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マンガを描いたので、一度プロに見てもらいたい。プロの漫画家を目指したい。
そのために持ち込みをしたいけど、どうしたらいいのか分からない。そんな悩みありませんか?
今回はそんな方のために、マンガを出版社へ持ち込みするときの流れや、心構えなどをお伝えします。
大丈夫です。持ち込みはそんなに怖くないですよ。
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1. 持ち込みとは?
持ち込みとは、自分の作品を出版社へ直接もっていくことです。そこで、雑誌の編集者に自分の作品を見てもらい、さまざまなアドバイスを聞くことができます。
プロの生の声が聞けるので、漫画家を目指すなら、とても参考になるお話を聞くことができます。
2. 持ち込みするときの流れ
基本的にどの出版社でも、持ち込みするときの流れは同じです。
2-1. 持ち込みにいく雑誌を決めよう!
まずは週刊少年ジャンプや週刊少年マガジンなど、どの雑誌に持ち込みにいくのかを決めます。
雑誌によって作品のページ数などの規定が違います。作品を完成させるときは、必ずその雑誌の規定に沿って仕上げましょう。
はじめて持ち込みに行くときは、基本的にネームではなく、ペン入れなどをした完成原稿をもっていきます。
デジタルで描いた場合は、B4サイズの用紙に印刷してもっていきましょう。万が一に備えて、データも一緒にもっていくとベストです。
2-2. 編集者と持ち込みの約束をしよう!
作品が完成したら次は、電話で約束を取りつけます。
出版社へ電話をして、マンガを持ち込みにいく日時を、編集者と約束しましょう。
基本的に、そのとき電話に出られた方が作品を見てくれるので、電話が繋がったらその方に持ち込みをしたいことを伝えましょう。
電話番号は、雑誌またはホームページに記載されています。
2-3. いざ!出版社へ向かおう!
約束をした日時に出版社に向かいましょう。建物に入ったら、さっそく受付です。
受付の方に
「◯◯時に◯◯と約束している◯◯ですが、◯◯さんはおられますか?」
といった感じで伝えれば大丈夫です。
あとは受付の方に案内されるので、その場所で編集者が来られるのを待ちましょう。
待つあいだはドキドキすると思います。編集者は、普段の仕事のかたわら見てくれるので、けっこう待たされることもあります。
決して忘れられているわけではないので、じっと待ちましょう。
2-4. 編集者と対面!ドキドキの持ち込み
編集者が来られたら、さっそくマンガを読んでもらいます。
その作品が面白ければ、雑誌の賞に回してもらえることもあります。しかし初めての持ち込みで、そのようなことはほとんどありません。
編集者からのアドバイスを聞き、自分のレベルアップに努めましょう!
週刊少年ジャンプの場合は、一度見てもらった編集者が、次回も見ることになっています。次も持ち込みするときは、その編集者を指名してアポを取りましょう。
2-5. 編集者のアドバイスの内容は?
どんなことを言われるかは、はっきり言って見てもらった編集者によって違います。
ですがたいていは、キャラやストーリー、その見せ方、画力について言われることが多い印象です。
また、編集者はその作品が売れるかどうかを1つの判断としています。そのため、とても厳しいことを言われることもあります。
しかし、これは成長のよい機会とし、素直に受け入れて次回作に活かすようにしましょう。そうすることで、着実に力がついていきます。
3. 持ち込みの心構え
はじめて持ち込みにいくときは、緊張しっぱなしだと思います。
実際、経験しないと分からないこともあると思いますので、持ち込みに関する心構えなどをお伝えします。
3-1. 遅刻をしない
まずは、約束の時間に絶対に遅れないようにしましょう。当たり前ですがとても大事なことです。
地方から持ち込みする方は、電車で迷う可能性があるので、早めに出版社へ向かいましょう。
それでも遅れそうなら、必ず出版社へ連絡を入れるようにしてください。
3-2. メンタルは強く
編集者の作品に対する感想・アドバイスはとても参考になります。それゆえ、とても厳しいお言葉をもらうこともあります。
しかし編集者は、あなたの作品を少しでも良くしようと、アドバイスをしてくれています。
決して、作品を否定されたわけではないので、あまり落ち込まず、次回作への意欲を持ちましょう。
3-3. メモ用紙と書くものも持っていく
編集者からもらったアドバイスは、忘れないうちにメモをとりましょう。
持ち込みが終わった(編集者が立ち去った)あとに取ってもかまいませんし、アドバイスをもらっているその場でメモをとってもかまいません。
その場でメモをとる場合は、一言「メモとってもいいですか?」と編集者に伝えると、編集者もそのつもりで話してくれるので、スムーズにやりとりができます。
3-4. 質問や相談をしてもOK!
持ち込みは、アドバイスをもらうだけではなく、こちらからも質問しても大丈夫です。
作品を描いていて、自分で上手くいかなかった部分。ストーリーやキャラの見せ方などで悩んだりした部分を、率直に聞いても問題ありません。
また、言われたアドバイスで分かりづらかったりした場合も、詳しく突っ込んで聞いていきましょう。売れているマンガを例に出して、わかりやすく説明してくれます。
せっかく持ち込みしたので、自分にとってその時間が有意義になるように、どんどん質問しましょう。
私は、次回作の相談をしたこともありました。
「こういう設定でこういう話なんですが、どう思いますか?」と。
それについても、いろいろアドバイスをいただきました。
気になることや悩んだりしていることは、遠慮せずに聞いてみましょう。
まとめ
はじめての持ち込みはとても緊張すると思います。ですが、持ち込みで得られるものは大きいです。
自分の周りの友達では絶対に持っていない、プロの意見やアドバイスは自分を成長させてくれます。
また編集者によっても、作品の見方やアドバイスが違うこともあります。
作品の規定が守られているなら、同じ作品を違う出版社に持ち込みしてもOKです。私は過去に、同じ作品を3社に持ち込みしたことがありました。
雑誌によって、載っている作品の系統が違うので、アドバイスも三者三様でした。
少年マンガを目指すなら、一度は週刊少年ジャンプへの持ち込みをおススメします。その理由は、他社と比較しても、アドバイスの内容が的確で濃かったからです。
親身になってくれている感じも、ジャンプの編集者が一番ありました。
持ち込みをするときは、まずどの雑誌に持ち込みするのかを決め、編集者と日時の約束しましょう。
質問したいことを事前に用意しておくのもいいと思います。
プロを目指すなら、ぜひ持ち込みをして、自身のレベルアップを計りましょう!
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