作の頻度が減り時短。作業効率アップにつながります。
さらにスタンドが付属しているため、液タブ本体を傾斜しての描画も可能。
姿勢が楽になるので、長時間作業にも向いています。
実際の描画はこちら。
線の強弱や反応速度など、問題なく描画できます。
ただしAndroidには対応していないため、パソコン接続は必須です。
XPPenのArtist 13.3 Proを開封レビュー!コンパクトで描き味抜群の液タブ13インチの液タブは漫画を描くのに適しているか
液タブはペンタブと違って、搭載されている液晶画面の大きさに、描きやすさが左右されてしまいます。
漫画を描くなら、もちろん大きい液タブの方が描きやすさはあります。しかしこれはケースバイケース。
商業雑誌やWeb連載などB4サイズ、あるいはそれに準するサイズなら16インチ以上が好ましいです。
反対に4コマ漫画やインスタ用の漫画などは、13インチの液タブでも十分描けます。
- 4コマ漫画
- インスタ用漫画
- 1ページにコマ数が少ない漫画
- 商業雑誌やWeb連載
- 描き込みの多い漫画
- B4サイズやそれに準ずるサイズ
13インチの液タブを選ぶメリット・デメリット
13インチの液タブの購入に迷ってる人に、ここまで記述してきたメリット・デメリットをまとめます。
- 液タブの中で安価
- 持ち運び可能サイズ
- ほとんどがAndroid対応
- 作業場所の確保が楽
- 使わない時は片づけやすい
- 大きいイラストや漫画は描きにくい
液タブ13インチのデメリットは、B4など大サイズのイラスト・漫画の制作が大変な点。
しかしそれ以外は扱いやすく、はじめての液タブとしてもおすすめのサイズです。しかも安価。
液タブはサイズが大きくなるほど高価です。買って失敗したくない人は、まずは13インチからはじめるのもいいですね。
液タブ13インチのおすすめまとめ
液タブ13インチのおすすめ製品と、その大きさなどを紹介しました。
13インチというサイズはコンパクトで値段も安いため、これから液タブをはじめる人におすすめです。
また液タブを購入の際には、一緒に保護シートもあるとベターです。
液晶画面の保護だけでなく、ブルーライトカットで目の疲れ軽減、紙のような描き心地で描き味アップなど、絵を描くのに良い効果を発揮してくれますよ。
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