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オリキャラ…一度はつくってみたいオリジナルキャラクター。
そしてつくったオリキャラで漫画とか描きたい。
そう!はやく教えて!!
なら漫画歴10年以上のわたしが教えよう!
オリキャラはストーリーを動かすための設定と、魅力を出すための設定を作ると効果的です。
ストーリーを動かすための設定は「目的」。
魅力を出すための設定は「外見・内面」。
それでは詳しく解説していきます。
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オリキャラのストーリーを動かす設定の作り方
ストーリーを動かす、というとイメージがつきにくいかもしれません。
なので目的を設定すると、それに向かってストーリーを動かすことができます。
例えば、
- 悪いやつをやっつける
- 好きな人と結ばれる
- 世界的ミュージシャンになる
など、簡単なものでもOKです。
これは主人公ではなくサブキャラクターを作るときも同じ。
サブキャラにもその世界での目的をもたせます。
漫画「ワンピース」の主要キャラも目的あったね!
そう!こんな感じだね!
- 世界一の剣豪になる
- オールブルーを見つける
- 世界中の海図を書く
とくに初期の段階ではそれぞれが、それぞれの目的をもつのは大切です。
また他にも目的の持たせかたのコツが3つあるので紹介します。
1.なにかを欠如させる
キャラクターの『なにか』を欠如させ、それを手に入れることを目的とします。
欠如した体を取りもどすことが主人公の目的となっています。
昔の名作「母をたずねて三千里」も親が欠如しているので、このパターンですね。
そしてこの欠如は、大切な人やアイテムなど形があるものでなくてもOKです。
- 笑顔をなくした
- 仲間を大切にしない
- 人の心をもたない
など、感情の欠如や意識・価値観の欠如もこれに当てはまります。
こういった、なにかしらの欠如はキャラクターの目的を作りやすくなります。
2.バレてはいけない秘密をつくる
キャラクターにバレてはいけない秘密を作り、それを隠し通すことを目的とします。
アニメ「おジャ魔女どれみ」を例にとってみます。
おジャ魔女どれみは、ふつうの小学生が人間界に紛れ込んだ魔女と出会い、自身も魔女になります。
しかし自分が魔女であることは友達や親、そのほかの人間にはバレてはいけません。
また、バレると魔女ガエルになる!というペナルティーもあるので、バレるかどうかの場面では、読者をハラハラさせることもできます。
そしてもう一例。
漫画「デトロイトメタルシティ」の主人公もデスメタルをしていることを隠しているので、このパターンとなります。
この「バレてはいけない」を軸にストーリーを転がすと、
- バレたらどうなるんだろう?
- このピンチをどうやって切り抜けるんだろう?
と読者の関心を惹き、面白くなっていきます。
3.過剰な能力をもたせる
過剰な能力とは、他をよせつけない圧倒的な力です。
そしてその過剰な能力を活かすことを、キャラクターの目的とします。
例えば、
- 命中率100%の狙撃手
- どんな事件も解決する探偵
- 超スピードを誇るランニングマン
などが当てはまります。
漫画「るろうに剣心」の剣心は、過剰に身につけた剣術の強さで、弱い人々を守ろうとしていますね。
スポーツ漫画などでは、
- 足が速い
- ボールのコントロールが完璧
- 戦略を立てられる頭脳
など、なにか1つの能力を過剰にすることで、その競技には欠かせない存在となり、大会優勝などの目的をもつことができます。
オリキャラの魅力を出す設定の作り方
オリキャラの魅力は外見と内面でつくっていきます。
特徴的な外見をつける
キャラクターに外見的な特徴をつけることで、他キャラとの差別化をはかれます。
漫画を例にだすと、
- 麦わら帽子
- 左頬に十字傷
- 胸に北斗七星の傷
これらを聞いただけで、どんな作品のどのキャラクターかが分かりますよね。
正解は、
- ワンピースのルフィ
- るろうに剣心の緋村剣心
- 北斗の拳のケンシロウ
です。
こういった外見の特徴をつけることで、その特徴がキャラクターの名刺代わりとなり、存在感を高めてくれます。
こんなセリフかっこいいですよね。特徴が一人歩きして、キャラクターの存在感が高まっています。
こうしたキャラクターの特徴は、その特徴ができたエピソードも描くと、より一層際立ちます。
- 麦わら帽子を受け取ったエピソード
- 頬に十字傷をつけられたエピソード
- 胸に北斗七星の傷をつけられたエピソード
各作品には特徴と一緒にエピソードも描かれていますね。
特徴はエピソードと一緒に描くことで、読者もキャラクターの特徴を強く認識し、他にはないオリジナルキャラクターとして受け入れてくれるようになります。
弱点をつける
オリキャラの内面は、弱点をつくることで魅力的になります。
またその弱点によって、それを活かしたストーリー展開もつくりやすく。読者に親近感をもってもらう効果もあります。
例をだすと、
海に落ちるとピンチになる。こうした弱点を利用して、ハラハラドキドキするストーリーを展開も可能になります。
また「ドラえもん」のドラえもんは、猫型ロボットなのにネズミが苦手。
これも便利な道具をもっている完璧な存在に、ネズミが苦手だという人間らしい弱点をつけることによって、読者の親近感を強めています。
他にも、
- お金に目がない
- 女に目がない
- 甘いものに目がない
こうした弱点も特徴となり、オリジナリティ溢れるキャラクターとなっていきます。
オリキャラの作り方は設定が大事!まとめ
外見や内面の特徴を設定することは、オリキャラを作るうえで大切です。
その特徴をエピソードと一緒に描くことで、読者もキャラクターを強く認識し、他にはないオリジナルキャラクターとして受け入れてくれるようになります。
また漫画や小説などでオリキャラを活躍させたいなら、目的を設定するもの大切です。
その目的に向かって必死で行動キャラクターを読者は応援してくれます。
オリキャラを作るときは、
- ストーリーを動かすための設定
- 魅力を出すための設定
この2点に注力してみてください。
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