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評価:4.5
Xencelabs製の「ペンタブレットsmall」。
細部にまでこだわりを感じた、クリエイター向けの板タブです。
実際に使ってみて一番驚いたのは、完全な紙感触だったこと。
というのも、ペン先が紙素材でつくられているから。
紙素材のペン先と、本体にコピー用紙などを敷いて描けば、完全な紙感触になります。
もちろん通常のペンも付属してあり、好みによって使い分けもできます。
アナログで描くのが好きな人、紙の感触にこだりたい人にこそおすすめです。
というわけで本記事では「Xencelabs ペンタブレットsmall」を詳しくレビューしていきます。
- 紙素材のペン先で描きやすい
- 本体傾斜による手の疲れ軽減
- ファンクションキーが3つ
- ワイヤレス接続に対応
- 他メーカーより少し高価
クリックできる目次
Xencelabs ペンタブレットsmallの外観と性能
上図はペンタブレットSmallのパッケージ。
本体のサイズ感などはこちら。
Xencelabs ペンタブレットsmall | |
---|---|
本体サイズ(横×縦) | 約234.1 x 184.6mm |
作業領域 | 約176.1 x 99mm |
厚さ | 8mm |
重さ | 398g |
ファンクションキー | 3つ |
しっかり包装された「 Xencelabs ペンタブレットsmall 」の本体。丁寧に包装を剥がします。
本体のサイズは約234.1 x 184.6mm。
少年コミック2冊分くらいの大きさです。
場所を広く取らない分、狭い作業環境でも使用できます。
もう少し大きめサイズでも、作業場所が十分確保できるなら、もうワンサイズ上の「Medium」もおすすめ。
ペンが反応する作業領域は約176.1 x 99mm。
手を大きく動かさなくても、しっかり描けるのは利点です。
本体はわずかに傾斜しており、これが手の疲れを軽減してくれます。
長時間の作業にも優しい設計。
ファンクションキーは3つで、よく使うショートカットを登録できます。
本体の厚みも8mmと薄く、扱いやすいです。
そして裏面。
上の側面には電源や、ケーブルを接続するためのインターフェースがあります。
Xencelabsのペンタブレットはワイヤレスに対応。
ワイヤレス使用の場合は、付属のワイヤレスシーバーをPCに挿入するだけでOKです。
Xencelabs ペンタブレットsmallのレビュー
Xencelabs ペンタブレットsmall を実際に使った、使用感をレビューしていきます。
性能の一覧表
まずはXencelabs ペンタブレットsmallの性能から。
Xencelabs ペンタブレットsmall性能 | |
---|---|
筆圧レベル | 8192 |
傾き検知 | ±60° |
ワイヤレス | 対応 |
バッテリー稼働時間 | 16時間 |
バッテリー充電時間 | 2.5時間 |
USB接続による有線のほかに、ワイヤレス接続も対応しています。
ペン
付属のペンは2種類ついています。
- スリムペン(PH6-A)
- 3ボタンペン(PH5-A)
スリムペンは一般的なシャーペンより、気持ち細く持てる。
3ボタンペンは一般的なシャーペンより、気持ち太く持てます。
他メーカーではどちらか1つしか付属しておらず、欲しい場合は別売りを買うことになります。
この辺はクリエイターに寄り添って、好みの太さを選べるXencelabs製は良心的ですね。
また替え芯も特長的。
画像だとわかりづらいですが、白い替え芯は紙っぽい素材でつくられています。
本体に用紙を敷き、その上から描くと圧倒的紙感を味わえます。
もはや紙に直接描いてる感覚で、「シャッ、シャッ」と音がなるのも、描いていて気持ちがよかったです。
試し書き
線の強弱はもちろん、どんなに素早く描いても遅延はありませんでした。
液晶画面を撮ってるので少し見づらいですが、こんな感じです。
実際はもっと早く描いても遅延なし。スムーズに描画できました。
また「筆圧が合わないな」と感じても、ドライバから自分好みに設定もできます。
試し書きしたイラストがこちら。
紙質のペンを使用。紙の触感ですごく描きやすかったです。
ファンクションキー
本体に3つあるファンクションキーには、よく使うショートカットが割り当てられます。
3つなのでこの辺りを登録しておくと、作業効率もはかれます。
- 取り消し(Ctrl+Z)
- 保存(Ctrl+S)
- 移動(Space)
各デジタルペンについているボタンにも、ショートカットを割り当てることができます。
クイッキーズリモート
本体にはファンクションキーが3つですが、もっとショートカットを割り当てたいなら、別売りのクイッキーズリモートがおすすめ。
8個のボタンと1つのダイヤルをそれぞれ切替えると、ショートカットは最大で40個登録可能。
ダイヤルも4つ設定が変えられます。設定の変更はドライバから可能。
さらにどのボタンにどのショートカットを設定したのか、起動するときちんと表示してくれるので、覚えなくてもOK。
効率重視の人はペンタブレットとの併用がおすすめです。
Xencelabs ペンタブレットsmallの同梱品
- ペン2種類
- ペンの替え芯×10
- 替え芯交換器
- ペンケース
- ドローインググローブ
- スリーブキャリングケース
- 接続ケーブル
- USB変換アダプター
- ワイヤレスレシーバー
必要なものは、すべて同梱されています。
ただし絵を描くには別途ペイントソフトが必要。
Xencelabs ペンタブレットはこんな人におすすめ
紙素材のペン先が特長的なXencelabsのペンタブレット。こんな人におすすめです。
- 紙感触にこだわりたい人
- 長時間の作業をする人
- 本格的に絵を描いていきたい人
他メーカーより少し値段がはりますが、ペンが2種類選べること。
ペン先の感触も2種類選べることを考慮すると、妥当な値段だと感じます。
なにより紙素材のペン先で描いたときの、圧倒的紙感は他のメーカーにはない描きやすさがありました。
ペンタブ合わないかな?と思っている人はぜひ試してほしいです。
Xencelabs ペンタブレットsmallレビューまとめ
Xencelabs ペンタブレット smallのレビューでした。
製品の随所にクリエイターへの配慮があり、質も描き心地も抜群。
久々にいい製品に出会いました。
紙素材のペン先に、コピー用紙を敷いて描く、これが鉄板です。
- 紙素材のペン先で描きやすい
- 本体傾斜による手の疲れ軽減
- ファンクションキーが3つ
- ワイヤレス接続に対応
- 他メーカーより少し高価