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キャライラストを描くときに避けて通れないのが、衣服やシワの描き方。
イラストの描き方の本でキャラは描けるようになっても、意外と苦戦する部分です。
本記事では数々のイラスト本をレビューしてきた筆者が、漫画・イラストに役立つ衣服やシワの描き方が参考になる、おすすめの本を紹介していきます。
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衣服のシワの描き方でおすすめの本6選
衣服そのものより、衣服のシワをメインに解説しているおすすめの本の紹介。
人を描くのって楽しいね!衣服編
人を描くのって楽しいね!衣服編は、衣服のシワを攻略するための独自のテクニックが書かれています。
本書は多くの絵描きさんがお世話になったWebサイト「人を描くのって楽しいね」の書籍版。初心者に寄り添った内容なので、シワの描き方が全くわからない人でも大丈夫です。
下図はポチ描きという本書独自の描き方。リングを意識してシワを描く方法です。
シワは布の凹凸なので、リングと捉えると描きやすくなります。
続いて下図は、”らしく描く”ためのシワ攻略のテクニックです。
少ない線でシワっぽく見えるための描き方が解説されています。他にもいくつものシワを攻略するための描き方が満載です。
- シルエット描き
- ポチ描き
- XYZ描き
- 数字の3
- 俺様シワ
- カタカナの「ソ」描き
多くの絵描きさんが学んだ本書の内容。服のシワを描くのが苦手な人におすすめ。
シワがどこに入るのか、どう描くのかがわかるようになる1冊です。
動きとシワがよくわかる!衣服の描き方図鑑
Twitterで5万リツイートされた、衣服の描き方TIPSを書籍したのが「動きとシワがよくわかる!衣服の描き方図鑑」です。
本書の特徴はシワができる仕組みだけではなく、人物が動いたときのシワの描き方も図解されている点です。
下図はTシャツの描き方の解説。
腕を挙げたときのシワの流れなどが確認できます。またシワができるポイントなども解説されています。
続いて下図はパンツにできるシワの図解。
足を動かしたときのシワの流れが解説されています。
その他にも体形が違う男女別にシワが解説されていたり、シャツやパーカーなどのカジュアルファッション。
スーツやスカートなどのビジネスファッションについて書かれています。
角度別にシワが解説されているので、この動きのときシワがどうなるのか分からない。といった疑問が解決できます。
タイトルに図鑑とあるように、動きにあったシワを確認したいときに使うのも便利です。
服のシワを描く
服のシワを描くは、モルフォ人体デッサンのミニシリーズ。人物の動きや服の素材にあわせたシワの描き方が載っています。
本書の特徴は人体構造に基づいて、シワの仕組みが書かれている点です。
下図は人の肉付きによるシワのでき方の図解。
肥満体型では肉が布を引っ張ることでシワができます。こういう理解があるとシワも描けるように。
続いて下図は、腕のひねりによるシワのでき方です。
腕のねじれにあわせてシワの流れができる図解。腕はシワの変化が多様な個所なので、構造を知っておくと絵にも説得力がでます。
人体の動きや体型にあわせた、人体構造に基づくシワのでき方を知りたい人におすすめです。
シワの描き方マスターガイド リアルで美しいシワ表現を描く
シワの描き方マスターガイドは、布地にシワが現れるしくみから、どんなシワの種類があるか、どのように描けばよいかまで、わかりやすく体系的に解説されています。
下図は肩の動きにあわせて出来るシワについて解説されています。
ジグザグシワや平行シワ、放射状シワなど、どんなポーズのときにどんなシワができるのか理解できます。
続いて下図はスカートにできるシワの種類です。
スカートの長さや素材によって、シワのできる種類も変わってくるという内容。
どんなときにどんな種類のシワができるのか、ということが明確に書かれているため、自分の絵にもすぐ取り入れられます。
今までなんとなくシワを描いてきた人におすすめ。
ラフから塗りまで、全工程を徹底解説! 「服のシワ」の描き方教室
ラフから塗りまで、全工程を徹底解説! 「服のシワ」の描き方教室は、人気イラストレーターによるラフから塗りまでのメイキング本です。
メイキングに入る前にシワの仕組みの解説があります。
引っ張りジワや寄せジワなど、基本的なシワのでき方を知れます。
基本のシワのあとは人気イラストレーターによる、ラフから塗りまでのメイキングです。
シワの解説とともに、使う色や着色について解説されています。
デジタルイラストでシワの塗りが分からない人におすすめです。
デジタルツールで描く! 服のシワと影の描き方
デジタルツールで描く!服のシワと影の描き方は、シワ・影の基本から素材の違いや、立体感をイラストに落とし込むテクニックが書かれています。
著者のダテナオト氏は「イラスト解体新書」や、「イラスト<光と色彩>解体新書」などベストセラーとなる本をいくつも出版されています。
そんな本書の特徴は、シワだけではなく影による立体感も解説されている点です。
下図のシワの影のでき方について。
シワは布の凹凸なので、シワのふくらみを意識して影を入れると立体感がでます。
続いて下図はシワをイラストに落とし込む内容。
素材ごとにシワの多さや、シワが入る箇所などが解説されています。
本書の後半ではシワと影を、素体からどう描くのかの実践が書かれていて、デジタルイラストの塗りにも活かせる内容となっています。
シワは線だけだどクドくなるため、漫画ならトーン、イラストなら塗りで影をつけるだけでシワの表現ができます。
シワの表現方法としても知っておきたい1冊です。
衣服の描き方でおすすめの本3選+1シリーズ
本項は衣服のシワではなく、衣服そのものの描き方がメインの本を紹介します。
下記は「超描けるシリーズ」の中の、衣服の描き方に関する本です。
デジタルイラストの「服装」描き方事典
デジタルイラストの「服装」描き方事典は、トップスやアウターなど服装ごとの構造や特徴、描き方を解説しています。
普段着や学生・ビジネスなど、日常で目に触れる機会が多い服装を中心に収録。学園モノや現代モノを描くときに参考になる資料です。
そんな中から下図はワンピースの描き方。
ワンピースの種類や描くときのポイントなどが書かれています。
続いて下図は学生服の描き方です。
服の各部位と描くときのポイントがおさえられています。
アタリから絵に起こしていく手順も書かれているので、実際に描くときも参考になります。
デジタルツールで描く! 魅力を引き出す女の子の服の描き方
デジタルツールで描く!魅力を引き出す女の子の服の描き方は、女性の服のジャンル、種類、構造などの解説から、洋服の作例や描き方の手順をわかりやすく解説されています。
女性特有のファッションスタイルの分布図や、種類について書かれている点はキャラデザするときにも役立ちます。
下図はメルヘンテイストのファッション。
メルヘンファッションのポイントなども書かれています。
続いてキレカジテイストのファッション。
ファッションはキュート系・アクティブ系・クール系などに分かれていて、参考資料としての見やすさもあります。
女の子のファッション資料としても参考になる1冊です。
デジタルイラストの「働く制服」作画事典 キャラクターが映える職業服・ユニフォーム100
デジタルイラストの「働く制服」作画事典は、漫画やイラストで使える職業服・ユニフォーム100種の知識が書かれている事典です。
警察官や看護師などの一般的な職業のほか、自衛隊員や宇宙飛行士など特殊なユニフォームも網羅しています。
下図は警察官ユニフォームの特徴が書かれています。
続いて下図は特殊なユニフォーム、林業従業者です。
職業服・ユニフォームの知識や特徴を事典形式でまとめられているため、細かな部分をサクッと確認したいときにも使えます。
現代ものの漫画やイラストを描く機会が多い人は、資料として手元にもっておくのもおすすめ。
超描けるシリーズ
玄光社から出版されている「超描けるシリーズ」は、キャラ作画やキャラデザ、塗りなど多くのテーマを扱っています。
そんな超描けるシリーズから、衣服をテーマにした本を紹介します。
メルヘンでかわいい女の子の衣装デザインカタログ
キャラの衣装をデザインするときに困ったときに役立つカタログ集です。
便利でかわいいコスチュームのパーツが918点収録してあり、衣装デザインの幅が広がる1冊。
メルヘン系のキャラデザするをときに、資料として活躍してくれます。
メルヘンでかわいい女の子の衣装コーディネートカタログ
1つ前に紹介した「メルヘンでかわいい女の子の衣装デザインカタログ」の続編。
春夏秋冬の季節ごとに、デートなどのおでかけ着から部屋着、普段着、ハロウィンやクリスマスなどの服装コーディネート案100点が収録されています。
コーディネートに迷ったときの資料として活用できます。
メルヘンでかわいい女の子のコスチュームカタログ
コスチュームをデザインするときに困ったときに役立つカタログ集です。
コスチュームは、メイド服・ナース服・制服・アイドル衣装・チャイナ服の5種。そしてコーディネート案は812点が収録されています。
特定のコスチュームをデザインするときに役立つ資料です。
ファンタジー衣装の描き方
ファンタジーをテーマに、オリジナル衣装をデザインして描くときのコツを解説されています。
東洋、西洋、人外、現代、魔法、バトルなど、多様なファンタジーの幻想的でかわいいオリジナル衣装を、約160点収録しています。
ファンタジー要素のある漫画・イラストに活用できます。
衣服とシワの描き方でおすすめの本まとめ
衣服のシワと、服装の描き方で参考になる本を紹介しました。
個人的には「人を描くのって楽しいね!衣服編」と「デジタルツールで描く!服のシワと影の描き方」がおすすめです。
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