キャラクターデザインってむずかしいですよね。
自分の中にイメージはあるけど、うまくつくれなかったり。そもそもキャラクターデザインのやり方がわからなかったり。
キャラデザは基本的に、キャラクターをどう見せたいのかによって、そのデザインは変わってきます。
「活発なキャラ」「おとなしいキャラ」「賢いキャラ」。
この言葉でキャラの容姿が、少しでもイメージできてしまいませんか?
できなくても大丈夫です!
この記事では、キャラクターをデザインするときの基本的な考え方をご紹介します。
あなたの「こんなキャラが描きたい!」という想いも、その考え方を参考にしていただくと描けるようになると思います。
ファンタジー衣裳のデザインでお困りなら、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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キャラデザするときはキャラクターの性格を参考にしよう!
キャラクターの外見は、性格とリンクします。
例えば同じ制服でも
- 第一ボタンまでキッチリとめて着る人
- 一部のボタンを外して着る人
- 全てのボタンを外してラフな感じで着る人
- シャツをズボンにインする人
- シャツを出す人
性格によって、それぞれ制服の着こなし方が違いますよね。
第一ボタンまでとめて着る人は、真面目な生徒会長タイプ。
全てのボタンを外してラフな感じで着る人は、ルーズで不良タイプ。
キャラデザをするときは、まずはそのキャラクターがどんな性格をしているのかを決めます。
キャラの性格は、おおまかなものでもOKです。
- 恥ずかしがり屋
- 太陽の光が苦手
恥ずかしがり屋な人は、顔を隠したくて髪の毛が長く、目も伏せがちなイメージですよね。
太陽の光が苦手な人は、帽子を深くかぶり、サングラスをしていることもあるでしょう。
このように少し性格を決めるだけで、キャラクターの外見ができあがってしまいます。
そう。キャラクターの外見と性格は、切っても切れないものなのです。
キャラクターの外見をデザインする
キャラクターの外見は、そのキャラの性格をふまえてデザインしていきます。
これは街中で人を観察していると、よくわかると思います。
- 恐い人はイカつい顔つき
- 優しい人は温和な顔つき
本当の性格は違ったとしても、キャラデザをするうえでは、見た目でそのキャラを表すことは、とても大切です。
なぜなら
マンガの読切作品などでは、世界観や設定、主人公の目的などたくさん読者に説明しなくちゃいけませんよね。
そんなときにキャラの外見で、ある程度そのキャラの性格を示すことは、有効なテクニックの一つです。
外見でキャラの性格を表すには、様々な方法があります。
目にもキャラの特徴がでる
「目は口程に物を言う」とあるように“目”も重要なポイントです。
恐い人は、つり目でキツそう・強気な雰囲気を。
穏やかな人は、たれ目で優しそう・弱気な雰囲気を。
目は表情によっても印象が変わるので、「恐い人は笑顔を描かない」など感情のコントロールもするといいですね。
髪型でもキャラの性格はでやすい
髪型はそのキャラが選んだものなので、性格が反映しやすい部分です。
- 活発、元気なキャラ
- 短髪。毛先が外へハネている。
- おとなしいキャラ
- 髪は内向き
他にも
ツインテールならそのキャラの幼さを。
ポニーテールならスポーツやアウトドアな感じを表すことができます。
体格や姿勢からもキャラの性格はでる
キャラクターの性格は、体格や姿勢にも表れます。
- ひ弱
- 背が小さく内股ぎみ
- 頼りがいがある
- ガタイがよく、胸板厚め
- 根暗で友達も少ない
- 猫背で視線が下向き
などなど。
- 身長の高さ
- 痩せている・太っている
- 筋肉質
- ガリ股・内股
- 鳩胸
- 猫背
上のような特徴でも、読者に与える印象は変わります。
そのキャラがどういうキャラなのかを考え、一番あった体格や姿勢を選択することが、キャラクターデザインの基本的な考え方です。
理想はシルエットだけで、そのキャラが誰なのかがわかると良いですね。
マンガの場合は、影などのシルエットだけを見せて
「誰かが助けに来た!このシルエットはまさか…!」と期待感を煽ったり、
「誰かが襲われちゃう!」など危機感を煽ったり、
演出面でも活かすことができます。
キャラクターの服装をデザインする
キャラクターの服装は重要な要素をもっています。
キャラクターの性格を表すことはもちろん、身分、職業など色々な情報を読者に伝えることができますからね。
ファッションでいうと
- とてもガーリーな女性
- フリルやリボン付きの服、ふんわりとしたスカートをはいている。
- 体を鍛えていて、自分に自信を持っている男性
- タンクトップや白のパンツをはいている。
- おとなしく、引っ込み思案な性格
- モノトーン系の派手ではない落ち着いた服を着る。
- だらしがない性格
- ダボっとしたワンサイズ上の服を着ている。
着ている服にもキャラクターの性格がでてきます。
これらの性格をもとに、キャラクターの服装もデザインしていきます。
今ではファッションも幅広いので、
「お姉さん系」
「セクシー系」
「ロリータ系」
「カジュアル系」
などの服装で、ある程度の年代や趣味嗜好、どういうキャラクターなのかを描くことができます。
オタクのメガネでチェックのシャツにリュック。というのも、よく描かれますね。
身分や職業を表すデザイン
その服装を見ただけで、どんな身分・職業なのかがわかるものがありますね。
例えば
- 王冠
- メイド服
- 警察官
- 白衣
ナースやメイドなら、献身的な性格。
警察官なら、正義感が強い性格。
世間が抱く、身分や職業のイメージによって、キャラの印象も変わっていきます。
アイテムを活用してキャラデザする
キャラデザをするときは、アイテムも活用するとより効果的です。
- インテリなどの賢い雰囲気を出したいとき
- メガネをかける
- ボーイッシュや活発な雰囲気を出したいとき
- キャップを被る
- 精神的な幼さを出したいとき
- ぬいぐるみを持ち歩く
- ダンディ・不良っぽさをだしたいとき
- 葉巻・たばこを吸わせる
アイテムを活用すると、それっぽい雰囲気をだすことができます。
ぜひ活用してみてくださいね。
まとめ:キャラデザのコツはキャラの性格からデザインする
「ギャル」「不良」「オタク」「研究者」。
単語を聞くだけで、その者の姿を少しはイメージできてしまいませんか?
どんな髪型で、どんな服装をしているのか。
実際にはそうじゃなくても、これはこう!というイメージがあると思います。
そういうイメージを、キャラデザをするときの参考にします。
人は、外見・ファッション・アイテムで、どんな人物なのかを判断しているところがあります。
キャラデザも、そういった「○○そう」「○○な印象」などのイメージを取り込むと、うまくつくれるようになると思います。
世の中には、人の顔や体形、髪型、ファッション、アイテムなどたくさんのものがあります。
どういう人が、なにを選んで身につけているのか、持ち歩いているのかを日頃から観察して、キャラデザに活かしてみてください♪
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ネットの情報や書籍は文字だけなので、その細かなところなどは理解しがたいです。
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