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評価:5
デジタルイラストを描くのに欠かせないペンタブ。液タブはアナログに近い感覚で描けるメリットがありますが、高価なのがネック。
その点、板タブは液タブほど高価ではなく、手にしやすいメリットがあります。
そこで今回紹介したいのがXPPenのペンタブ、Deco Pro LW (Gen2)です。
このDeco Pro LW (Gen2)の特徴はなんといっても、筆圧16384レベルという世界初の検知能力。
つまり16384段階で筆圧を感知し、キャンパスに反映させるという高性能です。
今までは筆圧はどのメーカーも8192レベルが上限でした。ですがその限界を突破したのが、Deco Pro LW (Gen2)。
描き味や筆圧コントロールにこだわりがある人にはおすすめのペンタブです。
ちなみにDeco Proは「MW」「LW」「XLW」の3サイズがあり、本記事では真ん中のLWサイズをレビューしていきます。
製品 | 本体サイズ | 厚さ | 作業エリア | 価格(定価) |
---|---|---|---|---|
Deco Pro MW(Gen2) | 283 x 227.1mm | 10.66 mm | 228.6 x 152.4 mm | 19,900円 |
Deco Pro LW(Gen2) | 333 x 258.1mm | 10.66 mm | 279.4 x 177.8 mm | 22,900円 |
Deco Pro XLW(Gen2) | 435 x 313.1mm | 10.66 mm | 381 x 228.6 mm | 27,900円 |
- 世界初となる筆圧レベル16384
- 左手デバイス付き
- 選べる3サイズ
- 一部のAndroidに対応
- 手が疲れにくい設計
- 特になし
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Deco Pro LW (Gen2)の外観と付属品
XPPenのDeco Pro LW (Gen2)は世界初となる筆圧レベル16384が特徴のペンタブです。
以下はDeco Pro LW (Gen2)のスペック。
製品名 | Deco Pro LW (Gen2) |
---|---|
本体サイズ(横×縦) | 333 x 258.1mm |
作業エリア | 279.4 × 177.8mm |
厚さ | 10.66mm |
筆圧レベル | 16384 |
応答速度 | 200RPS |
傾き検知 | ±60° |
ファンクションキー | 0 |
接続方法 | 有線 / Bluetooth 5.0 |
連続作動時間 | 10時間 |
対応OS | Windows 7 以降、MacOS 10.10 以降 Android 10.0以降 ChromeOS 88以降、Linux(Bluetooth接続不可) iOS 12.0以降およびiPadOS 13.1以降 |
対応ソフト | ibisPaint 10.1.6以降 / MediBang Pint 26.8以降 |
価格(定価) | 22,900円 |
公式ページには「アイビスペイントとメディバンペイントに対応」と書かれていますが、CLIP STUDIO PAINTでも問題なく使用できました。
外観とサイズ感
下図がDeco Pro LW(Gen2)のパッケージ。
開封して包装袋から本体を取り出します。
本体サイズは333 x 258.1mm。四方と上部に白い目印のある範囲が作業エリア、279.4 × 177.8mmあります。
サイズ感はA4用紙より一回りほど大きく、一般的なイラスト本と比較すると2回りくらいあります。
本体にショートカットを設定できるファンクションキーはありませんが、同梱品に左手デバイスがついているので安心です。
パソコンとの接続は、BluetoothまたはUSBケーブル。上面にはそれらを接続するインターフェースがあります。
画像だと分かりづらいですが、背面はシルバーでメタリック感があり、カッコいいです。
厚さは10.66mmで約1cmほど。
手前がカーブしている形状のため、絵を描くときに段差による描きにくさを軽減。さらに疲れにくい設計になっています。
また重さは大きさのわりに軽く、片手でヒョイと持ち上げられる程度です。
同梱品
Deco Pro LW (Gen2)の同梱品です。
- ペンタブレット本体
- X3 Proスマートチップスタイラスペン
- ペンケース
- 替え芯4本(標準芯)
- 替え芯4本(フェルト芯)
- ワイヤレスショートカットリモート
- USB-A to Cケーブル
- USB-C toCケーブル
- Bluetoothレシーバー
(ワイヤレスショートカットリモート用) - クリーニングクロス
- 2本指グローブ
- クイックガイド
- 保証書
本製品のほかに、PCとペイントソフトがあれば、すぐ絵が描けるようになっています。
また左手デバイスも付属しているため、ショートカットを設定して作業効率化を図りたい人にも最適です。
Deco Pro LW (Gen2)のレビュー
率直にいうと、めちゃくちゃ使いやすく描きやすかったです。
以前、同メーカーのXPPen Deco MWを使いましたがそれとは違う、描き始めた瞬間にわかる描き心地の良さがありました。
軽く試し書きしたのが下図。(本当に軽くなので伝わりづらいかもですが;;)
そのあともしばらくペンを走らせていましたが、ペンタブの形状もあいまって描きやすく疲れにくかったです。
またLWというサイズ感のため、広々とした描画スペースがあり窮屈さも感じません。思い切り線をストロークできます。
実際に使った使用感をまとめると、下記のようになります。
- 描き味がなめらか
- 線の入り抜きもしっかり出る
- 線の強弱もしやすい
- 手が疲れにくい
- 遅延なし
イラストのラフなんかでは、わりとペンを素早く動かす人も多いと思います。そんなペンの早さにも遅延なく描画できました。
またペンタブ本体にファンクションキーはついていませんが、付属の左手デバイスがあるので安心です。
接続方法は付属の有線、またはBluetooth。Bluetoothレシーバーはペンケースに入っています。
左手デバイスの設定も、XPPenドライバから簡単に行えます。
ちなみにペンタブは対応のドライバがないと作動しないので、公式ページからダウンロードしてインストールしましよう。
他メーカー含め、いくつかのペンタブを使用してきましたが、間違いなくトップクラスの描き心地と使いやすさ。
描き心地を求めるなら文句なしの製品です。
Deco Pro LW (Gen2)はこんな人におすすめ
XPPenのペンタブDeco Pro LW (Gen2)はこんな人におすすめです。
- ペンタブ初心者(プロも)
- 筆圧レベル16384の抜群の描き味を試したい人
- 長時間作業したい人
- 左手デバイスで作業スピードを上げたい人
筆圧レベル16384と世界初の検知機能と、XPPen独自開発のX3Proで、革新的なリアルな描き心地を再現。
描き味もさることながら、手が疲れにくい形状や、プロだと必須の左手デバイスが付属していたり、描き手のことを考えて作られた開発者の想いを感じます。
さすがPro仕様。
ペンタブといえばWacomが有名ですが、同じくPro仕様のもので高くて手が出せない!という人はXPPenがおすすめです。
描き味にこだわっているメーカーだけあって、描いている時の感覚は他メーカーより群を抜いています。
XPPenのペンタブDeco Pro LW (Gen2)レビューまとめ
XPPenのペンタブ「Deco Pro LW (Gen2)」のレビューでした。
筆圧レベル16384がどんな描き心地なのかと期待していましたが、今までの筆圧レベル8192の感覚で描いたときとは明らかに違いました。
線がなめらか、綺麗にでます。
これから性能の良いペンタブを手に入れたい、新しく買い替えたい、そういった人に最適です。
- 世界初となる筆圧レベル16384
- 左手デバイス付き
- 選べる3サイズ
- 一部のAndroidに対応
- 手が疲れにくい設計
- 特になし
XPPen公式ストア:https://www.storexppen.jp/
XPPen公式サイト:https://www.xp-pen.jp/