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マンガを描いていて悩むのが、コマ割りや演出。
本やネットで調べてもなかなか核心をつくようなものがないですよね。
そんな悩みがある方は漫画が学べるオンライン講座のパルミーがおすすめです。
月額制ですが7日間は無料体験OK。無料期間中にマンガのコマ割り・演出などが学べます。
パルミーの数ある講座の中、今回僕が受けたのは「マンガ入門講座」です。
このマンガ入門講座は3つのシリーズにわかれています。
- ストーリー構成編
- 表現編
- 演出・効果編
今回受けたのは「演出・効果編」です。
3つとも初心者向けの講座で、わかりやすいのが特長。
というわけで本記事ではマンガ入門講座「効果・演出編」を詳しくレビューしていきます。
クリックできる目次
マンガ入門講座3 演出・効果編の内容
マンガ入門講座シリーズでは漫画専門学校の講師でもある、かとうひろし先生が担当されています。
かとうひろし先生は「初心者のためのマンガの描き方ガイド マンガのマンガ」の著者でもあります。
講座のカリキュラムは3日間。
動画での解説とダウンロードできる資料で、好きな場所・好きなタイミングで学べます。
一応区切りがあるので3日間ですが、動画自体は全部で約1時間30分ほど。なので1日で全部見てもOKです。
講座内容はこちら。
マンガのコマ割りと演出がメインで学べます。
1日目:コマ展開の仕組み
1日目はマンガのコマを使った演出方法。
コマの仕組みを学んで、スムーズに展開させる技術を学びます。
漫画特有の表現、コマを使った見せ方の解説。
コマは1つじゃなくて、連続して見せることが基本。
動画:約2分8秒
コマ間とは、コマとコマの間の空白のこと。
この「コマ間」はその一瞬の間で、省略したシーンを読者が補完してくれます。
つまり、
【ドアがある】
↓
【ドアを誰かが開ける】
この2コマだけで、『誰かがドアノブに手をかける』という表現を省略できます。
動画:約8分36秒
「コマ間」はどこを省略するかで、読者への伝わり方が変わります。
丁寧に描きすぎるとテンポが悪くなり、省略しすぎるとコマとの繋がりが分かりにくくなります。
どのシーンを切り取るか、省略できるものか、できないものか、を考えるのはいいコマ割りのトレーニングになりますよ。
動画:約11分54秒
マンガ演出・効果編の1日目が終了。
コマを割るときの基本的な考え方でした。
映画だと映像で一連の動きや、状況を伝えられますが、マンガはそうはいきませんよね。
映画でいう一連の動きや起こる出来事の、どの部分を切り取ってコマの中に描くか。
これがコマ割りの基本ですね。
それでは次は2日目です!
2日目:ビジュアル表現演出
2日目はより実践的なマンガ表現の解説に入っていきます。
効果線について、スピード線と集中線の解説。
スピード線はその名の通り、キャラクターやモノの動きを現す効果線です。
もう一つの集中線はスピード感や、モノに視線を集めるときに使います。
具体例と共にどんな使い方があるか説明されています。
動画:約9分07秒
背景効果とは、背景を使ってキャラクターの心情などを表現するものです。
ベタを使ったり、効果線を使ったり、トーンを使ったり。
キャラクターの心情にあった効果の使い方を解説されています。
動画:約5分34秒
コマの形は伝える内容によって、変えるのが自然です。
例えば横長のコマの中に、キャラが崖から落ちていくシーンを描くのは不自然。
伝わりにくくなります。
こんな感じで何を伝えるかによって、コマの形も意識するとグッと伝わりやすくなります。
動画:約7分14秒
読者に適切に内容を伝えるためには、アングル(構図)も重要。
アングルは以下の5つ。
- アップ
- ミドル
- ロング
- ローアングル(アオリ)
- ハイアングル(フカン)
周囲の状況を見せたいときはロング、またはハイアングル。
見てほしいものがあるときはアップ。など、それぞれ使いどころがあります。
読者に見せたいものにあわせて、適切にアングルを選択していくことが大事です。
動画:約5分28秒
マンガ特有の記号のようなものですね。
キャラの感情や、状況を伝えるために使われます。
例えばこんなのとか。
- 焦ったときの汗
- 何かに気づいたとき
- 振り向いたとき
劇画タッチ、リアル系の絵柄には合わないこともあるので、その作品にあった満符を使うのがベターです。
動画:約6分9秒
線だけの絵では、白すぎて分かりにくいこともあります。
適度に黒(ベタ)を入れて、画面を引き締めたほうが読みやすくなりますね。
この辺のバランス感覚は正直慣れなので、たくさんマンガを読んだりして感覚を養うしか方法がないです。
トーン使うのもありです。
動画:約5分40秒
効果・演出編の3日目、終わりました。
読者によりキャラの心情や、状況を伝えるための演出の話でした。
頭に浮かんだことをそのまま絵にしても、イメージは100%読者に伝わりません。
これは昔、某週刊雑誌の担当編集者さんに、僕が言われた言葉です。
確かにその通り、だからより伝えるために演出が必要。
“マンガは演出するもの“。そう覚えておくと見せ方のスキルは段違いで上がってきますよ。
では続いて3日目、行ってみましょう。
3日目:Q&Aコーナー
3日目はQ&A形式で、2日目までの内容を補完するものになっています。
質問・回答はこちら。
- 描き文字・フキダシ・効果線
- 描き込み・ベタ・トーン
- コマについて
- その他
描き文字の書き方、線の太さ。どこまで描き込めばいいか。など。
答えるだけでなく、実際に絵を描いて説明してくれるので、理解しやすいです。
内容的にはこの講座を見てマンガを描いていくうちに、気になるポイントを先回りして答えてくれている感じですね。
3日目すべて終わりましたが、この講座はマンガにとって肝となる、コマ割りの展開を学べるいい講座でした。
初心者の方はこのコマ割りでつまづきがち。ここを学べば楽しくマンガが描けるようになりますよ。
学べるポイント
マンガのコマ割り、効果を重点的に学べる内容になっています。
マンガ入門講座の演出・効果編で学べる主なポイントは以下です。
- コマとコマの繋がり
- コマの形の意味
- 効果線の使い方
- 構図の種類と使い方
- 漫符
これまでの講座より、より実践的な内容になっています。
この講座のシリーズをすべて受講することで、マンガに大切なスキルと考え方を身につけられます。
- 講座①=ストーリーの構成
- 講座②=マンガの表現方法
- 講座③=コマ割りと演出
上記3つはマンガにとって基礎中の基礎。これができないとマンガは描けません。
このマンガ特有の表現や演出を身につけて、はじめてスタートラインに立てます。
マンガ初心者なら間違いなく成長できる内容です。
こんな人におすすめ
- マンガを描きはじめたばかり
- コマ割りがうまくなりたい
- 伝わりやすいマンガを描きたい
マンガを描きはじめたばかりの人、これからマンガを描いてみたい人には超おすすめです。
正直、マンガの描き方系の本を読むより、この講座シリーズを受けたほうが圧倒的に描けるようになります。
僕は10年以上マンガを描いていて、初心者の頃から本を読み漁っていました。
だからこそ断言できますが、マンガを描きはじめた人には、これ以上ない分かりやすいマンガの描き方が学べます。
反対に、ある程度マンガを描いてきた人には物足りない内容です。
この講座の内容は基礎中の基礎、しかしその基礎が初心者には大切。
これからマンガを描いていく礎となります。
ちなみにこの講座の内容の一部は、「マンガのマンガ コマ割りの基礎編」にも書かれています。
気になる方はこちらの本もチェックしてみてくださいね。
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しかし7日間無料体験ができるので、無料体験期間中にマンガ入門講座を受けるのがおすすめです。
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