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丸ペンは細い線を描くときに使われる漫画の画材道具。キャラの髪の毛や背景などに使われるのが一般的です。
Gペンよりも細い線が描けるのが特長で、Gペンと丸ペンを併用して使う人も多いです。
そんな丸ペンの中でもタチカワのペン先は少し硬く、細い線を描くのにおすすめの丸ペンです。
というわけで本記事では、タチカワの丸ペンを詳しくレビューしてきます。
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タチカワの丸ペンの特長
タチカワは日光と対を成すブランド。両方とも画材メーカー「立川ピン製作所」が作っています。
そうなんだ!違いはなに?
硬さが違うんだよ
タチカワの丸ペンは日光の丸ペンに比べ、少し硬くつくられています。
つまり細く均一の線を描くのに最適なペン先です。
タチカワの丸ペンをレビュー
タチカワの丸ペンを使い、描き心地や使用感を詳しくレビューしていきます。
描き心地
ペン先が他ブランドより硬いのため、慣れていないと動かしづらく感じるかもしれません。
しかし慣れるまでそれほど時間はかからず、自由に線を描けます。
他ブランドの丸ペンと比べて、描き心地は少し硬いかな。という感じ。描きやすさでいうと、やはり柔らかい方が描きやすいですね。
Gペンよりも細い線で強弱をつけたい、というより、細く均一の線を描き続けるのに向いています。
線の強弱ももちろんしっかり描き分けられます。
硬さ
ペン先は硬め。他ブランドと比べると気持ち硬いくらい。
硬めに作られているとはいえ、少し筆圧をかけるだけでペン先は開きます。
ガッチガチに硬いわけではありません。ただ、しなりはない感じです。
消耗
丸ペンは消耗品です。描き続けるとペン先が開いて閉じなくなってきます。そうなると替え時です。
替え時に明確なラインはありませんが、思い通りの線の太さで描けなくなったらそれが替え時です。
作風や漫画を描く枚数にもよりますが、30~50ページの読切り作品を描くなら、1~3本は消費します。
なので購入するなら、10本入りがおすすめです。
タチカワの丸ペンはこんな人におすすめ
タチカワの丸ペンは他ブランドに比べ、ペン先が少し硬く作られています。
そのため筆圧をかけるとペン先が、紙に引っかかりやすく動かしづらい。しかしその反面筆圧を一定にし、細い線を均一に描くことに長けています。
線の強弱をつけて描くよりは、背景など均一に描く場面に使うのがおすすめです。
- 強弱をあまりつけず、細い線を描きたい人
- 背景を描く人
タチカワの丸ペンの使うには
タチカワの丸ペンを使うには、以下の画材も必要です。
- ペン軸
- インク
- 原稿用紙
それぞれ別売りのため、はじめて丸ペンを使う人は一式そろえましょう。
ペン軸は丸ペンに対応しているもの。フリーペン軸ならどのペン先にも合うのでおすすめです。
また、漫画を描く場合は専用の「漫画原稿用紙」も必要となります。
丸ペン主要3ブランドの比較
丸ペンを販売している主なブランドは3つ。それを比較しました。
ブランド | 描きやすさ | なめらかさ | 硬さ | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
ゼブラ |
◎ | ◎ | 〇 | ペン先にしなりがあって描きやすい 線の強弱もつけやすい |
なし |
タチカワ |
〇 | 〇 | ◎ | 少し硬いため 細い線を描くのに向いている |
慣れないと 紙に引っかかりやすい |
日光 |
◎ | ◎ | 〇 | 線の強弱がつけやすく 描きやすい |
なし |
3ブランド使った感想は、慣れたらどれも使い心地に大差はない。という結論に。
タチカワだけが少し硬く作られているので、描き心地がわずかに違う感覚でした。
ですが個人的には大差がないので、どれを選ぶかは好みかなと思います。個人的にはゼブラがやっぱり描きやすい。
タチカワの丸ペンのレビューまとめ
タチカワの丸ペンのレビューでした。
ペン先が他ブランドよりも硬いこともあり、描き心地は柔らかくありません。
ですがペン先が開きづらいため、細く均一な線を描くことに長けているペン先です。