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漫画でも脚本でも小説でも、ストーリーが作れないと作品は完成しませんよね。
なかなかにして難しいストーリー制作ですが、作り方さえ知ってしまえば困ることはありません。
本記事で紹介する本は、大ヒット映画や漫画などでも活用されている、普遍的なストーリーを作るための技術が載っています。
しかも才能を必要とせず、誰でも作れるようにテンプレート化されています。
このストーリーの型を使えば、作り方で困ることはなく、面白い作品をできあがります。
紹介する本は根本は同じものの、それぞれ違ったストーリーの型が解説されています。
それではストーリー作りにおすすめの本を紹介していきます。
クリックできる目次
漫画・小説に使えるストーリー作りにおすすめの本6選
まだストーリーを作るのに慣れていない、または作ったことがない人から、もっと面白いストーリーを作ってみたい!という中級者まで参考になる本をまとめました。
物語のつくり方入門7つのレッスン
初心者でもわかりやすいように、難しい用語など使わずにひたすら理解しやすいように書かれている本です。
物語の基本的な流れや構成を、パートごとにわけてその役割を解説。
ストーリーを作るためにテンプレート化されているので、誰でも簡単に作れるようになります。
またストーリーにはキャラクターも必要ですよね。
そのキャラクターの作り方や、ストーリーにどう活かすのか?についても詳しく解説されています。
ストーリー作りの入門編としても最適な1冊です。
マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド ストーリー構成編
漫画のストーリー作りについて解説している本です。
ですが漫画に限らず、脚本や小説など全ての物語創作に使えます。
例えば本書で語られる以下の3つはとても参考になります。
- ストーリーとキャラクターを使って何を描くか
- 物語の核となるものは何か
- 核の見つけ方
初心者が陥る事象だけを並べる展開、そこから一歩抜け出せる大切な技術を知ることができます。
まずはストーリーの構成ってどうすればいいの?という人におすすめです。
SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術
アメリカのAmazon、脚本部門で一番売れているストーリー理論の本です。
作品とはなにか。ストーリーとはなにか。を具体的に、確かな理論にもとづいて解説されています。
そして何よりすごいのはその具体的な手法です。
本書で語られるストーリーの型は「三幕構成」といわれるもの。
三幕構成は以下のように、段階的にストーリーを展開する手法です。
- セットアップ(設定)
- ミッドポイント(展開)
- フィナーレ(結末)
ストーリーを面白くするには、どの段階でどんな内容を描けばいいのか。それを教えてくれます。
またストーリーをさらに面白くするための、黄金のルールについても解説。
これは作品の設定に関する内容で、物語を面白くするには必要な要素です。
まさにストーリー作りのバイブル的な1冊。
この1冊を完全にマスターすれば、脚本や漫画などの賞を取れる、そんな内容です。
【レビュー】SAVE THE CATの法則!本当に売れる脚本術はストーリー制作の基礎を固めるバイブル物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術
ハリウッド映画でも用いられる神話理論を応用した創作術「英雄の旅路」の解説本。
ヒーローズ・ジャーニーも三幕構成と同じく、ストーリーの構成はあらたか決まっています。
- 日常世界
- 冒険への誘い
- 冒険の拒否
- 賢者との出会い
- 戸口の通過
- 試練・仲間・敵
- 最も危険な場所への接近
- 最大の試練
- 報酬
- 帰路
- 復活
- 宝を持っての帰還
上記の流れにそるだけで、ストーリーの構成はOK。
あとは各ステージでなにを描くかを考えれば、ストーリーは簡単に作れます。
またキャラクターの役割についても書かれており、ストーリーと組み合わせることで、より完璧な物語を作り上げることができます。
キャラクターの役割は以下。
- 主人公(ヒーロー)
- 影(シャドウ)
- 賢者
- 使者
- 戸口の番人
- 変身する者
- トリックスター
- 仲間
ストーリーを次のステージへ展開させるために、上記のキャラクターを使い分けます。
ストーリーの各ステージとキャラの役割を組み合わせることで、幅広い物語を作れるようになります。
有名なストーリー構成、「起承転結」や「三幕構成」以外の創作理論を知りたい方におすすめです。
【神話理論】物語の法則レビュー!強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術は神「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方
本書『「感情」から書く脚本術』は今までの創作本と違い、「感情」という視点からストーリーを構築する内容です。
作品へ感情移入させ、最後までのめり込ませる技術、それが語られています。
読者に感情移入させるには、キャラクターを通して感情体験させる必要があります。
その感情体験とは以下の3つです。
- 見たい
- わかる
- 共感
上記をキャラクターを通して読者に訴えかけます。
訴えかけるにはキャラクター自身の感情を描くことが必須。
その感情を引き出す具体的な方法も解説されています。
- 内面や他キャラの対比・対立
- 他のキャラによる影響
- 不当な待遇・扱い
- 経済的・運命的環境・状況
あくまでストーリーで描くのは「感情」であって、「出来事」ではない点です。
読者の感情を揺り動かすのは、強烈なキャラクターの何かしらの感情。
エモさやキャラクターの感情を描くのが苦手な人におすすめの本です。
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
映画の脚本に特化したストーリー理論書です。
映画が主体ですが、もちろん漫画や小説でもすべての創作に活用できます。
本書は「SAVE THE CATの法則」と同じ『三幕構成』の作り方を解説しています。
「SAVE THE CATの法則」と違う所は以下の2点。
- 登場人物の掘り下げ
- 葛藤の作り方
ストーリーを作るうえで登場人物にも重きをおいています。
登場人物の作り方は3つの章を使って解説。それが以下です。
- 3章:登場人物を創造する
- 4章:登場人物を構築する
- 5章:ストーリーと人物設定
上記を学ぶと、より魅力的な主人公を作り上げることができます。
そして葛藤についても、本書内で「良いドラマの根本が葛藤である」といわれるように、三幕構成の型を解説しつつ、葛藤の部分にも掘り下げられています。
キャラクターにも掘り下げて学びたい人におすすめの本です。
【レビュー】映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術のレビューをみる
【レビュー】シド・フィールドの脚本術!映画を書くためにあなたがしなくてはならないことは三幕構成の原点ストーリーの作り方がよくわかるおすすめの本6選まとめ
ストーリー作りにおすすめの本を7冊紹介しました。
いづれも有名な本で、内容は確かなものがあります。
各書籍で解説されているストーリー創作術は、それぞれが独立しているものではなく、混ぜ合わせてハイブリッドにすることも可能です。
ぜひあなたが作りやすいストーリーの型を見つけてくださいね。
【レビュー】物語のつくり方入門7つのレッスンは初心者に最適!発想から構築まで面白いほどよく分かる本 【レビュー】SAVE THE CATの法則!本当に売れる脚本術はストーリー制作の基礎を固めるバイブル 【神話理論】物語の法則レビュー!強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術は神 【レビュー】シド・フィールドの脚本術!映画を書くためにあなたがしなくてはならないことは三幕構成の原点