本記事のリンクには広告も含まれます
ファンタジーは現代とは違う世界観なので、想像だけで描くのは難しいですよね。
そこで資料となる本を参考に、あなたの思い描くファンタジーを構築してもらえれば、と思います。
わたしはファンタジー作品を描くのが好きでよく資料をあさっていました。
下記の画像はほんの一部。
ファンタジーを描くときは資料は必須。ないのとあるのとでは、完成した作品に雲泥の差がでます。
そこで本記事では、たくさんの資料や関連書籍を読んできたわたしが、ファンタジー作品をつくるのにおすすめの本をご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
クリックできる目次
ファンタジーの服装におすすめの本3選
ファンタジー作品にとって欠かせない、キャラクターの衣裳。
どんな服装をしているかでキャラクター性はもちろん、どんなファンタジー(世界観)かをユーザーに提示することができますよね。
- メルヘンなファンタジー
- ダークファンタジー
- スペースファンタジー(SF)
などなど。ファンタジーの方向性によって衣裳も変わってきます。
それではファンタジー衣裳におすすめの本を紹介していきます。
マンガキャラの服装資料集
本書は、戦闘系のファンタジー衣裳に特化した本です。
そしてファンタジーというと、ヨーロッパのイメージが強いですよね。
しかしこの「マンガキャラの服装資料集<男子歴史ファンタジー編>」はヨーロッパだけではありません
- ヨーロッパ
- アジア
- その他
など、3つのカテゴリーにわけて衣裳を紹介しています。さらに、
- 正面
- 斜め
- 背面
での衣裳の見え方。そして衣裳や武器についての解説も載っています。
民族衣装や戦闘服など戦う系が多いので、バトルや紛争ものを描きたい人におすすめです。
ファンタジーマトリックス
まさに王道ファンタジーの衣裳!といった内容。
ファンタジー作品でよくある
- 賢者
- 召喚士
- 魔術師
などの職業衣裳から、ファンタジー作品によくでてくる…
- アイテム
- 食べ物
- 乗り物
など参考になる資料が数多く載っています。
と、思わず声に出してしまうほど。見てるだけでも、ファンタジー作品を描きたくなる衝動に駆られます。
ファンタジーの基礎知識などもコラムとして掲載されているので、これから描く世界観の説得力にも大いに貢献しますよ。
魔法がバンバン出てくる、ザ・王道ファンタジーを描きたい人におすすめです。
ファンタジー衣裳の描き方
本書は、タイトルにもあるように『ファンタジー衣裳の描き方』がメイン。
キャラクターデザインするときに、どういう考えの基、衣裳を創作していくか。といった部分です。
そして本書のすごいところは、そのファンタジー度合いにあわせて衣裳を描けること。
たとえば
- 現代に少しファンタジー要素を取り入れる
- ファンタジーの中に、現代の要素も少しある
- 完全にファンタジー一色
これらすべてファンタジーです。そしてその世界観でのキャラクターの衣裳も、同じではありませんよね。
少しずつ変わってくるはずです。
イメージするファンタジー度合いにあった、衣裳の参考資料が見つからない!といった方は参考になりますよ。
現代のファッションをファンタジー衣裳にアレンジする方法や、衣裳を描く上で細かなディテールなども解説しているので、どのファンタジー度にもあわせることができます。
また載っているジャンルも
- 西洋ヨーロッパ系
- 東洋アジア系
- 現代系
- 王道ファンタジー系
など幅広いのも特徴。ファンタジー要素を取り入れた作品を描く方におすすめです。
ファンタジーの背景資料におすすめの本3選
ファンタジーを描くときに背景資料も肝心です。
映画やマンガのファンタジー作品は、必ずといっていいほどモチーフにしている国や地域、都市の街並みを参考にしています。
日本にはない建物なので自分で撮りに行くこともできませんよね。なので資料を活用しましょう。
おすすめする本は3つです。
世界のかわいい村と街
ファンタジーの街並みというと「スタイリッシュでカッコイイ!」「オシャレでお城が豪華!」というイメージが強いかもしれません。
ですが本書は、夢のある可愛くてメルヘンな街並みがテーマです。
ヨーロッパや西洋の背景資料は多くありますが、メルヘンチックな可愛い街並みは案外少ないです。
建物もカラフルなものや、童話にもあいそうなものなど、たくさん載っています。
メルヘンでカワイイ雰囲気のファンタジーを描きたい方におすすめです。
背景カタログ西洋ファンタジー編
ザ・王道ファンタジー!といった背景資料です。
本書の特長は、外観だけでなく内観までしっかりと網羅されている点。
ファンタジーの系統でいえば、
- ハリーポッター
- ロード・オブ・ザ・リング
のテイストです。
お城や宮殿、石造りの街並みなどが数多く掲載されています。
お城などがでてくるファンタジー作品におすすめです。
ファンタジー背景画 パーツ編
本書は背景の一部、建物ではなく置物などの素材資料です。
外観などの建物の背景資料は多いですが、こういった背景の素材となる本は少なく貴重。
たとえば
- テーブルやイス
- ドアや窓
- 柵や階段
- タルやツボ
などの素材、パーツに焦点を当てたモチーフの描き方や、デザインアイデアが載っています。
背景の素材、パーツでもしっかり作り込みたい方におすすめです。
ファンタジーの世界観構築におすすめの本6選
この項目では、ファンタジーに欠かせない「魔法」や「幻獣」などの想像上のものから、知っておきたい知識まで幅広い本を紹介していきます。
ファンタジーアイテムの創り方
ファンタジーの世界観を彩るアイテムの創り方の本です。
150点以上の豊富な設定&デザイン、アイデアが載っており、さらにクリスタルや魔法雑貨などの着色の仕方も網羅しています。
魔法がゴリゴリ出てくるような王道ファンタジーとの相性も良く、アイデア集を見ているだけでも参考になります。
ファンタジーアイテムのカテゴリは以下の5つ。
- 雑貨
- 装身具
- 食品/薬品
- 植物素材
- その他の素材
ファンタジーアイテムをオリジナルで描きたい人におすすめ。
魔法事典
「魔法事典」
本書は、600種類以上の魔法に関して掲載しています。魔の力を持つモノが中心。
魔法や魔術系だけでも
- 感染魔術
- ガンド魔術
- 白魔術
- 仙術
- 呪術
など、その他多くの魔術系が載っています。それ以外にも
- 概念
- 場所
- 人物
- 儀式
- 生物
- 体系
- 組織
- 物品
- 作品
- 事件
西洋・東洋問わず全ジャンルの用語を網羅しています。
ただ事典なので、一つの事柄に関して詳細に載っているわけではありません。国語辞典や漢字辞典みたいな感じです。
ちなみにわたしは、「黒魔術を登場させたいけど、ありきたりな名前なので違う名前にしたいな」ってときに、別名のそれらしい「魔術」を探して使っていました。
実に多くの魔法・魔術用語が載っているので、見てるだけでも知識が増えいきますよ。
魔導具事典
「魔導具事典」
ファンタジー作品にとって、不思議な力を持ったアイテムの存在は欠かせませんよね。
本書ではそういったファンタジーに欠かせないアイテムを約600点以上掲載しています。
有名どころでいえば
- 賢者の石
- パンドラの箱
- エクスカリバー
なども載っています。
イラスト付きで解説してあるので、分かりやすいのも特徴です。
知っておきたい 天使・聖獣と悪魔・魔獣
本書は、ファンタジーや神話などに出てくる、想像上の生き物が載っている書籍です。
載っている一例として
- ペガサス
- フェニックス
- リヴァイアサン
- バジリスク
などゲームでも登場する生物が載っています。
また
- ミカエル
- メタトロン
- ルシファー
- ベルゼブブ
- リリス
といった、天使と悪魔も網羅。ファンタジー作品を描く上で知っておきたい生物の解説が載っています。
天使や悪魔、想像上の生き物がでる作品を描かれる方におすすめです。
幻想ネーミング辞典
ファンタジー作品を描いていて困るのが、名前の付け方だったりしますよね。その世界のルールを作っていくわけですから、名付けは避けて通れません。
本書はファンタジーでよく登場しそうな宝石や魔法、時間や天体に関することなど多岐に渡って収録されています。
そして1つの単語に
- 英語
- フランス語
- ラテン語
- アラビア語
などの10ヶ国語で翻訳されていて、一目で自分のイメージにあった語感を選ぶことができます。
また本書に載っている単語を組み合わせたり、言葉をモジッたりする使い方もおすすめです。
ゲームシナリオのためのファンタジー事典 知っておきたい歴史・文化・お約束110
本書はタイトルにある通り、ファンタジー作品を作る上で知っておきたいことが掲載されています。
内容は幅広く
- 神話
- 古代ローマ
- 中世・近世ヨーロッパ
などの国家について書かれていたり、魔法や魔物についても解説されています。
“ゲームシナリオのための”とタイトルについていますが、ファンタジー作品を描くのであれば、ゲームでなくても役に立つおすすめの本です。
すぐに役立つおすすめのファンタジー資料本11選!【服装・背景・世界観】:まとめ
おすすめのファンタジー資料本を紹介しました。
ファンタジーはよほど上手くつくり込まないと、見ている人がその世界に入っていけないとてもデリケートなジャンル。
想像でつくれるがゆえに雑になってしまわないよう、ディテールまでつくりこみたいですよね。
そんなときに参考となる資料が役立ちます。
想像だけで描いていると読者やユーザーにバレてしまうので、必要な資料はぜひ手にしてくださいね。