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三幕構成で圧倒的に面白くなるストーリーの作り方【1幕目:設定】

2018/04/20

三幕構成_設定

ストーリー作りに悩んでいませんか?

どうやったらもっと面白いストーリーが描けるのか。その方法や作り方を知りたい!など。

私もストーリーを作るときに、なにか作り方の方法や法則などがあったらなぁと、思っていた時期がありました。

そこでストーリーを作る力を強化するために、専門書や既存作品の研究などたくさん勉強しました。

今回はその中で、三幕構成でストーリーを作る方法を解説したいと思います。

この三幕構成は、マンガやハリウッド映画などでも取り入れられている確かな手法です。

しかし三幕すべてを解説すると長くなってしまうので、まずは三幕のうちの一幕目「設定」についてお伝えいたします!

1. 三幕構成とは?

三幕構成

三幕構成とは、1つの作品を3つの段階に分けて構成する、ストーリー作りの手法です。

その3つの段階とは以下になります。
 ・設定
 ・展開
 ・解決

3つに分けたそれぞれの段階に、なにを見せるのか、どういう役割があるのかが決められています。そのため読者は、ストレスなくその作品に集中して入り込むことができるようになっています。

それでは三幕構成の1つ、「設定」ではなにを見せるのか? どういう役割があるのかを見ていきましょう!

2. 設定ではなにを見せるのか?

設定では何を見せるか?

一幕目の設定では、作品の世界観を伝えたり、主人公などのキャラクターを伝えることが役割です。

ここをしっかり描いていないと、誰がなにをやろうとしているのか分からず、作品に対して感情移入ができません。結果、面白くないと感じさせてしまいます。

読者は作品を初めて見るので、この作品はこんな作品だよー!としっかり伝えることを徹底しましょう!

2-1. 主人公は誰か?

まず一番大事なのは誰が主人公なのかです。

ストーリーはこの主人公を中心として展開していくので、しっかりと読者にわかるように伝えます。

また、他の登場するヒロインやサブキャラ、脇役なども、その主人公とはどういう関係性なのかをはっきりと見せることも大切です。

なぜ大切なのかというと、例えば、ロミオとジュリエットでは、お互いの家柄のせいで決して結ばれない関係にあります。

この関係性を描かないままストーリーが進行してしまったら、どうでしょうか?

なぜ恋を隠してるの?
 なぜ結ばれない運命なの?

と、疑問が浮かび、物語に感情移入できなくなってしまいますよね。

キャラクター間の関係性を描くことも、設定の段階ではとても大切なことです。

2-2. 主人公の目的はなにか?

主人公の目的はなにか

主人公の目的は、ストーリーを展開していく軸となる部分です。

ですので、目的をしっかりと見せないと、何をしているのかわからないストーリーになってしまいます。

目的は言いかえると、主人公がどんな困難に立ち向かっていくのかを見せることでもあります。

例えば、主人公が探偵なら、誰も解決できない難事件に挑む。恋愛マンガなら、絶対に落とせない女性を落とす、など。

これから立ち向かう困難を見せると、どうやって乗り越えていくのかワクワクしますよね。

あわせて、主人公が何者で、どういう能力を持っているのかを見せるとよりGoodです!

先ほどの例でいうと、

目的:今まで誰も解決できなかった難事件。

主人公:どんな迷宮入り事件も解決してきた探偵。IQ200の能力をもつ。

目的:絶対に落とせない女性を落とす。

主人公:ナンパ成功率100%。どんな女性をも落とすテクニックをもつ。

主人公が何者で、どんな能力をもっているのかを伝えるだけで、面白そう!と感じてもらうことができます。

2-3. どこを舞台にしているか?

様々な舞台

どの時代や国かといった、世界観を読者に見せます。また、その世界でのルールも伝えます。

例えばファンタジーなら、モンスターと闘えるのは国家から認められた人のみ、やモンスターを倒せるのはこの武器じゃないとダメ!など。

舞台が現代なら、学校や会社のルールなどを見せておくと、その後の展開もスッと入ってきます。

3. ストーリーのはじめ方は2パターン

2通り

三幕構成のうちの一幕、設定ではなにを伝えるのかを説明しました。

ではそれらを踏まえて、ストーリーをどのように、はじめていけばいいのでしょうか。

はじめ方には2パターンあります。主人公が能動的な場合と受動的な場合です。

3-1. 主人公が能動的な性格の場合

活発な人

能動的な性格とは、目的に向かってドンドン突き進んで行動していく性格のことです。

このタイプは、目的が明確。活発。夢や野心がある主人公に適しています。

そしてこちらがストーリーの流れとなります。

  • 1.主人公の目的を見せ、それに向かって進む
  • 2.障害を突破するための伏線を張る
  • 3.人や状況などの障害で目的を阻まれる
  • 4.伏線を回収し目的を阻む障害がなくなる
  • 5.目的に向かってつき進む

それぞれ説明します。

1.主人公の目的を見せ、それに向かって進む
目的がしっかりしているので、ストーリーはそれに向かって進みだします。
2.障害を突破するための伏線を張る
ここで簡単な伏線を張ります。
 主人公を応援してくれる人やキーアイテムなどを手に入れます。
3.人や状況などの障害で目的を阻まれる
その世界でのルールや自然現象、親の許可や金銭的な問題などさまざまな理由で、主人公の目的が阻まれます。
4.伏線を回収し目的を阻む障害がなくなる
主人公を応援してくれる人の援助やキーアイテムによって、目的を阻む障害がなくなります。
5.目的に向かってつき進む
主人公は再び目的に向かって突き進みます。

以上が、能動的な性格の「設定」で見せるストーリーの流れです。

漫画「ワンピース」の1話目はこのパターンですね。

3-2. 主人公が受動的な性格の場合

受動的な性格

受動的な性格とは、自ら積極的に行動しない受け身の性格のことです。

このタイプは、親の敷いたレールや村の掟などに反発したい。目的はあるが踏み出す勇気がない主人公に適しています。

そしてこちらがストーリーの流れとなります。

  • 1.目的となる、なにかをやろう!と誘われるがそれを断る。あるいは興味を示さない。
  • 2.主人公が目的に向かうための材料をつくる
  • 3.目的に向かって進まなくてはいけない状況となる
  • 4.目的に向かって進みだす

では、それぞれ説明します。

1.目的となる、なにかをやろう!と誘われるがそれを断る。あるいは興味を示さない。
主人公は、親の敷いたレール(これが目的となる)やその世界のルールに反発し、目的に向かうことを断ります。
 また、誰かに誘われたり、夢を追いかけたいなどの目的があるが、勇気がなくて行動に移せなかったり、なにかが邪魔をして目的に向かえない場合もあります。
2.主人公が目的に向かうための材料をつくる
背中を押したりアドバイスしてくれる人やキーアイテムなど、目的を追うことを手助けしてくれるものが手に入ります。
3.目的に向かって進まなくてはいけない状況となる
主人公の身の回りの環境や状況が変わり、心変わりする。
 または事件が発生し、目的を追うことを許される、追わざるをえない状況となる。
4.目的に向かって進みだす
目的に向かって進みだしていきます。

以上が、受動的な性格の「設定」で見せるストーリーの流れです。

漫画「バクマン。」の1話目はこのパターンですね。

ここから先は、三幕構成の二幕目「展開」へと繋がっていきます。

まとめ

作品にとって、ストーリーの出だしや見せ方は非常に重要な部分です。映画やマンガなどで、最初が面白くなかったら続きを読みたいとは思いませんよね。

読者がストーリーを理解するために必要な情報を、しっかりと見せるように作りましょう!

「設定」ができたら、次はその設定をもとに「展開」していく段階となります。次回はその展開について解説します。

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