本記事のリンクには広告も含まれます
この記事では「東京」と「大阪」にあるマンガ専門学校の一覧と、それぞれの特徴について書いています。
よくマンガ専門学校へ行くのはムダ。
といわれることがありますが、一概にムダとはいえません。
わたしはマンガ歴10年以上ありますが、マンガ専門学校へ行くのもメリット・デメリットがあるように思います。
本気でマンガ家を目指すなら、マンガ専門学校へ行くことは、プロになるためにおすすめの方法です。
- 絶対プロになるという決意がある人
- 日々切磋琢磨できる人
- プロのテクニックを学びたい人
マンガ制作に必要な技術を、効率よく習得できるのがマンガ専門学校のメリットです。
反対にこんな人にはおすすめしません。
- 学校へ入ったらプロにしてくれると思っている人
- とりあえず学校へ行けば安心だという人
- 学生気分で遊びながらマンガ家になろうとしている人
マンガ家に対する意欲がなく、受け身な人はプロにはなれません。
ましてやプロがゴールではなくて、プロになることがスタートのはずです。
そのスタートラインに立つため、マンガ専門学校という場所で準備運動しましょう。
それができない人は、マンガ専門学校へ行っても、お金と時間のムダづかいに終わってしまいます。
一般社会で有効に働く学歴でもないので、そこがデメリットとなってしまいますよ。
では、これからマンガの技術が学べる専門学校をいくつかご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
気になる学校があれば、パンフレットを取りよせてみましょう。
パンフレットはどの学校も無料ですよ。
クリックできる目次
【東京】漫画の専門学校
東京にある漫画専門学校を紹介します。
総合学園ヒューマンアカデミー【マンガ専攻】
2年制のマンガ専攻です。
マンガの基礎的な技術を学ぶことができます。
業界との強いパイプで、160名以上の各雑誌編集者に作品を見てもらえる合宿があります。
また、雑誌編集者による特別セミナーや作品講評なども実施されます。
業界人との接触が多いことが特徴といえます。
【実績】
- 週刊少年マガジン
- 週刊ヤングジャンプ
- 週刊少年サンデー
- 月刊少年チャンピオン
- 週刊少年サンデー
- 週刊ヤングジャンプ
- 月刊少年マガジン
- マーガレット
- comico
【基本情報】
所在地:
東京都千代田区神田佐久間町3-21-5 三共ビル1F
アクセス:
JR「秋葉原」駅から徒歩5分
【学費:全日制】
入学金:30万円
初年度+2年次+その他:220万円
合計:250万円
【学費:夜間・週末コース】
10万~120万円(希望する学び方による)
アミューズメントメディア総合学院【マンガ・イラスト学科】
2年制のマンガ家専攻学科です。
この学科ではストーリーやデッサンなど基礎的な内容から、実際にマンガを描く過程、出版社への持ち込みなど、プロになるためのあらゆるバックアップ体制が整っています。
また、授業では定期的に、雑誌編集者による個人指導が開かれ、確実にスキルをアップさせることができます。
高い就職率を誇るのも特徴の1つです。
それは「産学共同システム」と呼ばれる、出版事業部との共同制作でデビューできる独自のシステムがあるからです。
【実績】
すでに、300名以上が受賞・デビューしています。
- 週刊少年マガジン
- 月刊少年マガジン
- 週刊少年サンデー
- 少年ガンガン
- 週刊少年チャンピオン
- マーガレット
- 週刊少年ジャンプ
- 週刊少年マガジン
- 週刊少年サンデー
- なかよし
- ザ・マーガレット
- 別冊フレンド
【基本情報】
所在地【本館】:
東京都渋谷区東2-29-8
アクセス:
JR山手線・埼京線・東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅下車 徒歩5分
東急東横線「代官山」駅下車 徒歩7分
【学費:全日制】
初年度:120万円
2年次:110万円
合計:230万円
代々木アニメーション学院【マンガ科】
2年制のマンガ科コースです。
マンガ家になるための必要なテクニックを学ぶことができます。
それに加え、デジタルにも完全対応しているのが特徴といえます。
今は雑誌だけでなく、WEBマンガ家・広告マンガ家など、デジタルで描く場面も増えているので、デジタルも学びたい方には最適です。
マンガアシスタンスの重要性についても学び、アシスタント就職のための礼儀・マナーなどにも取り組んでいます。
また、いかに自分の作品を読者にアピールするか、という自己プロデュースについても学ぶことができます。
【実績】
就職・デビュー者は70名以上。
- 株式会社集英社
- 株式会社講談社
- 株式会社小学館
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 株式会社KADOKAWA
- 株式会社秋田書店
- 週刊少年ジャンプ作品のアシスタント
- 週刊少年ジャンプ担当付き
- 週刊ヤングジャンプ担当付き
- 週刊少年マガジン担当付き
- 月刊少年エース担当付き
【基本情報】
所在地【1号館】:
東京都千代田区神田三崎町1-3-9
アクセス:
中央総武線水道橋駅東口 徒歩1分
都営三田線 水道橋駅 徒歩3分
神保町駅 徒歩5分
九段下駅 徒歩10分
後楽園駅 徒歩12分
【学費:全日制】
入学金:20万円
初年度+2年次+その他:244万円
合計:264万円
【学費:夜間・日曜コース】
入学金:3万円
半年間の学費:12万
合計:15万
東京デザイナー学院【マンガ科】
2年制のマンガ科です。
マンガを制作する基礎・デジタルの基礎を学ぶことができます。
ネームやストーリーにも力を入れており、物語制作に弱い人にとっては頼もしいカリキュラムとなっています。
またカラーの授業もアリ、白黒で表現するマンガ以外の、カラーイラスト・コミックにも対応できるような内容となっています。
マンガを描く環境・設備も整っており、自習室やマンガ制作用のデスク、液晶タグレットPCなどが充実しているのも特徴です。
【実績】
- 週刊少年ジャンプ
- 週刊少年マガジン
- 週刊少年チャンピオン
- 月刊少年ガンガン
- りぼん
- マーガレット
- ちゃお
- なかよし
- 少年ジャンプNEXT
- 月刊少年ガンガン
- 月刊少年シリウス
【基本情報】
所在地【本校舎】:
東京都千代田区神田駿河台2-11
アクセス:
JR御茶ノ水駅より徒歩8分
JR水道橋駅より徒歩6分
【学費:全日制】
入学金:17万円
1年次:117万7千円
2年次: 136万4千円
合計:271万1千円
日本工学院【マンガ・アニメーション科 マンガコース】
必要なスキルを学ぶ2年制と、基礎からクリエイティビティを高める4年制があります。
数少ない4年制を導入している珍しい専門学校です。
2年制ではマンガの基礎力を育成。目指したい雑誌や分野がある人はこちらのコースを。
4年制では2年制のカリキュラムに加え、企業課題やインターンシップに参加するなどして、実践的な力を身につけていきます。
大手出版社の編集者による講評が行われるのも特徴です。
【実績】
- 週刊少年ジャンプ
- 週刊ヤングジャンプ
- 週刊少年マガジン
- 週刊少年サンデー
- ヤングアニマル
- まんがタイムきらら
【基本情報】
所在地【八王子キャンパス】:
東京都八王子市片倉町1404−1
アクセス:
JR「八王子駅」「八王子みなみ野駅」
※無料スクールバス5~10分
JR「橋本駅」
※八王子駅行バス約10分、「御殿峠」下車徒歩7分
京王線「京王片倉駅」
※橋本駅行バス約10分、「御殿峠」下車徒歩7分
【学費:全日・2年制】
入学金:20万円
初年度:120万5690円
2年次:122万円
合計:262万5690円
【学費:全日・4年制】
入学金:20万円
1年次:120万9200円
2年次: 121万円
3年次: 121万円
4年次: 122万円
合計:504万9200円
東京デザイン専門学校【マンガ科】
2年制のマンガ科です。
現役マンガ家講師による個別指導で、デッサン・ストーリーの基礎を身につけることができます。
2年次にはコミックイラストも専攻するので、扉絵や一枚絵のイラストも描くことができるようになります。
出版社への持ち込み指導や、卒業後のバックアップ支援もあるのが特徴です。
【実績】
業界への就職率は90%以上と高いです。
- 週刊少年マガジン
- 月刊少年マガジンプラス
- ミラクルジャンプ
【基本情報】
所在地【1号館】:
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-8
アクセス:
JR山手線「原宿」駅 竹下口下車 徒歩3分
地下鉄千代田線「明治神宮前(原宿)」駅 2番出口下車 徒歩5分中央総武線水道橋駅東口 徒歩1分
【学費:全日制】
入学金:18万円
初年度:104万円
2年次:104万円
合計:226万円
東京アニメーター学院【漫画家プロ養成学科】
2年制の漫画家プロ養成学科です。
ストーリー・キャラクター設定という基本的な技術はもちろん、アナログでは必須のペン画、近年必須となってきているデジタルを学ぶことができます。
現役マンガ家による授業、編集者による講評も行われます。
学校の徒歩圏内に、多くの出版社があるため、編集者の目に触れる機会も多いのが特徴です。
【実績】
- 月刊ASUKA
【基本情報】
所在地:
東京都千代田区西神田1-3-1
アクセス:
JR「水道橋駅」徒歩5分
地下鉄「水道橋駅」徒歩10分
地下鉄「神保町駅」徒歩5分
地下鉄「九段下駅」徒歩12分
【学費:全日制
入学金:10万円
初年度:87万円
2年次:87万円
合計:184万円
【大阪】漫画の専門学校
大阪の漫画専門学校の一覧です。
総合学園ヒューマンアカデミー【マンガカレッジ】
2年制のマンガ専攻です。
マンガの基礎的な技術を学ぶことができます。
業界との強いパイプで、チャンスは多くあります。
マンガ編集者やマンガ家など業界人との接触が多いことが特徴といえます。
【基本情報】
所在地:
大阪府大阪市中央区南船場4-3-2 ヒューリック心斎橋ビル9F
アクセス:
地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅3番出口より徒歩1分
【学費:全日制】
入学金:30万円
初年度+2年次+その他:220万円
合計:250万円
【学費:夜間・週末コース】
10万~120万(希望する学び方による)
大阪アミューズメントメディア専門学校
2年制のマンガ家専攻学科です。
この学科では、プロの漫画家による授業を受けることができます。
ストーリーやデッサンなど基礎的な内容から、実際にマンガを描く過程、出版社への持ち込みなど、プロになるためのあらゆるバックアップ体制が整っています。
また、授業では定期的に、雑誌編集者による個人指導が開かれ、プロの漫画家・雑誌編集者、2つの角度からスキルをアップさせることができます。
高い就職率を誇るのも特徴の1つです。
その理由は、「単行本刊行」を目標としているところにあります。
他校では、マンガ雑誌が開催する賞の「受賞」を目標としている場合が多いです。
ですが、このアミューズメント総合学院では「受賞」を最初のステップとし、最終目標が「単行本刊行」としています。
そしてその目標を実現させるべく、「産学共同システム」と呼ばれる、出版事業部との共同制作でデビューできる独自のシステムもあります。
【基本情報】
所在地【本館】:
東京都渋谷区東2-29-8
アクセス:
JR山手線・埼京線・東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅下車 徒歩5分
東急東横線「代官山」駅下車 徒歩7分
【学費:全日制】
初年度:120万円
2年次:110万円
合計:230万円
代々木アニメーション学院(大阪校)
2年制のマンガ科コースです。
マンガ家になるための必要なテクニックを学ぶことができます。
それに加え、デジタルにも完全対応しているのが特徴といえます。
【基本情報】
所在地:
大阪府大阪市北区紅梅町2-8
アクセス:
地下鉄南森町駅3号出口 徒歩3分
【学費】
入学金:20万円
初年度+2年次+その他:244万円
合計:264万円
大阪アニメーションカレッジ専門学校【マンガ・イラスト学科】
3年制の総合コミックコースです。
マンガを制作する上での基礎体力(アイデア・作画技術など)を身につけることができます。
また、特にデッサン、イラスト系の授業を多く取りいれています。
【実績】
- 月刊少年マガジン
- ヤングエース
- 別冊フレンド
【基本情報】
所在地:
大阪府吹田市垂水町3丁目29番18号
アクセス:
地下鉄御堂筋線「江坂」駅下車、A階段1号出口より徒歩3分
【学費】
入学金:10万円
初年度:125万円
2年次:125万
3年次:125万2千円
合計:385万2千円
大原情報デザインアート専門学校【マンガ家コース】
2年制のマンガ家コースです。
デザイン基礎、カラーコーディネートなどを学ぶことができます。
そのため他校に比べ、マンガテクニックに特化した内容というよりは、デザイン寄りの内容となっています。
【実績】
- 少年マガジン担当付き
- 少年ガンガン担当付き
- 月刊Gファンタジー担当付き週刊マーガレット担当付き
【基本情報】
所在地【本館】:
大阪市浪速区難波中1-6-2
アクセス:
地下鉄・阪神・近鉄「難波駅」下車、7番出口すぐ
大阪総合デザイン専門学校【漫画学科】
2年制の漫画学科です。
漫画専攻とデジタル漫画専攻に分かれています。
基本的なカリキュラム内容は同じで、特徴として作品の持ち込みツアーと交流会が実施されます。
関西では、マンガ出版社がほとんどないため、編集者のアドバイスをもらう機会が滅多にありません。
しかし編集者のアドバイスは、今後の作品に影響するくらいとても有益なものです。
マンガ制作を学ぶだけでなく、こうしたプロ視点のアドバイスを取りいれているところは、他校と比べて貴重です。
カリキュラム内容もしっかりしています。
【実績】
- 週刊少年ジャンプ
- comicPOOL
【基本情報】
所在地【本館】:
大阪市北区芝田2丁目8番35号
アクセス:
JR「大阪駅」徒歩4分
阪急「梅田駅」徒歩3分
阪神「梅田駅」徒歩5分
御堂筋線「梅田駅」徒歩3分
【学費】
入学金:17万円
初年度:117万円
2年次:117万円
合計:251万円
漫画専門学校に入る心構え
まず、いきなり厳しめなことを言うようですが、マンガ専門学校へ入学したからといって、あなたがマンガ家になれるわけではありません。
学校に通っていて、出される課題をこなしていけば、卒業するころにはマンガ家になっている。
そんなうまい話はありません。
あくまでマンガの技術を習得する場です。
もちろんマンガ家になるためのバックアップはしてくれますが
最後にプロになれるのは自ら技術を磨き、吸収し、学校以外でも作品を描き、出版社へ持ち込みするような、情熱と行動力に溢れた人です。
学校へ行かず、独学でもプロマンガ家になっている方はたくさんいます。
その方たちは、四六時中マンガのことを考え、常に自分の作品を探求し続けています。
わたしも約10年間、独学でマンガ家を目指し、遊ぶヒマもなく、常にマンガを描き続けていました。
ですから、マンガ専門学校へ入ったからといって、それで満足してほしくありません。
マンガ専門学校へ行くことのメリットは、効率よくマンガの技術を習得できるところです。
これは独学ではそうはいきません。
自分に足りない部分はどこか。面白い作品をつくるためになにを磨けばいいか。
独学だとそれさえも手探りで、マンガを学び続けないといけません。
遠回りもします。
マンガの専門学校へ行くと、このあたりがクリアになり、一直線で学ぶことができます。
また、マンガ制作自体は一人で黙々と作業するため、孤独との戦いでもあります。
学校へ行くと、同じ志を持った仲間ができるので、悩みや相談もしやすいですし、孤独感も解消されます。
マンガ専門学校へ通うことがゴールにならないように、自らプロを勝ち取る断固たる決意をもちましょう。
それがマンガ専門学校へ入る心構えです。
あなたが漫画家になって面白い作品を読ませてください。
【漫画の専門学校】一覧とそれぞれの特徴 | 漫画家になるおすすめの方法:まとめ
実はマンガを学ぶことができる専門学校は多く存在します。
ただ、学校によって特色が違うので、自分が目指すものに近いところを選んだほうがいいでしょう。
カリキュラム内容に、ストーリーやイラスト、キャラクターだけではなくて、コマ割り、ネームの授業がある学校の方が、マンガ家に就きやすく思います。
その理由は簡単で、マンガというと「ストーリー」「キャラクター」「画力」の3つが思い浮かぶと思います。
ですが、マンガにおいて大切なのは、「ネーム」「コマ割り」の技術です。
同じストーリーでも、コマ割りによって面白さは激変します。
その一般的でオーソドックスなテクニックが「引き」と「めくり」ですね。
マンガは、面白いストーリーを、面白いストーリーだと読者に伝える表現力が必要となります。
その表現力の1つが、「コマ割り」です。
なので、ネーム、コマ割り。これがカリキュラムに入っている学校はマンガ家に強いといえるでしょう。
とはいえ、ネーム、コマ割りがカリキュラムに入っていない学校がダメかといわれると、そうではありません。
ネーム、コマ割りが入っていない学校はその分、デッサンやキャラクターデザインに力を入れています。
それがどういうことかというと、就職先の窓口が広がることに繋がります。
デッサン、キャラクターデザインをしっかり学ぶということは、マンガ家の他にイラストレーターやキャラクターデザインを主な仕事とする職業に就きやすくなります。
とりあえず絵を描く仕事をしたいなーって方はこちらでもいいでしょう。
そしてやはり、大阪は出版社がほとんどないということもあり、編集者による講評・アドバイスがないところがほとんどですね。
地方にいるかたは、自力で東京の出版社へ持ち込みに行くなどして積極的に行動していく必要がありそうです。
マンガ家への道は険しいですが、今はオンラインの雑誌などもあるので、比較的マンガ家のイスは増えている傾向にあります。
ぜひあなたの夢を叶えてください。
以上「【漫画の専門学校】一覧とそれぞれの特徴 | 漫画家になるおすすめの方法」でした。
【漫画家デビュー!】アミューズメントメディア総合学院を漫画専門学校としておすすめする6つの理由 漫画家になるにはどうすればいいか?知るべき4つの方法と疑問点を解決! あなたの漫画を上達させる選ばれし5つの方法