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XPPenといえば、イラストレーターや漫画家など絵を描くデジタル機器、ペンタブレット(通称ペンタブ)を作っている会社です。
そのXPPenがペンタブとは違う新製品を販売しました。それが「Magic Note Pad」。
タブレットのようにネットやアプリも使え、付属のペンを使ってノートのように使うこともできる万能製品です。
本記事ではそんな「Magic Note Pad」をレビューしていきます。
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Magic Note Padの外観と付属品
XPPen Magic Note Padは、約11インチの持ち運びしやすいタブレットです。
以下、スペック。
製品名 | Magic Note Pad |
---|---|
画面サイズ | 10.95インチ |
OS | Android 14™対応 |
プロセッサ | MT8781 8コアCPU |
解像度 | 1200px × 1920px |
電源 | PD-9V/3A & 5V/3A対応 |
バッテリー | 8000mAh / 3.85V |
ストレージ | 128GB ROM |
接続 | WiFi 802.11a / b / g / n / ac Bluetooth 5.0 |
カメラ | フロント13MP 固定フォーカス |
外観
本体の大きさは約11インチ。外出先でも使いやすいコンパクトなサイズ感です。
またペンホルダーもあり、ペンと本体を磁石でくっつけ、収納できるようにもなっています。
音調調整や電源ボタン、充電する差込口も他のタブレットと同様、側面や上部、下部に位置しています。
同梱品
Magic Note Padの同梱品です。
※写真に本体と替え芯、ペン芯取り外しツールを載せ忘れております…。
- 本体 × 1
- マグネット付きフォリオカバー × 1
- スタイラスペン × 1
- 電源アダプター × 1
- USB-C × 1
- 替え芯 × 4
- ペン芯取り外しツール × 1
- クイックガイド × 1
- 保証書 × 1
ペンとペンの替え芯は最初から付属しています。別途購入する必要ないのが、他のタブレットと違う点ですね。
またペンも同時に装着できるカバーも付属しているため、なんともお得感があります。
使い方も特別な操作を必要とせず、スマホやタブレットと同じ感覚で使えるので安心です。
Magic Note Padのレビュー
XPPen Magic Note Padの描き心地などをレビューしていきます。
XPPenノートアプリ
製品名のある「note」、まずそのnoteの機能を試してみました。
付属のペンで試し書きしましたが、実際にノートに書くのと変わらない書き心地でした。
機能もテキスト(文字打ち)や画像の読込み、ペンの色変更や位置調整など、noteとして使うには十分な機能があります。
しいて言うならガチ目のイラストを描くには視差があるからか、若干細かな部分の描きづらさはありました。
慣れたら描きづらさも解消されるかもしれませんが、ここはペンタブレットに軍配があがります。
とはいえ、ノートとして使うなら十分すぎるほどの機能もあり、線の強弱もつきます。
なにかを書くには何の不自由さや不便さはありませんでした。
また付属のペンは「X3 Pro Pencil 2」といって、筆圧レベル16K。絵描きに特化したペンタブレットと同等、もしくはそれ以上のスペックのため、細かな筆圧の強弱も感知してディスプレイに反映します。
ここが他のタブレットと違い、ペンタブメーカーならではの強みです。
3つのカラーモード
本製品「XPPen Magic Note Pad」は世界初の3-ni-1カラーノートパッド。3つのカラーモードで紙のような視覚体験も味わえます。
下記の表は3モードを簡単に比較したもの。
ネイチャーカラーモード | ライトカラーモード | インクペーパーモード |
---|---|---|
高解像度の明るいオリジナルカラー | 飽和度が低く、柔らかい色の紙のようなディスプレイ効果 | 白黒インクの紙のようなディスプレイ効果 |
アプリやゲーム、動画視聴など普段使いに | XPPenノートアプリとも相性がいい | 電子書籍やWebサイトの記事閲覧など読み物に最適 |
ネイチャーカラーモード
高解像度の明るいオリジナルカラーのモード。(上画像はYouTubeの画面)
他のタブレットやスマホなどと同様のフルカラーを高解像度で使用できます。
アプリやゲーム、動画視聴など、普段使いにも向いているモードです。電子書籍のマンガだと下記のような感じになります。
カラー表示
マンガ本編
彩色はきれいに表示されるため、縦スクロールマンガもバッチリ読めます。もちろん従来の横読み漫画も。
次にXPPenのノートアプリを使うと下図のように表示されます。
ネイチャーカラーモードはどんな色もハッキリと表示されるため、たくさんの色を使ってノートを取りたいときに活用できます。
ライトカラーモード
飽和度が低く、柔らかい色の紙のようなディスプレイ効果のあるモード。(上画像はYouTubeの画面)
色味がおさえられているため目に優しく、長時間使用にも向いています。
電子書籍でマンガを見るときにも最適。
カラー表示
マンガ本編
色味がおさえられているため、着色されている縦スクロールマンガは少し物足りないかもしれません。
しかし目に優しいので長編を読むときに最適。モノクロである横読み漫画にも向いています。
さらに本体にデフォルトで入っている、XPPenノートアプリとの相性も良好です。
色味が少し抑えられていますが、色の識別は可能。長時間作業したいときにも向いています。
インクペーパーモード
白黒インクの紙を表現したディスプレイ効果のモード。いわゆるモノクロです。(上画像はYouTubeの画面)
モノクロで表現されているためライトカラーモードと同じく目に優しく、電子書籍やWebサイトの記事閲覧などに向いています。
カラー表示
マンガ本編
カラーもモノクロで表示されるため、フルカラー縦スクロールマンガには不向きかもしれませんが、従来の横読みマンガやその他電子書籍には向いています。
とくに完結した漫画作品の一気読みなど、長時間画面を見続けるときに最適のモードです。
XPPenノートアプリでも、もちろんモノクロで表示されます。
他の2モードではカラー表示だったものがモノクロ表示に。カラーを使わないのであればこのモードがおすすめです。
タブレットとしての機能
「Magic Note Pad」という製品名ですが、ノートだけの機能ではありません。
iPadなどのタブレットと同様にネットを繋いだり、アプリをインストールしたりもできます。もちろん写真を撮ることだって。
OSはAndroidなので、アプリはPlayストアからダウンロードできます。
PlayストアやYouTubeは初期からインストールされています。
スマホのAndroidユーザーなら操作感や使うアプリなど、同じ感覚で使えるのがメリット。
私はiPhoneユーザーなのでiPadのほうが操作感が分かりやすかったですが、慣れればなんの問題もありませんでした。
なにより最初からカバー(ケース)とペンが付属している点が嬉しかったですね。
iPadだと別売りのペンは結構いいお値段するうえに、どの世代に使えるのかとか分かりづらい面が煩わしい。
初めからペンとセットで、しかもペンも同時に収納できるカバー付きのタブレットが欲しいという、私みたいな欲張りな方には「Magic Note Pad」はおすすめです。
Magic Note Padはこんな人におすすめ
XPPen Magic Note Padはこんな人におすすめです。
- 学校や会社など外出先で気軽にノートを取りたい人
- ネットやアプリなどタブレットとしても使いたい方
- 専用ペンが最初から付属している製品が欲しい方
- Androidユーザーの方
デジタルで使えるノート機能も欲しくて、YouTubeを見たりゲームもしたい。そんな人にもおすすめ。
勉強や仕事で使えてなおかつ、動画やゲームなどのエンタメも楽しめます。
XPPen Magic Note Padレビューまとめ
XPPenから販売された「Magic Note Pad」のレビューでした。
個人的によかった点は、ペンとペンが収納できるカバー(ケース)が同梱されている点。これが地味に嬉しい。
カフェや外出先での作業が多い人にとっては、とても使い勝手の良い製品でした。