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イラストに使える美術・人体解剖学でおすすめの本7選!構造の理解と絵の練習に役立つ

美術・人体解剖学でおすすめの本まとめ

絵を描き始めてある程度のところで画力が伸び悩む。もっと人体を理解して構造から絵が描けるようになりたい。

そういったときに役立つのが人体解剖学です。

一般的なイラストの描き方系の本ではあまり深く言及されないため、そういった本に頼りっきりだと画力が頭打ちになりがち。

もっともっと絵が上手くなるために人体解剖学は、もはや必須といえます。

ということで本記事では美術解剖学・人体解剖学でおすすめの本を紹介していきます。

この記事の著者
らおん

漫画家

らおん

raon wawaji

プロフィール

SNS(X:@raon_wawaji)やWEBで活動する漫画家。
当サイトでは、長年にわたり身につけた漫画の知識や経験、スキルを基に発信しています。またペンタブや参考書など、漫画・イラストを描く人のために詳細なレビューもしています。プロフィール詳細

美術・人体解剖学でおすすめの本7選

美術解剖学・人体解剖学でおすすめの本を紹介。

紹介するのは解剖学メインで解説しているものと、人体解剖学を使った絵の描き方を解説しているものの2つ種類があります。

目的に応じて選んでみてください。

表紙タップで紹介箇所へ
表紙
タイトル スカルプターのための
美術解剖学
ソッカの
美術解剖学ノート
アーティストのための人体解剖学
ドローイング:フォーム&ポーズ
スケッチで学ぶ
人体解剖学
アーティストのための人体解剖学
ビジュアルリファレンス
マイケルハンプトンの
人体の描き方
キム・ラッキの
人体ドローイング
特徴 実写・3D・図解イラストを駆使し
理解しやすく一番使いやすい解剖学の本。
初心者から上級者までおすすめ
カラーイラストで難しい内容を
初心者にもわかりやすいよう解説している。
653ページと大ボリューム。
絵を描くのに必要な人体構造を知れる。
ドローイングがメインのため
絵を描くスキルも学べる。
絵が描き慣れている人向け。
骨や筋肉の人体構造を知り
そしてそれを実践・応用するための本。
解説はスケッチのため模写して覚えたい人向け。
240以上の写真で理解できる人体解剖学の本。
著者は解剖学の専門家であるため
単純に人体解剖学のみ知りたい人向け。
構造から人体を捉えるための指南書。
絵を描く技術や躍動感の捉え方も学べる。
解剖学・ドローイングの入門編としても最適。
人体構造と図形化を組み合わせた本。
人体構造の観点からドローイングするために
必要な内容を網羅。
初心者には難しく中級者向け。
ページ数 224ページ 653ページ 296ページ 160ページ 304ページ 240ページ 392ページ
出版社 ボーンデジタル オーム社 ボーンデジタル 玄光社 ボーンデジタル ボーンデジタル オーム社
著者 アルディス・ザリンス
サンディス・コンドラッツ
ソク・ジョンヒョン Tom Fox
3dtotal.com
加藤 公太 3dtotal.com マイケル・ハンプトン キム・ラッキ
価格
※変動する場合有
5,500円 7,370円 5,500円 2,970円 4,620円 4,180円 5,500円

スカルプターのための美術解剖学

スカルプターのための美術解剖学の表紙

スカルプターのための美術解剖学は、実写・3D・図解イラストを通して学べる人体解剖学の本です。

本書の特徴は筋肉の構造を、実際の人に当てはめて分かりやすく解説している点。

イラストでただ筋肉の境目を示していたり、平面的で実用性がなかったりする本とは一線を画します。

また骨格や筋肉の付き方だけでなく、それが人体的にどう動くのかまで書かれています。

下図は手についての解説。

指の長さや親指の曲がる方向、爪はどうくっついているか、などイラスト・実写などを駆使して書かれています。

YouTubeやSNSなど、いたるところでおすすめされている書籍。視覚的に理解できるため、初心者にもおすすめです。

ソッカの美術解剖学ノート

ソッカの美術解剖学ノート

ソッカの美術解剖学ノートは、親しみあるカラーイラストで人体について学べる本です。

本書の特徴は学術本のような堅苦しい説明ではなく、フキダシを使ったりして、初心者にも理解しやすいよう噛み砕いている点。

また要所要所で分かりやすい例えやイラストが入ったりして、読者の理解度を上げてくれる点もいいところです。

ページ数が653ページと大ボリューム。読破しすべてを理解するのは大変ですが、それだけ内容が詰まった1冊になっています。

難しい内容を初心者向きに丁寧に書かれているので、これから本格的に解剖学を学んでいきたい人に最適です。

アーティストのための人体解剖学ドローイング:フォーム&ポーズ

アーティストのための人体解剖学ドローイングフォーム&ポーズの表紙

アーティストのための人体解剖学ドローイング:フォーム&ポーズは、ドローイングするために必要な人体の知識が詰まった本です。

本書の特徴はドローイングが目的のため、人体構造のほかに絵を描くスキルを学べる点。

下図はX(幅)・Y(高さ)・Z(奥行)軸、つまり3D空間を意識して描かれた絵。

また絵を描くときに、筋肉のディテールをどう省略するかの目安も書かれています。

フォーム&ポーズとタイトルにある通り、動きのある絵を描くために必要な筋肉の知識、絵を描くための知識が載っています。

完全初心者には難しいですが、あるていど絵を書き慣れている人には刺さる内容。

人体解剖学とドローイングの描き方、両方知りたい人におすすめです。

スケッチで学ぶ人体解剖学

スケッチで学ぶ人体解剖学

スケッチで学ぶ人体解剖学は、骨や筋肉の構造を知り、そしてそれを実践・応用できる構成で作られた本です。

タイトルにある通り、そのほとんどがスケッチで書かれているので、構造を理解するために模写するのに最適。

また筋肉や骨ごとに色分けされており、各部位が把握しやすいのも特徴です。

下図は全身の骨格を表した図。

上図のような人体構造の抑えておくべき基本的な解説をしたのち、人体の見方のコツやポーズスケッチの練習法など、実践的な内容になっています。

下図はいろんな姿勢から見た人体解剖の図。

ポーズの見方・捉え方のポイントを解説しています。人体構造を模写して覚えたい人におすすめ。

また同じ著者で手と足に特化した「手+足の美術解剖学」も刊行されています。

アーティストのための人体解剖学ビジュアルリファレンス

アーティストのための人体解剖学ビジュアルリファレンスは、240以上の写真で理解できる人体解剖学の本。

ハイクオリティな写真と図で、姿勢やポーズなど細かな点まで捉え、”人”をつくるのに役立ちます。

下図は胸郭と胸骨の解説。

実際の写真とイラストを使って、分かりやすい構成になっています。

続いて下図は写真で筋肉を示した図。

実写と照らし合わせて、筋肉の付き方を図解しています。

本書は人体解剖学の専門家が執筆されており、解剖学の基礎知識と専門用を知ることができます。

マイケルハンプトンの人体の描き方

マイケルハンプトンの人体の描き方表紙

マイケルハンプトンの人体の描き方は人体の仕組みと構造を理解し、躍動感あふれる人物が描けるようになる本です。

人体解剖学がメインではありませんが、人物を描くのに必要な身体構造を知ることができます。

そのため骨格や筋肉の構造のほかに、絵を描くスキルも学べる点が特徴です。

下図はアナトミー(解剖学)と動きについての解説。

アナトミーを理解すると動きの限界と範囲、動きによって変わる筋肉の形などを把握できるようになります。

また絵を描くスキルの方では、人体を簡略化して捉える方法やラッピングラインなど、画力向上に必須の内容が書かれています。

構造から人体をとらえるための指南書。内容は上級者向けではあるものの、その分かりやすさや有益さは初心者でも取り入れることができます。

本気で絵が上手くなりたい人におすすめ。

キム・ラッキの人体ドローイング

キムラッキの人体ドローイングの表紙

キム・ラッキの人体ドローイングは、解剖学と人体を図形化で捉える描き方を組み合わせた、ハイブリッドな本です。

392ページの大ボリュームで、そのほとんどは解剖学の解説で占めています。

ただ他の解剖学の本と違う点は、絵を描くことを目的とした解剖学であること。例えばイラストや漫画などで活用できるよう、動きの観点から解剖学を解説したりしています。

上図は左から図形化で捉えた絵、解剖学の絵、人物の絵と、分かりやすく3パターン描かれています。

基本的に本書は、解剖学と絵としての捉え方が載っているため、わかりやすいです。

またイラストや漫画で見ることが多くなった架空の生き物、人獣やクリーチャ―などの解剖学についても解説しています。

ドローイングという本のタイトルですが、絵を描くための解剖学もガッツリ学べる良書です。

イラストに使える美術・人体解剖学でおすすめの本まとめ

美術・人体解剖学でおすすめの本を紹介しました。

画力を上げたい、イラストのクオリティを上げたい、そんなときは人体解剖学を取り入れるのが最適です。

ぜひ本記事を参考に自分のあった本を探してみてください。

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