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マンガを描く上でキャラクターはとても重要です。
キャラクターによって読者の感情を動かさなければ、もう読んでくれないかもしれません。
そもそもキャラクターがいなければ物語は生まれません。
そんなとても重要なキャラクターについて、その作り方に触れたいと思います。
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キャラクターはどうやって作る?
キャラクターをどういう風に作っているでしょうか。
容姿や内面、頭の中のイメージから、実に様々な角度から作ることができます。
描きたいストーリーありきで、そこにキャラクターを当てはめる場合や、キャラクター先行でそこからストーリーを作っていく場合。
人によって作り方やテクニックは違うと思いますが、今回はキャラクターを魅力的に作る方法をお伝えしようと思います。
キャラクターに必要な【共感部分】
主にキャラクターを作る時のコツとしては、2つの事を意識するだけで作ることが出来ます。
それは
- 読者の共感する部分
- 読者の憧れる部分
この2つを作ることです。
読者の【共感する部分】というのは、誰にでもある要素。
例えば
- 甘いものに目がない
- 休みの日とかはついついダラけてしまう
- 可愛い(カッコイイ)人を見かけるとつい視線で追ってしまう
といった、「あー分かる~」と共感できる部分のことです。
この部分を見せると、親近感を感じさせ、身近な存在として受け入れてくれるようになります。
そして読者はキャラクターに感情移入し、そのキャラクターを通して作品の世界観に浸り、物語に没頭することができます。
キャラクターに大切な【憧れる部分】
キャラクターを作るコツとして、もう一つ大切なのは読者の憧れる部分です。
これは、やろうとしてもなかなか出来ない事だったり、人としていカッコイイ部分。
尊敬できる部分の事です。
例えば
- 自分よりも強いモノに挑む勇気
- 愛する人のために自分を犠牲にする
- 唯一無二の才能を持っている
といった部分です。
この【憧れる部分】は
- 戦闘力がずば抜けている
- IQ180以上で抜群の推理力がある
- 超人的な運動能力を持っている
など、常人には理解できない能力や感覚を持っている部分でもあります。
ストーリーを進行する上でキャラクターは、こういった“力”を駆使していくので、この【憧れる部分】というのはとても大切な要素となります。
しかし、この部分だけではキャラクターは遠い存在となり、なんかすごい人がすごいことやってるなー程度の没入感しかなく、その作品にのめり込むことはなかなかできません。
常人には理解できない能力や感覚の部分なので、当然ですね。
そこで【共感部分】を描くことで「こんなすごい人でも自分と同じじゃん!」と身近に感じ、キャラクターに親近感を持ってくれるようになります。
なので、 キャラクターを作るコツとしては
- 読者の共感部分
- 読者の憧れる部分
こ の2つを意識して作ることです。
ネズミが嫌いだけど便利な道具を出してくれる。
泳げないけど仲間を大切にする。
女にはめっぽう弱いのに怪盗の腕は天下一品。
こんな風に作ってみてはいかがでしょうか。
主人公を設定するときに大切な2つのコトまとめ
この【共感する部分】と【憧れる部分】の両方があることで、キャラクターに厚みが出てきます。
【共感する部分】は探せばたくさんありますので、キャラクターの性格や育ってきた環境などで、考えるのもいいかもしれません。
【憧れる部分】は突出すればするほどインパクトが強くなります。
その力を発揮するシーンが、キャラクターの見せ場となることが多いので、とことん突き抜けた能力・感覚を設定しましょう。
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