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漫画を描く必要な画材といえば、Gペン。
ペン軸に挿し、インクをつけて絵を描く、もっとも一般的なつけペンです。
そんな漫画の必需品ともいえるGペンについて、種類や特徴から使い方まで詳しく解説していきます。
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Gペンとは
Gペンは漫画を描くときに使われる、もっとも一般的なつけペンです。
使うときはペン軸に挿し込み、インクをつけて描きます。
描き続けるとペン先が開き、思うような線が引けなくなるため、そうなると新品と替え時。
使い続けると交換が必要な消耗品です。
Gペンの特徴
弾力があり、しなりが効くため、太く強弱のある線が描けます。
主にキャラの主線を描くときに使われ、もっとも多くの漫画家さんが使うペン先です。
Gペンの特徴 | |
---|---|
迫力のある線 | ◎ |
繊細な線 | 〇 |
扱いやすさ | ◎ |
初心者にも扱いやすいのも特徴。漫画描くなら必須ともいえます。
Gペンの種類
Gペンで主流の素材はクロームです。
主な画材ブランド3つは、クロームのGペンを販売しています。
- ゼブラ
- 日光
- タチカワ
上記3つの中でゼブラだけが、違う素材のGペンを作っています。それがこちら。
- クローム=Gペン
- ポロンメッキ=ハードGペン
- チタン=チタンGペンプロ
上記3つの違いは耐久性。
クローム<ポロンメッキ<チタンの順で耐久性が高いです。つまり長持ち。
商品名 | 特長 | 素材 | 対象者 |
---|---|---|---|
Gペン |
・主流のGペン ・弾力があり柔らかいため、強弱のある線が描ける |
クローム | 初心者からプロまで |
ハードGペン |
・Gペンの2倍の耐久性 ・強い筆圧でもペン先が開きすぎず、細い線が描ける。 |
ポロンメッキ | 筆圧が強すぎる人 |
チタンGペンプロ |
・Gペンの2.75倍の耐久性 ・ペン先が消耗しにくい ・細く均一な線を長く描ける |
チタン | プロ |
チタンGペンプロはその名の通り、プロ仕様のGペン。プロのように毎日長く描き続ける人に向いています。
ハードGペンは筆圧が強い人向けに開発されたGペン。ペン先が開きすぎないのが特長。
初心者はもっともオーソドックスなクローム素材でつくられた、通常のGペンがおすすめです。
ちなみにペン先には柔らかい描き心地のニュームもありますが、これはサジペンが主流。Gペンではほとんど見られません。
Gペンの値段
Gペンの値段、1本は安く手に入ります。
種類 | 値段 |
---|---|
Gペン(クローム) | 88円(税込)/1本 |
ハードGペン | 165円(税込)/1本 |
チタンGペンプロ | 275円(税込)/1本 |
ブランドや販売店によって多少の前後はありますが、だいたいこのくらいの値段感です。
販売は3本・10本・100本などのまとめ売りが主流。
おすすめのGペン
Gペンは、筆圧の強さで選ぶのが最適です。
Gペンを販売している主要ブランドは3つあり、それぞれ柔らかさが違います。
ブランド | 柔らかさ | 対象者 |
---|---|---|
ゼブラ | 〇 | 筆圧中~強い人 |
タチカワ | 〇 | 筆圧中~強い人 |
日光 | ◎ | 筆圧弱い~中の人 |
タチカワとゼブラはほぼ同じ硬さ、日光はやや柔らかく作られています。
なので筆圧が弱い人は日光のGペンがおすすめ。
筆圧が普通~強い人はゼブラ、タチカワがおすすめです。
ゼブラは漫画家さんの意見を取り入れて、独自のGペンを作っています。
Gペンの種類でも触れた筆圧が強い人向けや、プロ仕様のGペンです。
商品名 | 特長 | 素材 | 対象者 |
---|---|---|---|
Gペン |
・主流のGペン ・弾力があり柔らかいため、強弱のある線が描ける |
クローム | 初心者からプロまで |
ハードGペン |
・Gペンの2倍の耐久性 ・強い筆圧でもペン先が開きすぎず、細い線が描ける。 |
ポロンメッキ | 筆圧が強すぎる人 |
チタンGペンプロ |
・Gペンの2.75倍の耐久性 ・ペン先が消耗しにくい ・細く均一な線を長く描ける |
チタン | プロ |
こだわりがあり、かつ描きやすいゼブラのGペンがおすすめです。
Gペンを使うための画材
Gペンを使うための画材を紹介します。
ペン軸
Gペンはペン先なので、軸となるものに挿して使います。
それがペン軸。
ペン軸にもさまざまなタイプがありますが、気をつける点は1つ。
Gペンに対応しているかどうかです。
Gペンではなく丸ペンのみに対応しているペン軸もあるので、選ぶならどのペン先にも対応できるフリーサイズのものがおすすめ。
インク
Gペンで絵を描くときに使うインクは、基本的に漫画用であればどれでもOK。
プロがよく使うのはパイロット社の製図用インク、または証券用インクです。
製図用と証券用、どちらもほどんど差はありませんが、気持ち少し渇きが早いのが証券用インク。
描くのが早い人は証券用インクがおすすめです。
Gペンの使い方
新品のGペンにはサビ止めの油が塗ってあります。
そのためインクをつけても弾いてしまいます。
Gペンを使うときは最初にインクをつけてティッシュでふき取る。これを2~3回繰り返して油を取りのぞきます。
油を取りのぞけたら描く準備OKです。つけペン特有の描き方を知りましょう。
Gペンはシャーペンなどと違って、一方向しか線が引けません。
描くときの角度と動かし方はこうです。
上図で逆の方向に線を引こうとすると、ペン先が紙に引っかかって描けません。
また筆圧をかけすぎると横にも動かせないので、絶妙な筆圧コントロールが必要です。
Gペンはペン先の開きによって、線を細くしたり太くしたりできます。
なのでこのペン先の開きを意識しながら、筆圧を調整するとスムーズに描けます。
描き慣れてくると、線の太さも自由自在です。
上図はおろしたてのGペンで描いたもの。
もう少しなじんでくると、線幅のコントロールもしやすく、さらに太い線なども描けるようになります。
はじめて漫画を描く!Gペンの使い方を完全解説Gペンについての全解説まとめ
漫画を描くのに必要な画材、Gペンについて解説しました。
いろいろと解説してきましたが、漫画を描くならゼブラのGペンがおすすめです。
はじめてつけペンを使うなら、少し慣れが必要。
ですが、つけペンの中では扱いやすい方なので、すぐに慣れると思います。
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