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イラスト・マンガがオンラインで学べるパルミー。
180以上ある講座の中から完全初心者向けの「マンガ超入門講座3」を受講したので、その内容や感想をレビューしていきます。
この講座の対象となるのはこんな人。
- 今まで漫画を描いたことがない
- SNSでゆるい漫画を発信したい
- 趣味で気軽に始めたい
プロを目指すわけじゃない、でも漫画が描きたい。そんな方に向けた講座内容です。
そしてこの講座は3部構成になっています。
- 意識の低いマンガ超入門講座(1)
- 意識の低いマンガ超入門講座(2)
- ちょっと意識が高くなったマンガ超入門講座(3)
本記事では3部目の「ちょっと意識が高くなったマンガ超入門講座(3)」について書いていきます。
動画解説とテキスト資料でしっかりスキルが身につく。
自分のペースで好きな時に学習でき、イラスト・漫画を学びたい人にうってつけです。
クリックできる目次
ちょっと意識の高くなったマンガ講座の内容
意識のちょっと高くなったマンガ講座3の、解説動画は全部で1時間43分。
それを各セクションにわけて5日で習得できるプログラムになっています。
もちろん1日ですべて受講するのもOK!
それでは講座内容を紹介していきます。
1日目:ストーリーを作る
1日目は講師の紹介と講座内容の流れが前半。なのでここの紹介は割愛。
本題からレビューしていきます。
ストーリーを作るために、課題をクリアしながら進んでいきます。
今回のストーリーのテーマは「プレゼントを渡しに行く」
そしてセリフはラストに「一言」だけ。
顔マンガにならないために、セリフを極力なくして作っていきます。
作るために考えたい項目は以下。
- 場所はどこ?
- 誰が誰にプレゼントする?
- 何をプレゼントする?
- なぜプレゼントする?
- キャラの関係性は?
- ラストの雰囲気
ラストの雰囲気は「ハッピー or バッド」エンド。
ほんわか・サスペンスなどジャンルを決める。
動画:約6分39秒
今回は2ページにおさ、コマ数も最大10コマで完成させます。
2ページなので、「プレゼントを買いに行った」「渡す人を呼び出した」「待っている」などたくさんの場面転換はいらない。
シンプルに「なにがどうなった?」を見せる。これだけを考えます。
それを10コマで説明できるように書きだしていきます。
このときに「場面(シーン)が浮かぶように」書くのがコツ。
動画:約8分16秒
1日目はこれで終了。
2ページマンガを描くための、ストーリーの流れを作りました。
ちなみにこの段階で絵は入れていません。
メモ程度にそのコマで「なにを描くか」を書いているだけ。
マンガで見せるとなると思ったよりページ数、コマ数が必要です。
というわけで2日目に行きます。
2日目:簡易構図講座
2日目は簡単な構図のお話。脱!顔マンガを掲げています。
構図を決めるには「何を見せるか」と「何を伝えるか」が大事。
構図だけで以下を伝えることを意識します。
- 主観 / 客観
- 見せたいもの / 見せたい状況
- キャラクターの関係性
- 安定 / 不安定
主観と客観
アップの構図だと主観。ロングの構図だと客観性が増す。
キャラクターの関係性
画面に対して面積が大きい方が、強く感じる。
「圧迫」は手前の人物の方が画面面積が多い。
そのため手前の人物画強く、奥の人物が弱い立場だと認識できる。
「対立」は力関係が同じ。
頭が高い方が優位・位が高く感じる。
「圧迫」の構図でも手前の人物の方が頭が高く優位に見える。
以上で2日目の簡単構図講座でした。
動画ではさらに詳しく解説しているので、しっかり勉強したい方はぜひパルミーでご覧ください。
この次からはストーリーにあわせてコマを描いていきます。
3日目:ストーリーに合わせてコマを描く
3日目はコマに入れる内容を当てはめていく作業です。
まずは絵ではなく、文字で何を入れるかを決めていきます。
基本的な流れはこんな感じ。
- メインを決める
- それの補足
これだけで漫画になります。
では続いては実際に絵を入れていきます。
コマのはじめは、場所・状況から描く。
場面展開をするときも場所・状況から描いて、読者の理解を促す。
コマは以下の順番で描く。
- 場所を示すコマ
- 状況がわかるコマ
- キャラクター
読者にとってわかりづらい顔マンガにならないためには、
- 物語りはどこから始まるのか
- どういう状況なのか
- 前後のコマとの関係性
という顔以外のモノを描く。
1日目で描いたストーリーを見返して、「場所」や「状況」が抜けていたら追加するコマを入れる。
動画:10分18秒
1日目で描いたストーリーに、「場所」や「状況」を追加し、そのコマを描き切るために必要な資料を集めます。
スマホでその場所を撮ったり、資料を検索してみたり。
他にも、
- 木々
- 空模様
- 生き物
- ビル群
など、資料写真を日ごろから集めておくと、漫画を描くときに使えて便利です。
1コマに入れる絵を、いくつか案出し。
コマとコマの繋がりも意識して、思いつく限りそのシーンの絵を描きためてきます。
この段階では「コマ割り」をせず、「コマの中に入る絵」の案だけを描きます。
動画:16分07秒
3日目はこれで終了。
1日目で決めたストーリーに、肉付けをしていきました。
場所や状況が分かるコマを追加し、コマの中に絵を入れます。
次の4日目では絵を入れたコマを、ページごとにどこまで入るか組み立てていきます。
動画ではもっと詳しく解説されているので、この部分を学びたい人は講座をご覧ください。
4日目:ページを構成していく
4日目はページにコマを配置して構成していきます。
3日目で案出ししたコマの絵を、以下の点に注意して選びます。
- 引き・中距離・バストアップをバランスよく入れてテンポを重視する
- 場面転換のコマも入れる
- 遠景は1コマだけでもOK
約10コマほどを選び、そのコマを2ページに貼り付けます。
動画:8分27秒
ページごとにメインのコマ(見せたいコマ)を1つ決め、それを大きく描きます。
それ以外はサブ(メインを際立たせる役割)とし、メインよりも小さいコマとして描きます。
コマ数が足りなかったら、案出しのコマから追加。
コマ数が多くて入りきらなければ、どれかを削除して調整します。
これで下描きが完成。
動画:10分32秒
4日目が終了。
3日目で出したコマ案を、ページに割り振っていく実践編です。
2ページ漫画を前提としているので、1ページ目の最後に引きのコマをもってくる。
一番見せたいコマを大きく描く。
などの漫画としての基礎技術も解説されていました。
それでは5日目、最後の講座です。
5日目:清書して完成させる
5日目は下描きから清書(線画)にする過程の解説です。
といっても下描きを基に書くだけなので、ここでは講師によるタイムラプスがメインの動画になります。
また補足として、今回の講座ではセリフなしの漫画でしたが、セリフがあった場合の描き方も説明されていました。
そして最後におすすめの書籍を紹介されています。
なかなか描く絵が決まらない。思いつかない。そんなときに役立つ書籍です。
Vision
コマ構図を単純化してとらえる必要と実用性が分かる。
伝えたいストーリーをどんなビジュアルで見せればいいのか。それを解決できる本です。
たてなか流クイックスケッチ
キャラクターを単純化してとらえるための本。
キャラが何をしているのかが伝わる、描く上での観察ポイントも実例とともに収録されています。
こんな人におすすめ
- はじめて漫画を描く人
- 趣味で漫画を描きたい
- SNSで漫画を発信したい人
- 趣味でゆる~く描きたい人
1~2ページの簡単な漫画の描き方を解説しているので、SNSでアップしたい人。
自分の体験談、エッセイ漫画を描きたい人には特におすすめです。
反対に創作漫画や企業の漫画賞に応募したい人には向いていません、そのノウハウも解説されていません。
パルミー講座の受講方法
パルミーは月額制のオンライン講座。
なのでパルミーに入会しないと講座は受けられません。
しかし7日間無料体験ができるので、無料体験期間中にマンガ入門講座を受けるのがおすすめです。
余った時間で他の講座も受講できます。
無料期間中に退会すれば料金は一切かかりません。
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