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イラストやマンガをオンラインで学べる講座、パルミー。
月額制で対象の動画が受け放題のパルミーでは、当然マンガの描き方の講座もあります。
パルミーにはマンガ講座がいくつかあります。
今回はシリーズになっている「マンガ入門講座」を受講。
このマンガ入門講座は以下の3つにわかれています。
- ストーリー構成編
- 表現編
- 演出・効果編
3つとも初心者向けの講座で、わかりやすいのが特長です。
本記事では「ストーリー構成編」をレビューしていきます。
クリックできる目次
マンガ入門講座ストーリー編の内容
マンガ入門講座の講師の方は、漫画専門学校でも教えられている、かとうひろし先生です。
かとうひろし先生は「初心者のためのマンガの描き方ガイド マンガのマンガ」の著者でもあります。
講座は3日間のカリキュラム。内容は上図の本をさらに掘り下げて、解説されています。
一応区切りがあるので3日間ですが、1日で全部受けてもOKです。
講座内容はこちら。
主に漫画を描く流れと、ストーリーの作り方がメインの講座内容です。
1日目:ストーリーマンガの制作工程
1日目はストーリーマンガ制作の流れ。
ストーリー漫画ができるまでの流れを説明。
初心者の人はネームができるまでが分からなかったりしますが、その制作過程も分かります。
基本的にこの動画では、これから進める制作過程をさらっと説明したものになっています。
動画は約7分37秒。
アイデアの出し方を実践しながら解説。
思いつきやアイデアをアウトプットし、そこからどう発展させていくのかの過程が知れます。
アイデアからどう広げていいのか分からない方には参考になる内容です。
動画は約6分39秒。
先ほどのアイデアから、ストーリーとして成立させるための工程です。
資料での解説を見つつ、具体的な内容をつくっていきます。
動画は約5分53秒。
次のネームをつくるためのステップ。
プロットをもとに、状況やキャラクターのセリフを文字にしていきます。
僕の経験上、ここはガッチガチに決めなくてもOKな工程です。
動画は約6分14秒。
ネームは漫画の設計図。実際にコマを割って、絵とセリフを入れていく工程です。
先ほどのシナリオをもとに、どうやってコマを割っていくのか、どんな絵を入れていくのか。という解説。
漫画の中でも重要な工程。ここの技術をしっかりと学ぶことで、漫画が描けるようになります。
動画は約10分54秒。
原稿用紙に絵を描いていく工程。
下描きで大切なのはネームを客観的に見て、ビジュアル的に修正できるところは修正する。
ネームはあくまで完成図の見本。構図やコマの大きさなど、より伝わる内容に変更してもOK。
動画は約9分31秒。
制作過程を経て、完成した原稿をもとに解説。
ストーリーの流れはこんな感じだったけど、漫画にするとこうなる。といった内容です。
動画は約7分19秒。
漫画はどこから手をつけていいのか、わからないものですよね。
1日目の講座ではストーリー漫画ができるまでの工程を学べます。
ストーリー漫画と銘打っていますが、エッセイ漫画や広告漫画なども、だいたいこんな感じの工程をたどります。
2日目:ストーリーの作り方
2日目はストーリーの作り方です。
漫画を描くために必要な要素の説明です。構成している要素は以下の4つ。
- 画力
- ストーリー構成力
- マンガ表現力
- アイデア・発想力
動画は約3分50秒。
ストーリーを作るうえで、意識するべきものの解説パートです。
5W1Hは以下のこと。
- Who=誰?
- What=目的
- Why=なぜ?
- Where=舞台
- When=いつ?
- How=どのように
これを作品に当てはめると、こうなります。
- Who=主人公
- What=目的
- Why=理由
- Where=世界観
- When=世界観
- How=エピソード
ストーリーを作るときは必ず必要になる要素です。
動画は約12分49秒。
起承転結の解説。
- 起=作品の設定を見せる
- 承=話の発展
- 転=山場の設定
- 結=結末
だいたいみんなが知ってる内容とほぼ同じですね。
ただ知ってるのと実際にそれを使って作るとのでは、天と地ほどの差があります。
次の動画で実際にストーリーをつめていきます。
動画は約3分16秒。
ストーリーを描いていく初期の段階の話。
どうやって作るか、それを以下に当てはめていきます。
- どんな主人公?
- 主人公は何をしようとする?
- その理由は?
- 主人公のいる世界は?
- 具体的にどんな行動をする?
- 伝えたいことは?
ここを決めてからストーリーを構成していきます。
ただ個人的にもう少し突っ込んだ、ストーリーの作り方が知れると思いました。
しかしストーリーをつくるときの大枠、って感じでした。
もちろんこの大枠の部分は基礎中の基礎なので、きちんと勉強することは大切ですね。
動画は約10分24秒。
ストーリーつくりの大枠ができたところで、実際につくるときの注意点が説明されています。
その内容が以下。
- ページ数に合ったストーリーを考える
- 主人公が中心のストーリーであること
- 導入部の重要性
- 山場を設けることの重要性
- キャラに感情移入させるエピソード
- 伝えたいメッセージが明確か
どれもストーリーをつくるときに大切だけど、個人的には「導入部」が一番大切かな、と。
導入部がコケると、読者はそのあと読んでくれないです。
動画は約18分05秒。
2日目はストーリーについての講座でした。
あくまで詳細につくる内容ではなく、大枠。
ストーリーに必要な要素や、構成している部分。のお話でした。
基礎なのでここから実際につくったり、もっとストーリー作りについて知る必要はあります。
3日目:ストーリー作りの悩み
3日目はストーリー作りの悩みに、回答していく動画となります。
悩みは全部で5つ。
- アイデア
- キャラクター
- ストーリー構成
- シナリオ~ネーム
- モチベーション・取り組み方
漫画を描いていく過程で、よく詰まる悩みについて回答されています。
講師の方は漫画専門学校の先生でもあるので、この辺の悩みと解決については熟知されておられます。
ここは実際にネームまで書いていき、詰まるところが出たら、この動画を見る。といった感じでも大丈夫です。
学べるポイント
漫画をこれから描くぞ!という人にはわかりやすい講座でした。
特にストーリーの作り方は、漫画としての見せ方も考慮されていて、参考になります。
動画だけでなく資料も配布されているため、実際にストーリーを作るときは資料を見ながら作業できます。
- 漫画を描く流れ
- ストーリー作りに必要な設定
- プロットの書き方
- ストーリーの作り方
ストーリーの作り方がメインの講座ですが、初心者向けのため難しい理論は解説されていません。
学べるのはストーリー作りの大枠。
実際つくると細かなところが作れなかったりしますが、この大枠を知るのはすごく大事です。
漫画をまだ描いたことがない、ストーリーを作ったことがない人にとっては、わかりやすく次のステップに行くためのよい足掛かりとなってくれます。
こんな人におすすめ
- 漫画を描いたことがない
- ストーリーの作り方がわからない
漫画はやることが多すぎて、どこから手をつけていいのかわからないですよね。
この講座はすでに何作品か描いたことがある人にとっては、物足りない内容。
ですが、漫画を描きはじめたばかりの人にはおすすめの講座です。
ちなみに本講座のベースとなっている書籍はこちら。
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パルミーは月額制のオンライン講座。
なのでパルミーに入会しないと講座は受けられません。
しかし7日間無料体験ができるので、無料体験期間中にマンガ入門講座を受けるのがおすすめです。
無料期間中に退会すれば料金は一切かかりません。
マンガ入門講座の受講は、下記画像したにあるボタンから公式サイトへ移ったあと、「この講座を無料でお試し」ボタンをクリックでOKです。