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漫画の専門学校へ通いたいけど、学費って高いんじゃないの?
安いところがあれば知りたいけど…
本記事では、学費が安い漫画の専門学校をご紹介します。
確かに学費が安いのは経済面で魅力的ですが、カリキュラム内容や学校の雰囲気、通学できる範囲か、などの視点も忘れずに決めてくださいね。
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漫画の専門学校で一番学費が安いのは?それは180万円代の学校
漫画の専門学校で学費が一番安いのは「東京アニメーター学院」です。
東京アニメーター学院【漫画家プロ養成学科】
漫画の専門学校で学費が安いのは「東京アニメーター学院【漫画家プロ養成学科】」です。
この東京アニメーター学院は他にも、声優やイラストレーション学科がありますが、どれも200万円を切って安いです。
漫画家プロ養成学科は2年制で、学費の内訳は以下となります。
学費の内訳
1年次 = 97万円
2年時 = 87万円
合計=184万円
入学試験はなく、書類選考で合否を決定します。
また年齢制限を設けておらず、一度社会に出た方も入学することができます。
近年WEBや広告など、マンガの需要も増えているので、いろんな年代や学生、社会人の方が漫画を学びにやってきます。
ただし、高校を卒業、または同等以上と認められているのが条件です。
立地は数多くの出版社が近くにあるところ。それゆえ、出版社への持ち込みなどもしやすく、雑誌の編集者の方も学校へ訪れます。
学生支援制度でさらに安くなる
東京アニメーター学院では独自の学費支援制度があり、試験によって学費の一部を免除してもらうことができます。
この学費試験支援制度は2種類あり、試験を受けるパターンと認定資格・成績で決まるパターンがあります。
試験を受けるパターン
このパターンの試験は、入学の意思に関係なく受験することができるため、試験結果がでてから入学するか決めることができます。
最大5万円の入学金が免除されます。
学費は184万円なので、支払う学費は最小で179万円になりますね。
認定資格・成績で決まるパターン
こちらは入学までに取得している資格や成績で、学校が定めているランクに応じて学費が免除されます。
取得している資格とは、高校卒業、もしくは卒業見込み、高校卒業と同等以上と認められた方をさします。
成績というのは、
・マンガのアシスタント経験がある
・マンガ賞の受賞経験がある
などです。
専門学校へ行く前にこういった成績があるかたはマレな感じもしますが、最大で37万5千円もの学費が免除されます。
学費は184万円なので、支払う額は最小で146万5千円となりますね。
カリキュラム内容は?
学費が安いと肝心の中身は大丈夫なのか?という不安はありませんか。
公式ホームページで公開しているカリキュラム内容はこちらです。
【一年次】
- キャラクター描写
- 背景描写
- ペン画実習
- スクリーントーン実習
- コマ構成
- シナリオ術
- 漫画制作実習
- デジタルコミック
【二年次】
- プロット
- ネーム実習
- キャラクターデザイン
- マンガデッサン
- マンガ実践パース
- デジタルコミック(モノクロ)
- デジタルコミック(色彩技法)
- アシスタント実習
わたしは実際に体験したわけでもありませんし、カリキュラムの内容が変わっているかもしれません。
ですがこれを見た限りでは薄いなー、という感想です。
わたしはマンガ制作経験が10年あります。漫画の専門学校へは行っておらず、すべて独学でマンガのテクニックを身につけてきました。
だからわかるのですが、学校を卒業するまでにデビューすることは難しいと感じます。
もちろんデビューしてる方もいらっしゃると思います。
また、学ぶべきスキルの順序も少し違うかなーという感じも。
あとマンガデッサンやキャラクターデザインを教わるのが遅いですね。
2年次に組み込まれてますが、1年次でデッサンやデザインの基礎を学んだ方が、卒業するまでに成長する画力に差が生まれます。
在学中はコマ割りやマンガ制作などの授業で、いやでも絵を描く場面が多々あると思います。
その時にデッサンの基礎を教わっているのといないのとでは、やはり成長するスピードが違いますよね。
2年次になってようやく、プロットやネームの実習がはじまり、キャラクターデザインとマンガデッサン、パースの授業がはじまります。
当然マンガ家になるためには作品を描かないといけません。
1つの作品を完成させるためには、どのくらいの時間がかかると思いますか?
もちろん個人差はあります。10年間マンガを描いてきたわたしでさえ3~4ヶ月かかります(40ページ前後の作品の場合)。
なのでまだ一度も作品を描いたことがない人は、もっとかかります。
なにが言いたいのかというと、カリキュラムの進むスピードが遅い。ということです。
プロットやネームの授業が2年次からなので、その授業を受けつつ作品を描いたとしても、卒業までに2~3作品完成すればいいほうですね。
はじめて描いた作品がマンガ賞を受賞して、WEBや雑誌でデビュー。
そんな人はいません。
在学中で頑張って1作品描いても、それではプロになれません。
1作品以上描く必要があります。
なのでこのカリキュラムでは、卒業するまでに漫画家になることは難しいと感じます。
あくまで個人的な感想ですが…。
ですがマンガを描くためのスキルを学べるのは確かなので、在学中になにがなんでも漫画家にならないとイヤだ!という方以外は、この学校を選択肢に入れてもいいのではないかと思います。
アクセスは?
【所在地】
東京都千代田区西神田1-3-1
【交通機関】
JR「水道橋駅」徒歩5分
地下鉄「水道橋駅」徒歩10分
地下鉄「神保町駅」徒歩5分
地下鉄「九段下駅」徒歩12分
漫画の専門学校の学費の相場は?
250万円くらいが相場なのではないでしょうか。そう考えると184万円って安いですよね。
いくつかの専門学校を比較すると、その学費は220万~270万円ほどの幅があります。
学校によってカリキュラム内容も、取り組んでいる内容も違いますが、平均するとおおむね250万前後が多いです。
漫画の専門学校の一覧を下記の記事にまとめています。こちらに学費なども記載しているのでよかったら参考にしてください。
【漫画の専門学校】東京と大阪の一覧とそれぞれの特徴上記のマンガ専門学校の一覧の中でおすすめなのは、「アミューズメントメディア総合学院 」です。
独自のシステムやデビューするための取り組みにより、在学中にデビューする機会に溢れています。
詳しくは下記内容をご覧ください。
【漫画家デビュー!】アミューズメントメディア総合学院を漫画専門学校としておすすめする6つの理由学費がもっと安いのは夜間や週末で学ぶこと
もっと学費を抑えたいのなら、夜間や週末だけのコースも検討しましょう。
学費は10万~120万円くらいに抑えることができます。
総合学園ヒューマンアカデミー【マンガ専攻】では上記の料金で、希望する学び方によって学費が決まります。
代々木アニメーション学院【マンガ科】なら、夜間・日曜コースで
入学金3万円+授業料12万で合計15万円の学費です。
※半年間の学費(2年通うなら合計51万円)
ただし夜間や週末コースは全日制と違い、一日で学ぶ時間が少なくなります。
同じ2年間学んでも、全日制の方とは身につくスキルの早さは遅いです。
とはいえ、平日働きながらマンガを学ぶことができるため、経済面での心配はいらなさそうですね。
漫画の専門学校で一番学費が安いのは?【184万円】:まとめ
学費が安い漫画の専門学校は、東京アニメーター学院【漫画家プロ養成学科】で184万円です。
さらに独自の学費支援制度で、最大37万5千円が免除されます。
試験を受けるなら最大5万円。
受賞経験やアシスタント経験があれば最大37万5千円です。
それでもまだ高い。と感じる方は夜間・週末コースも検討してもいいかもしれません。
上記のコースは一日の授業時間が少ないため、その分学費も安くなります。
学費の幅は10万円~120万円です。
漫画の専門学校を学費ではなく、カリキュラム内容で選ぶなら「アミューズメントメディア総合学院 」がおすすめです。
【漫画家デビュー!】アミューズメントメディア総合学院を漫画専門学校としておすすめする6つの理由 【漫画の専門学校】東京と大阪の一覧とそれぞれの特徴 漫画の専門学校に行くのは無駄か?【結論⇒本人次第】