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Amazonで人気の液タブ9モデルを実機レビューを交えて徹底解説

Amazonでおすすめの液タブ

今やなんでも揃ってるネット通販、Amazon。引きこもりがちなクリエイターにはありがたい存在。

らおん
買い物はいつもAmazonです!

そんなAmazonで人気の液タブを、実機レビューを交えて紹介します。参考はAmazonの売れ筋ランキングにランクインしているおすすめの液タブです。

傾向としてはWacomなどの品質が良い製品と、12インチ前後の比較的安価な製品が人気でした。

ただし注意点として、Amazon売れ筋ランキングは1時間ごとに更新するため、多少の変動があります。

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この記事の著者
らおん

漫画家

らおん

raon wawaji

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Amazonで人気の液タブはこんな傾向

Amazonの売れ筋ランキングに基づくと、人気の液タブは価格の安い12~13インチのモデルが人気。

そしてブランドとして人気のWacomも選ばれています。

ランキングにインしている液タブは主に4メーカー。その4メーカーの特長を表にしました。

メーカー 特長
Wacom
cintiq16
言わずと知れた最大手の国産液タブメーカー。
性能や品質の良さからプロ・アマ問わず多く人が使っている。人気が高い。
XPPen
独自開発が進む海外メーカー。
その1つであるX3スマートチップは、圧倒的な描き心地を誇る。
HUION
XPPenと並んで勢いのある海外メーカー。
描き心地のほかに2.5Kや4Kなど画面の綺麗さも追及している。
GAOMON
海外メーカー。
性能は標準的でありつつ、値段的にはこの中で一番安価。
特大サイズの液タブも安価。

上記の中でもWacomとXPPenがとくに人気ですね。Wacom以外の海外メーカーは、値段が比較的少し安いです。

なのでAmazonで買われる傾向としては、品質・人気のWacomか、安価な海外メーカーか。そのどっちかで選ばれています。

それを踏まえた選び方をすると、下記のようになります。

選び方 おすすめメーカー
品質・ガッツリ創作 サイズは16インチ以上でWacom。
安価 サイズは11~13インチで、海外メーカー。

海外メーカーならXPPenが個人的にもおすすめ。Amazonランキングでも人気が高いです。

それでは各メーカーの人気液タブを紹介していきます。

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Amazonで人気のWacomの液タブ

Wacomの液タブはプロ・アマ問わず人気が高いです。その中でもとくに人気が高い2製品を、下記の表で比較しました。

性能比較表
製品名 インチ数 サイズ(横×縦) 厚さ 重さ 筆圧レベル 応答速度 最大表示色 色域カバー率 最大表示解像度 視野角 傾き検知 ファンクションキー その他機能
cintiq16
Wacom Cintiq 16
16インチ 422×285mm 24.5mm 1.9kg 8192 25ms 1677万色 sRGB 96% 1920×1080
(フルHD)
176° ±60° 0個 スタンド付き

Wacom One 13
13インチ 357×225mm 14.6mm 1.0kg 4096 26ms 1677万色 NTCS 72% 1920×1080
(フルHD)
170° ±60 0個 スタンド付き

Cintiq16は16インチでガッツリ創作できる大きさ。

Wacom One13は13インチで持ち運びもでき、スマホ対応もしている液タブです。

Wacom Cintiq 16

Wacom Cintiq16の本体サイズは16インチと、狭さを気にせずしっかり絵が描ける大きさ。

CIntiq16の作業領域の広さ

使わないときは左右どちらかにペンホルダーを設置、ペンをなくす心配がありません。

CIntiq16のペンホルダー

本体についているスタンドで、角度をつけての描画も可能。真下を向き続けなくていいため、長時間の作業にも優しい設計。

CIntiq16のスタンド使用

描き心地もよく、視差もほとんど感じません。

cintiq16の筆圧

これから本格的に絵を描いていきたい人におすすめの液タブです。

Wacom Cintiq16のレビューはこちら

WacomCIntiq16のレビュー WacomCintiq16を開封レビュー!視差も気にならない初心者でも使いやすい高性能な液タブ

Wacom One13

Wacom One13は13インチと、液タブの中では小さめのサイズ感。

WacomOne13の本体サイズ

ですがコンパクトなため扱いやすく、持ち運びも可能。

厚さは公式では14.6mmと記載されていますが、実際計ると10mmもないくらい薄かったです。

WacomOne13の厚さ

スタンド付きで角度をつけての描画も可能。絵を描く姿勢が楽になります。

wacom-one13のスタンド使用

筆圧レベルは4096と他の液タブに比べやや低いですが、実際に描くとそれほど差を感じません。

WacomOne13の筆圧レベル

しっかり線の強弱もつけられます。

Wacomの液タブではスマホ対応している唯一のモデル。PCで使う人も外出先などでも使いたい人にもおすすめです。

Wacom One13のレビューはこちら

WacomOne13レビュー WacomOne13を開封レビュー!Androidでも使える優れた液タブ

Amazonで人気のXPPenの液タブ

XPPenは安価で性能もよく、Amazonでも人気の液タブです。

とくに独自開発しているX3スマートチップ搭載で、描き心地の優れた製品が人気。

Amazonの売れ筋ランキングにランクインしている液タブを比較しました。

性能比較
製品名 インチ数 サイズ(横×縦) 厚さ 筆圧レベル 応答速度 最大表示色 色域カバー率 最大表示解像度 視野角 傾き検知 ファンクションキー その他機能

Artist13.3 Pro
13インチ 390.4×249.98mm 12.9mm 8192 14ms 1670万色 NTCS 88% 1920×1080
(フルHD)
178° ±60 8個 リングホイール

Artist12 セカンド
12インチ 346.2x209mm 12mm 8192 26ms 1670万色 AdobeRGB 94% 1920×1080
(フルHD)
178° ±60 8個 X3チップ搭載

Artist22 セカンド
22インチ 538×332mm 25.8mm 8192 8ms 1760万色 AdobeRGB 90% 1920×1080
(フルHD)
178° ±60° 0個 スタンド付き

Artist13.3 Pro

Artist13.3 Proは13インチの液タブ。大きさは少年コミック3冊弱くらい。

XPPen-artist13proの本体サイズ

8個のファンクションキーとリングホイールで、キーボード操作が減り作業効率もあげられます。

artist13proのエクスプレスキー

しっかりとした描き心地。なに不自由なく思い通りの線が引けます。

artist13proの筆圧レベル

X3スマートチップ搭載ではないものの、普段の絵を描くときにはなんの問題もありません。

趣味ではじめる人に最適なモデルです。

XPPen Artist 13.3 Proのレビューはこちら

xp-penのartist13proレビュー XPPenのArtist 13.3 Proを開封レビュー!コンパクトで描き味抜群の液タブ

XPPen Artist12 セカンド

Artist12 セカンドは独自開発している、X3スマートチップ搭載のモデル。安定した抜群の描き心地を味わえます。

フルラミネート加工で視差もなく、色表現もしっかりできます。

12インチと小型のノートPC並みの大きさ、加えてAndroid対応なので、外出先など持ち運んで使う人に最適なモデルです。

XPPen Artist22 セカンド

Artist22 セカンドのサイズは大きめの22インチ。作業場所は広めの確保が必要です。

artist22セカンドの大きさ

ただし大きい分、キャンパスの拡大・縮小をする頻度が少なく、思いっきり絵描きを楽しめます。

サイズは大きいですが、厚さはスタンド含め25.8mmと薄め。本体のみだとさらに薄くなります。

応答速度は8msと、全メーカー全液タブの中でも、最速の描画速度を誇っています。

どんなに早く描いても、タイムラグなく一瞬で描画。

大きい画面でガッツリ絵を描きたい人におすすめの液タブです。

Artist22 セカンドのレビューはこちら

xp-pen液タブArtist22セカンドレビュー XPPenのArtist 22セカンドを開封レビュー!描画速度は全液タブの中で最速

Amazonで人気のHUIONの液タブ

HUIONの液タブはAmazonでは、小型で比較的安価で手に入るモデルが人気。その2モデルが下記の液タブです。

性能比較
製品名 インチ数 サイズ(横×縦) 厚さ 筆圧レベル 応答速度 色域カバー率 最大表示解像度 視野角 傾き検知 ファンクションキー その他機能

Kamvas12
12インチ 330.25 x 197mm 11.8mm 8192 220PPS 120%sRGB 1920×1080
(フルHD)
170° ±60 8個 Android対応

Kamvas13
13インチ 360.6 x 210.7mm 10.2mm 8192 266PPS Adob RGB 92% 1920×1080
(フルHD)
±60 8個 Android対応

性能も価格もそれほど大差ないのであとは好み。

Kamvas 12

Kamvas12はサイズが12インチと小型なため、持ち運びもしやすい大きさ。

色域カバーが広いため、色彩豊かな色表現も可能です。

液タブをタブレットみたいに使いたい人、持ち運びたい人におすすめ。

Kamvas13

Kamvas13の描き心地や性能はいたって標準的。しかし描画スピードの反応は266PPSと早い方なので、素早いタッチにも対応できます。

液タブとペンタブ、切り替えて使える2Wayタイプ。

万が一、液タブがあわなくても、ペンタブレットとして使えます。

Amazonで人気のGAOMONの液タブ

GAOMONは他メーカーよりも安価なのが特長。Amazonでもそれが理由で選ばれている印象を受けます。

サイズは小型の11インチと、大型の22インチ。22インチにいたっては5万円以内と格安。通常このくらいのサイズ感なら、7万円以上はします。

ということでAmazonにランクインしている、GAOMONの液タブは以下です。

性能比較
製品名 インチ数 サイズ(横×縦) 厚さ 筆圧レベル 応答速度 最大表示色 色域カバー率 最大表示解像度 視野角 傾き検知 ファンクションキー その他機能

PD1161
11インチ 361.6×200mm 13mm 8192 25ms 1670万色 72%NTSC 1920×1080
(フルHD)
178° ±60° 8個 なし

PD2200
22インチ 522×316mm 91.5mm 8192 266PPS 1670万色 92%NTSC 1920×1080
(フルHD)
178° ±60° 8個 スタンド付き

GAOMON PD1161

GAOMON PD1161は11インチと、小型の中でも小さいサイズ感。タブレットに近い大きさです。

ショートカットが設定できるファンクションキーは8個。使い心地も良好です。

pd1611のファンクションキーの数

線の強弱や入り抜きなど、基本的な描画は問題ありません。

GAOMON-pd1611描き味

液タブの中でもかなり安価。とりあえず液タブデビューしたい人は、本製品からはじめるのもアリです。

GAOMONの液タブPD1161のレビューはこちら

GAOMON液タブPD1611レビュー GAOMONの液タブPD1161レビュー!11.6インチでコンパクト&低価格

GAOMON PD2200

筆圧感知のレベルと描画速度は一級品。線の強弱など自由に絵を描けます。

また色域カバー率が高いため、広範囲な色表現も可能です。

22インチと大きいサイズですが、価格は5万円以内とコスパのよい液タブ。

予算に限りがあるけど、大画面で豪快に絵を描きたい人におすすめです。

Amazonで人気の液タブ9モデルを紹介まとめ

Amazonで人気の液タブを紹介しました。

人気の傾向にあるのは、品質が高くプロも使っているWacomの液タブ。そして価格が安い海外メーカーが人気でした。

今では価格が安い海外メーカーも、ここ数年で性能と品質が上がってきているので、自分の予算や好みにあわせて選ぶのがおすすめです。

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