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マンガや小説には欠かせないキャラクター。
読者はそのキャラクターを通して、ストーリー体験するのでとても大事です。
魅力的なキャラクターの性格を作りたい!
じゃあ本格的に作ってみよう!
本記事では本格的な「キャラクターの性格」の作り方と、その性格の「魅力を出す」方法について解説していきます。
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キャラクターの性格パターンの作り方
キャラクターの作り方をパターン化すると楽です。
そのテンプレに沿って当てはめていけば、キャラクターの性格が完成します。
そのパターンとなるテンプレは以下の3つで作ります。
- ベースとなるもの
- 過去の経験
- 優先するもの
図解するとこんな感じ。
では1つずつ見ていきましょう。
ベースを決める
キャラクターのベースとなる性格を決めます。
ベースとなる性格は下記のような感じ。
- 体育会系で暑苦しい
- 文系でおしとやか
- 大切に育てられたお嬢様
- 不正は許せない生真面目
という人はざっくり下記のような感じでもOKです。
- 体育会系
- おしとやか
- お嬢様
- 生真面目
または、
- 気が弱い
- ネガティブ
- 無口
- 愛情深い
- ひねくれてる
- 正義感強い
- ロマンチスト
- 仲間想い
など、その人の性格を一言でいえるものでもOKです。
これをこれから作るキャラクターのベースの性格とします。
たくさんの性格と、性格から起こるエピソードが載っています。
各本のレビューは下記からご覧ください。
【性格類語辞典ポジティブ編の感想レビュー】キャラ作りに最適!新しいキャラデザの本! 【性格類語辞典ネガティブ編の感想レビュー】キャラ作りに最適!新しいキャラデザの本!過去の経験を決める
ベースの性格に過去の経験を付け加えます。
例えば、
過去の経験:大事なペットが亡くなった
と、素行が悪い性格のキャラクターに、大事なペットが亡くなった過去の経験を付け加えると…
雨の中、捨てられた犬を拾うというエピソードが作れます。
動物の命の尊さを知っているので、捨て犬を見過ごせません。
こういう過去の経験を決めると、キャラクターに説得力のあるギャップも作れ、性格に具体性が生まれます。
過去の経験は誰にでもある浅いエピソードでもOK。例えば、
- 礼儀に厳しい親に育てられた
- 大遅刻をして怒られた
- テストはいつも一夜漬け
- 甘いものを見ると食べてしまう
- 面接で落とされまくった
- 雨の日に傘忘れて風邪ひいた
こういう過去の経験は、ふとしたときにキャラの行動にでます。
「大遅刻をして怒られた」経験を例にとってみると、
過去に遅刻して怒られてから、絶対に遅刻しないために数時間前から待っている。生真面目な性格がででます。
遅刻してまた怒られるのがイヤなので、もう最初から『行かない』という選択をする、ひねくれた性格がででます。
オーバーに表現しましたが、ベースとなる性格と過去の経験を組み合わせると、面白いキャラクターができます。
- 礼儀正しい不良
- おてんばなお姫様
- 人助けをする悪党
- 行動力のある人見知り
また過去の経験から、そのキャラクターの人生に対する態度が決定します。
トラウマとなる経験をしたらそれを避けようとするし、人に裏切られた経験があると人を信用せず疑います。
反対に人に助けられた経験があると、他人に優しくなります。
過去の経験はキャラクターがどんな行動をとるかの指針です。
優先するものを決める
人生において優先するものを決めます。これもどれを優先するかで性格がでます。
優先するもの、言いかえると『これだけはゆずれない』ものです。
- 金・宝
- 地位・名誉
- 夢・野望
- 友情・愛情
- 睡眠欲・食欲
- オシャレ・美容
キャラクターがなにかを決断するとき、この『優先するもの』を基準に行動します。
- ドラゴンボールの悟空=強い奴と闘う
- ワンピースのルフィ=仲間
- こち亀の両津=お金
この優先するものが失いそうになったとき、または手に入れられそうになったとき、キャラクターは戦います。
性格パターンの作り方まとめ
ここまでをまとめると、キャラクターの性格を具体的に作るには、
- ベースを決める
- 過去の経験を決める
- 優先するものを決める
上記3つを決めると、しっかりとしたキャラクターができ上がります。
しかしもっと手軽にキャラクターの性格を作りたいなら、
- ベースの性格
- 優先するもの
上記2つだけでもOKです。
優先するものを軸に、ベースの性格がでるように行動させることで、キャラクターを立たせることができます。
ベースの性格と優先するものの組み合わせで、いくつもパターンを作ることができますね。
キャラクターの性格を深掘りする
キャラクターの性格に厚みをだすため、さらに深掘りしていきます。
苦手・嫌いなものを作る
ドラえもんでいう、ネズミ。ワンピースでいう、泳げない(悪魔の実)。
その性格にもとづいた苦手・嫌いなものを決めます。
そうすることでキャラクター同士の衝突や、ピンチを招くストーリーへ発展させることができます。
なので、真面目なキャラとズル賢いキャラの衝突が生まれます。
ズボラな性格のキャラなら片付けが苦手。
突然好きな人が家にくる!っていう状況のとき、当然家は散らかっているので、ピンチの状態になります。
こういう苦手・嫌いなものを決めておくと、それを活用したストーリー展開もできます。
キャラクターの魅力の出し方
キャラクターの性格を作っても、それを魅力的に読者に伝えなければ好きになってもらえません。
キャラクターの魅力を出すには、2通りのやり方があります。
その性格と正反対のキャラをぶつける
わかりやすい例でいうと、
正反対の性格のキャラ同士をぶつけることで、お互いの性格が際立ちます。
他にも、
- インドア・アウトドア
- 繊細・おおざっぱ
- ポジティブ・ネガティブ
- 正義・悪
- きっちり・ルーズ
- 気にしい・楽天的
- 無口・おしゃべり
などがあります。
どちらが良い・悪いではなく、両方に良いところと悪いところがあります。
それがキャラクターの魅力となります。
性格が活せない状況を作る
口が軽い性格のキャラを例にとってみてみましょう。
しかしその秘密を誰かに話すと、先輩からひどい目にあってしまう。
こういう状況をつくります。すると、口が軽い性格が活かせませんよね。
こういう状況をつくると、キャラクターの性格が前面にでます。
つまり強調されます。
口が軽い性格自体は人から好まれませんが、話したいけど話せないジレンマに陥っている姿はとても人間味があります。
そういったところが読者に魅力として伝わっていきます。
魅力あるキャラクターの作り方とその魅力を最大限に活かす方法キャラクターの性格の作り方と魅力の出し方まとめ
キャラクターの性格の作り方とその魅力の出し方でした。
大事なのはキャラクターの性格は、すべて行動に結びつきます。
その性格であるがゆえの行動をします。なので極端に描いた方が面白く、読者に魅力的に伝わります。
ぜひ本記事を参考につくってみてくださいね。
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