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手の描き方でおすすめの本7選!初心者・手の構造・ポーズ集など用途にあわせて紹介

手の描き方でおすすめの本

キャラの顔や身体はなんとなく描けても、構造が複雑な手は描くのが難しい部分。

イラストの描き方系の本では数ページほどで説明されていることがほとんどのため、描けるようになるには物足りない情報量です。

ということで本記事では、数々のイラスト本をレビューしてきた筆者が、「手」の描き方に焦点を当てたおすすめの本を紹介してきます。

この記事の著者
らおん

漫画家

らおん

raon wawaji

プロフィール

SNS(X:@raon_wawaji)やWEBで活動する漫画家。
当サイトでは、長年にわたり身につけた漫画の知識や経験、スキルを基に発信しています。またペンタブや参考書など、漫画・イラストを描く人のために詳細なレビューもしています。プロフィール詳細

手の描き方の描き方でおすすめの本7選

手を描くときに参考になるおすすめの本。描き方やポーズ集・カタログなど用途にあわせて厳選しています。

表紙タップで紹介箇所へ
表紙
タイトル ヒロマサのお絵描き講座
<手の描き方編>
加々美高浩が全力で教える
「手」の描き方
すぐ上達!手と足の描き方
キャラクターをもっとリアルに
ぐんと躍動的に描く
手と足を描く
(モルフォデッサン)
手+足の美術解剖学 女子キャラを魅せる!
「手」の演技&演出テクニック
手のしぐさ
イラストポーズ集
特長 手を描く心構えや
基礎知識がしっかり詰まっている。
初心者向き。
手を描くための知識やコツ
演出方法を解説。
10万部突破のベストセラー本。
手のバランスや比率
絵としての仕上げ方など解説。
形態学からアプローチした
手の描き方。
模写できるデッサン集として
人気のシリーズ。
骨や筋肉がわかる豊富な解剖図や
スケッチが多数収録。
手の構造を学びたい人向け。
手で感情を伝えるための
演出と演技効果に特化した本。
カタログ的にも使える。
いろんな手の描き方が
たくさん載ってあるポーズ集。
ページ数 224ページ 144ページ 191ページ 96ページ 128ページ 176ページ 159ページ
出版社 廣済堂出版 SBクリエイティブ 誠文堂新光社 グラフィック社 玄光社 グラフィック社 ホビージャパン
著者 うえだマサヒロ 加々美高浩 アクアスター ミシェル・ローリセラ 加藤 公太 林 晃(Go office) 執筆イラストレーター多数

ヒロマサのお絵描き講座<手の描き方編>

ヒロマサのお絵描き講座<手の描き方編>は、手を描く心構えや基礎知識がしっかり詰まった書籍です。

手の描き方のほかに、顔の描き方編体の描き方編もある人気シリーズ。

対象は完全初心者向き。マンガ形式のため読みやすく、わかりやすいのが特長です。

手の基本的な構造を学べるので、感覚に頼らない描き方が身につきます。

また男女の手の違いや、デフォルメされた手の描き方なども載っています。

初心者向きなので、手が全然描けない人はまずこの本から学ぶのがおすすめ

顔の描き方編のレビューはこちら

加々美高浩が全力で教える「手」の描き方

トップアニメーターの手の描き方がふんだんに盛り込まれた、10万部突破のベストセラー本。

手を描くための知識やコツ、演出方法などが解説されています。少しくらいは手が描ける。そんな方におすすめ。

下図は手を描くときの基本の解説。

手のパーツや、手のひらと指の比率について書かれています。手の大きさのバランスが取れない人は、ここを意識すれば解決できますね。

続いて下図は手の演出について。

手を誇張して描いたり、デフォルメして描いたりして描くのが演出。そんな演出による、より魅力的に見せる方法が書かれています。

本書の内容は「基本の描き方」「演出方法」「ポーズ集」といった構成。これで描き方を知り、演出をつけることで、手の魅せ方まで学べるようになっています。

続編もでている人気シリーズ。本格的に手の描き方を勉強しようかな、といった人におすすめです。

シリーズ続編はこちら

すぐ上達! 手と足の描き方:キャラクターをもっとリアルに、ぐんと躍動的に描く 

社内に独自のクリエイター教育システムを持つ、イラスト供給会社が著者の本。

本書の内容は手足の比率やバランスなど、違和感がない絵を描くことをコンセプトに作られています。

下図は手の基本ポーズの比率や、描くときのポイントについて。

ツメの角度や骨の流れ、関節の位置に注意しながら描くのがコツ。

続いて下図は基本動作の手の描き方。

力が入っているときの描き方などが学べます。

本の構成は「筋と骨格の資料集」「手の描き方(基本・動作)」。手の構造と比率を知ってから、きちんと手を描きたい人向けです。

手と足を描く (モルフォデッサン)

手と足を描くは、模写できるデッサン集として人気のモルフォ人体デッサンのミニシリーズ。

本書の特徴は形態学(モルフォジー)からアプローチした手の描き方。骨や筋肉の付き方が解説され、手がどんな構造なのかも解説されています。

模写できるデッサン集の通り、いろんな手のポーズと少しの解説があります。

骨格や筋肉などの手の構造を理解したあとに、載っているポーズを模写すると自ずと描けるようになる。という構成です。

とにかく絵(模写)を描いて、画力をあげたい人におすすめ。模写する素材としても使えます。

手+足の美術解剖学

手+足の美術解剖学は、手と足 にスポットを当てた美術解剖学の教科書。

骨や筋肉がわかる豊富な解剖図や、スケッチが多数収録されています。

下図の手の解剖図。筋肉や筋が見てとれます。

この筋肉や筋を理解していると手を描くときの形や、力を入れたときの筋の位置もわかり、リアリティある絵が描けます。

また下図では手をパーツごとに色分けして、どんなふうに見えるかのイラストが載っています。

手は複雑な構造なので、こういった手のパーツをわける考え方は非常におすすめ。

リアル志向の絵柄を目指す人や、本格的に手の解剖学を学びたい人に最適の本です。

女子キャラを魅せる! 「手」の演技&演出テクニック

女子キャラを魅せる! 「手」の演技&演出テクニックは、手の演出と演技効果に特化した本。

基本的な手の描き方をおさえた上で、手にどんなポーズをさせると感情が伝わるのかを解説しています。

下図はほおづえ系のポーズ。

ほおづえに笑顔+手をグーにすると、より表情が強調されるのは見ていて面白い効果でした。

続いて下図は顔回りの手のしぐさ。

手の位置やポーズで、絶妙にニュアンスが変わります。

いつも同じ手しか描かない、手の演技のストックを増やしたい人におすすめです。

手のしぐさイラストポーズ集

手のしぐさイラストポーズ集は、いろんな手のポーズが350点も載ってあるイラスト集です。

イラストポーズ集とはいえ、基本的な手の描き方や、描くときのポイントはおさえられています。

下図は日常でよくある仕草のポーズ集。

イラストや漫画を描いていて、このときの手の形ってどんなだっけ?と資料としての活用がおすすめです。

手の描き方でおすすめの本まとめ

手の描き方で参考になる本を紹介しました。

初心者には「ヒロマサのお絵かき講座<手の描き方編>」がおすすめ。

個人的には「加々美高浩が全力で教える「手」の描き方 」と「手と足を描く(モルフォデッサン)」がおすすめです。

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