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漫画を描こうと思ったら、まず最初につまづくのがコマ割りですよね。
どう割ればいいのか。それがわからないと漫画を描くことができません。
漫画の描き方を学ぶ上で、外せない非常に大切な要素です。
本記事ではそんな漫画において、とても重要なコマ割りの基本を解説します。
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漫画のコマ割りとは?
漫画において「絵を囲っている枠」をコマといいます。このコマを読み進めることでストーリーが展開します。
そしてこの1コマ1コマを割っていくのが「コマ割り」です。
映画などの映像と違い、どの瞬間を切り取るか。そして切り取ったコマをどう繋げていくかは作者の力量によります。
このコマ割りはマンガ特有のもので、割り方によって様々な効果を演出することが出来る、とても大切なものです。
漫画のコマ割り!その基本
漫画のコマ割りに明確なルールは存在しませんが、読者が読みやすい割り方はあります。
また演出的な効果を狙ったコマ割りなどもあり、例えば、
- 迫力を出す
- 時間経過を操作する
- そのシーンを印象に残す
など多岐にわたります。
しかしこれはある程度コマ割りに慣れていないとできないです。
なのでこれからコマ割りを習得する方は、まずは基本を覚えましょう。
覚えるべき漫画のコマ割りはこちら。
コマを読む順番とコマ間の間隔
漫画を読む順番は右上からスタート。
そして右から左。上から下へ読み進めていきます。
この視線の流れになるのは、コマとコマの間の間隔「コマ間」が縦と横で違うからです。
横の方がコマ間の間隔が狭くて、縦の方を広くとります。
人の視線は間隔が狭い方(距離が近い方)が行きやすく、広い方(距離が遠い方)が行きにくいです。
なので横のコマ間を狭くすることで視線が左へと移り、自然に漫画を読むことができます。
横を0.3mm 縦を10mm。 枠線の線幅を0.8mmが目安。
少女漫画などはコマ間や枠線の線幅も、もう少し狭い傾向に。
ただしあくまで個人の好みなので、好きな作品を見て決めることをおすすめします。
コマの割り方
漫画のコマ割りには、1ページで読みやすいコマ数があります。
だいたい1ページ6コマ前後。それが読者が読みやすいコマ数です。
意図なくコマ数を少なくすると、スカスカで内容のない漫画に。
反対に多すぎると画面がゴチャゴチャして、見づらい漫画になってしまいます。
この1ページ6コマを基本とし、ストーリー上で見せたいシーンや演出などで、コマ数を確定していきます。
▼ 1ページに6コマ ▼
横は基本的に3段。多くて4段に割ります。
縦は、2列。多くても3列くらいです。
基本は、横3段・縦2列の6コマになります。
しかし、同じように割っていると単調になり、画面として退屈な印象になってしまいます。
そんなときは、コマの大きさを変えることで、画面に変化をもたらし、単調さを解消させることができます。
ただページ数が限られていたり、次のページでドンっ!と大きくコマを使いたい。
そんな意図で、ここまではこのページ内で収めたい!などがあると思います。
その場合はやむを得ず、1ページのコマ数が6コマを超えることもあります。
それでも10コマを超えると窮屈に感じ、読みづらくなってしまいます。
なので1ページには最大8コマ前後で抑えたほうが賢明です。
コマを斜めに割る
マンガのコマは斜めに割ることもOKです。
斜めに割るとスピード感や、不安定感などの効果が得られます。
バトルやスポーツなどの動きのアクション。
不安・恐怖などの心の不安定なときなどに使用すると、良い効果が得られます。
コマ割りをもっと知りたい方は、下記の本がとても参考になるのでおすすめです。
漫画のコマ割りの基本!まとめ
漫画のコマ割りはとても難しいものです。本記事ではどのように割るのか、という基本を解説しました。
コマ割りが上手くなるには以下の3つを意識するとOK。
- コマの割り方
- コマに入れる構図
- コマとコマに流れる時間
今回はコマの割り方を解説しました。
コマの割り方は狙った効果や演出をしたいときにも役立ちます。
これでコマ割りの基本は以上となり、漫画のコマ割りのコツについては下記の記事で詳しく解説しています。
漫画のコマ割りテクニック!上手に割るコツと時間経過テクニックさらにコマ割りについて知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
漫画のコマ割りにおすすめの本2選!初心者はこれでうまくなる 漫画のコマ割りが上手くなるコツを解説!同じコマ割りが続く悩みも解決! 【漫画の描き方】制作手順と初心者でも身につくテクニックを伝授