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iPadを使ってクリスタで絵を描きたい。でも月額プランじゃなくて買い切りのクリスタがいい。
・・・と思っても残念ながら、iPadのクリスタに買い切りはありません。あるのは月額/年額プランのみ。
ですが安心してください。月額といえどかなり格安で使えるため、買い切りよりも月額の方が安くなる場合もあります。
またタブレットPCではiPadのように利便性が高く、値段が安いモデルもあり、買い切りのクリスタを使うならうってつけです。
ということで本記事では、iPadでクリスタの買い切りを使いたいときにとるべき3つの対応策を解説していきます。
クリックできる目次
iPadのクリスタに買い切りはなぜないのか
クリスタはもともとパソコン用ソフトでした。なので今でもパソコンなら買い切りで使えます。
そしてその後、iPad版クリスタがリリースされましたが、時期的には世の中のサービスがサブスクリプション(月額制)へ、移行をはじめた時期でもあります。
Photoshopなどのソフトで有名なAdobeも、早々に買い切りからサブスクへ切り替えています。
今では動画や音楽など、様々な業界で提供するサービスはサブスクモデルになっていますね。
そういった時代背景があり、iPad以降リリースされたスマホや、Chromebookはすべてサブスク(月額制)となっています。
iPadにクリスタの買い切りはない!とるべき3つの対応策
iPadにクリスタの買い切りがないことは、公式サイトのQ&Aでも回答されています。
恐れ入りますが、CLIP STUDIO PAINT EX for iPadにつきましては月額でご利用頂くサービスとなり、一定額のご利用で以後無償でご利用頂くといった特典等のご用意は現状ございません。
いただいたご意見につきましては、今後のサービス展開の参考にさせていただきます。
創作応援サイトCLIP STUDIO
よろしくお願いいたします。
上記の回答ではCLIP STUDIO PAINT「EX」とされていますが、これは「PRO」でも同じです。
クリスタPROとEXの違いは後述しますが、iPadに買い切りのクリスタがないのが実情。ではどうするか、その方法は以下の3つです。
3ヶ月無料で使う
クリップスタジオは初回に限り無料で使える期間があります。
iPadの無料期間は3ヶ月。以前は6ヵ月間無料のプランもありましたが、現在はどのデバイスも3ヶ月に統一されています。
クリスタを使いたいけど、どんな機能があるのか確認したい、実際にさわって使いづらさなどを確かめたい。そういった人におすすめです。
ただし無料期間中は一部の機能が制限されており、データの保存などができません。あくまで無料体験という位置づけであり、創作活動するには有料への切替えが必須となります。
App Storeからクリスタのアプリをダウンロードして、無料体験を申込みすると完了します。
無料期間終了後は自動で月額プランへ切替わるため、使わないなら解約が必要です。解約しても無料期間中は使えるので安心してください。
iPad版クリスタを無料で使う方法は、下記の記事で詳しく書いています。
クリスタを無料で使う手順を解説!機能制限なしで絵が楽しめる月額と買い切りの差額を考慮して使う
iPadにはクリスタの買い切りはなく、月額/年額プランしかありません。とはいっても月額プランでも、かなり格安で使うことができます。
クリスタを使う年数を考えると、ダウンロード版の買い切りより、月額プランの方が安い場合もあります。
iPad版クリスタを短期間だけ使いたい人は、この年数を考慮して月額か買い切りかを検討してもいいでしょう。
各プランと買切りの値段の違いは、以下の表を参照してください。
クリスタの料金表 | ||
---|---|---|
種類 | PRO | EX |
月額プラン | 480円 | 980円 |
年額プラン | 2,800円 | 7,800円 |
ダウンロード版買い切り | 5,000円 | 23,000円 |
クリスタProを使うなら年額プラン2年で、ダウンロード版買い切りとほぼ同じ金額になります。
Pro年額2,800円×2年=5,600円
つまりiPadのクリスタProを使うのが2年以下なら、買い切りではなく年額(月額)の方がお得です。
続いてクリスタEXなら年額プラン3年で、ダウンロード版買い切りとほぼ同じ金額になります。
EX年額7,800円×3年=23,400円
つまりiPadのクリスタEXを使うのが3年以下なら、買い切りではなく年額(月額)の方がお得です。
まとめると、以下の年数なら買い切りとほぼ同じ料金になります。
- クリスタPro=年額プラン2年
- クリスタEX=年額プラン3年
学生の間だけ、仕事で短期間使うだけ、趣味で少しの間だけ…。
このような使い方をする人なら、買い切りにこだわる必要は特にないかな、と思います。
それでも2年以上使い続けようとする人にとっては負担ですけどね…。
さらに詳しいクリスタの値段や比較については、下記の記事で詳しく解説しています。
クリスタ全種類の値段とプランを徹底解説!損せずに決める究極ガイド!買い切りが使えるタブレットPCを使う
iPad版のクリスタには買い切りはなく、月額/年額プランしかありません。しかしタブレットPCなら買い切りのクリスタが使えます。
タブレットPCならiPadのように気軽に持ち運べ、どこでも絵を描くことができるので便利です。
ただしChromebookは月額/年額プランしかないので注意してください。あくまでWindowsのOSが入ったタブレットPCのみです。
ものによってはiPadよりもタブレットPCのほうが安いこともあるため、買い切りのクリスタを使うなら本当におすすめです。
ここでおすすめのタブレットPCをいくつかピックアップして紹介します。紹介するのは以下の3つ。
CHUWI Hi10 X
搭載OSはWindowsのタブレットPCです。
10.1インチとコンパクトサイズ。持ち運びもしやすく絵を描くにも十分な大きさがあります。
筆圧レベル4096のスタイラスペンに対応していて、描き味も良好です。
おおまかなスペックはこちら。
Hi10 Xのスペック | |
---|---|
OS | Windows |
ディスプレイサイズ | 10.1インチ |
CPUブランド | Intel |
CPU速度 | 2.6GHz |
ハードディスク | SSHD |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
解像度 | 1920×1080 |
通信形式 | Bluetooth, Wi-Fi |
インターフェイス | USB2.0 |
ただしキーボードとペンは別売りなので、PC本体との合わせ買いがおすすめです。
Surface Go 2
マイクロソフトの2in1デザインのタブレットPC。
絵を描くだけでなく、Office系のソフトやパソコンでの作業もする人におすすめです。
タッチ機能や顔認証による起動で、利便性が高いのも特長です。Surface Go 2の主なスペックはこちら。
Surface Go 2のスペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
ディスプレイサイズ | 10.5インチ |
CPUブランド | Intel |
CPU速度 | 1.7GHz |
ハードディスク | SSD |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
解像度 | 1920 x 1280 |
通信形式 | Bluetooth, Wi-Fi |
インターフェイス | USB-C |
別売りのキーボードやマウスを揃えると、ノートパソコンとしても活躍します。絵を描くときは別売りのペン必須。
MobileStudio Pro
ペンタブメーカーで有名なWacomの製品「MobileStudio Pro」。絵を描くことに特化したタブレットPCです。
そのためパソコンに繋げば液タブとしても使えます。MobileStudio Proのスペックはこちら。
MobileStudio Proのスペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
ディスプレイサイズ | 13.3インチ |
CPUブランド | Intel |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
解像度 | 2560 x 1440 |
通信形式 | Bluetooth, Wi-Fi |
筆圧レベル | 8192 |
最大表示色 | 1677万色 |
色域カバー率 | Adobe RGB 82% |
応答速度 | 30ms |
絵を描く性能が他のタブレットPCよりも高いため、クオリティ高いイラストを描けます。
液タブとしてもバリバリ活躍できるタブレットなので、絵を本格的に描きたい人におすすめです。
ペンは同梱されているため、別で買う必要がないのもメリット。
クリスタにはPROとEXのグレードがある
iPadのように月額で使えるクリスタと買切りには、PROとEXの2種類のグレードがあります。
クリスタを月額で使うにせよ、買い切りで使うにせよどちらかを選ばなくてはいけません。
クリスタPROとEXの主な違いは、イラストメインで使うか、漫画・アニメをメインで使うか、です。
- クリスタPRO=イラストメイン
- クリスタEX=漫画・アニメメイン
全く別のソフトではなく、PROの上位互換がEXという位置づけ。そのためEXでもPROの機能はすべて使え、イラストを描くこともできます。
EXにしかない主な機能の一部は以下の通りです。
- 複数ページ管理
- セリフ一括管理
- 見開きページの作成
- 24フレーム以上のアニメ制作
イラストを描く機能に加え、漫画・アニメ制作に必要な機能が充実しています。
クリスタPROからEXへのアップグレードも差額でできるため、迷うならまずはPROからはじめてもいいかもしれません。
クリスタPROとEXの違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。
【どっち?】クリスタPROとEXの違いがハッキリわかる!全機能を比較して解説iPadでクリスタの買い切りを使いたいときにとるべき3つの対応策まとめ
iPadにクリスタの買い切りはなく、月額/年額プランのみです。
とはいえ、CLIP STUDIO PAINT PROなら年額で2,800円です。買い切りのダウンロード版だと、5,000円。
なので年額で2年ほど使うと、出費としては買い切りとほぼ同額となります。
しかし、クリスタを2年以上使う予定がある方なら、やはり出費の面でも買い切りは欲しいところですね。
まだiPadを購入されていない人は、買い切りが使えるタブレットPCもおすすめです。
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結局アンドロイドなどのタブレットじゃ買い切りは出来ないんですか?
現時点ではiPhone Androidなどのスマホ、iPadのタブレットに買い切りはありません。
え?3万くらいのワコムのペンタブじゃ、買い切りのクリスタ使えないんですか?
ワコムの液タブ「Wacom One13」をPCで使うなら、買い切りのクリスタ使えますよ。
Androidオンリーで使うなら、今のところ買い切りのクリスタは使えないです。