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漫画を描くうえで避けては通れない「ネーム」。
ネームの意味は2つあるよ!
2つもあるの!?
漫画のネームは以下の意味で使われます。
それでは詳しく見ていきましょう。
クリックできる目次
漫画のネームとは?
漫画のネームには2つの意味があります。
漫画の設計図のこと
漫画は原稿用紙にコマを割って描いていくのですが、それの元になるのがネームです。
上の画像のようにおおまかにコマを割って、キャラクターの位置やセリフなどを書いています。
ラフのように簡単な絵やセリフが入り、原稿が完成するときの見え方も確認できます。
趣味で描く漫画以外は、既定のページ数があります。
そのページ数におさまるように、ストーリーや見せたい絵などを当てはめてく作業がネームです。
なんだか大変そう…
プロの漫画家さんでさえ何回もリテイクしてます
ネームの良し悪しによって漫画の面白さが決まるので、手を抜けない重要な工程なんです。
ネームを作る目的としては、
- 担当者に内容を確認してもらう
- 既定のページ数に抑える
- うまく引きをつくる
- 狙った演出をつける
- 見せ方を確認する
などがあります。
ネームができると、いよいよ漫画原稿用紙に絵を入れていきます。
工程はざっくりと下記のような流れです。
- 下描き
- ペン入れ
- 仕上げ
仕上げはトーンで処理するか、着色するか、のどちらか。
このような工程を経て漫画は完成していきます。
セリフのこと
キャラクターのセリフやナレーションなどを指す場合もあります。
そうなんだ!
でも10年以上漫画を描いてきたけど、セリフのことを指す場面はほとんどなかったよ
こちらはあまり一般的ではないので、セリフのことを指す場合もあるんだな、ていどで知っておくといいです。
ほとんどの場合は先述した「漫画の設計図」のことを指します。
漫画のネームの書き方
漫画のネームを書くには、
- ストーリー
- キャラクター
- ページ数
があるていど決まっていないと書き出せません。
ストーリー
ストーリーは主人公がどういった目的をもち、どんな過程を経てその目的を達成するのか、を描きます。
おおまかな流れでもいいので作っておくと、ネーム作りの助けになります。
【結論】面白いストーリーを書きたければ1つのことを意識せよキャラクター
その作品でどんなキャラクターが登場するのかを決めます。
キャラクターには
- 主人公
- ヒロイン
- サブキャラ
- 敵役(ライバル)
- モブキャラ
などがいますが、ストーリーの流れ上、必要なキャラクターだけに絞って作ります。
オリキャラの作り方は設定が大事!魅力的に作るコツを解説ページ数
雑誌の漫画賞に応募するなら、既定のページ数が決められています。
また趣味やSNSへ投稿するときにも、ページ数を決めるとボリューム感がつかめ、ネーム制作の助けとなります。
上記の、
- ストーリー
- キャラクター
- ページ数
が決まったら、1ページずつコマを割ってネームを書いていきます。
ページ数を決めていると、だいたい何ページまでで、このくらいのストーリー展開をさせなきゃいけない。
などの指針ができるので、それに合わせてコマを割って、ネームを制作していきます。
漫画のネームが面白くなる書き方のコツとは?たった3つを意識するだけ!漫画のネームとは?まとめ
漫画のネームは2つの意味をもっています。
一般的によく使われるのが「設計図」としてのネームです。
編集の方に
と言われたら、間違いなく「設計図」のほうです。
コマを割ったラフのようなものを作ってもっていきましょう。
本格的に漫画描いてみようかな
それなら以下の記事が参考になるよ!
漫画の描き方やテクニックを解説しています。
【漫画の描き方】制作手順と初心者でも身につくテクニックを伝授 漫画のネームが面白くなる書き方のコツとは?たった3つを意識するだけ! 【結論】面白いストーリーを書きたければ1つのことを意識せよ オリキャラの作り方は設定が大事!魅力的に作るコツを解説