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評価:4.5
2018年11月2日にワコムから新型の液タブが発売されました。
本記事では、「Wacom Cintiq Pro32」を体験したレビューと、どんな仕様なのかを書いています。
より「Wacom Cintiq Pro32」をより詳しく知りたい方は、下記の動画もあわせてごらんください。
クリックできる目次
ワコムの液タブ「Cintiq Pro32」レビュー
ワコムの液タブ「Cintiq Pro32」レビューですが、まずはじめに申しておきたいのが、実際に購入していない、ということです。
なので、実際に購入しての体験レビューではない、ということをあらかじめご了承くださいませ。
※お店で体験しましたが、他のお客様のご迷惑にならないように、試用をゆずったり、独占したりしないように配慮しておりましたことを、ご理解ください。
「Cintiq Pro32」のサイズ感
2018年11月現在で、ワコム史上最大の画面サイズとなる「854 x 506 mm」です。
実際見た感想…
そう。バスマットくらいの大きさをイメージしてもらえればわかりやすいかと。
もちろんご家庭によって多少サイズは違うと思いますが、バスマットくらいです。
(もしかするとそれよりも大きいかもしれません。。。)
ですので、作業スペースがバスマットくらいとれる環境が必要となります。
ただ、これくらいの大きさがあると、ゆったりと絵を描くことができます。
キャンパスを頻繁に拡大・縮小することも少なくなり、作業効率も上がりますよ。
なにより大きな画面で絵を描けるのはいいですね。
厚さも「53.25mm」とそこまでかさばりません。
「Cintiq Pro32」の描き味
それでは一番気になる描き味はどうでしょうか。
……。
とにかくなめらか。それでいて線の強弱もしっかりつけられる。反応速度もOK。
さすがのレベルです。
筆圧レベル「8192」、応答速度「8ms」だとこうも違うものなのですね!
【筆圧レベル】
筆圧を段階的に感知して、線の強弱を表現するもの。
このレベルが高いと、より高度な線の強弱が可能となる。
【応答速度】
液晶のドットが、現在の色から他の色へ切替わるときのスピード。
この値が低いほど、切替わるスピードが速いことを示す。
実際に試し書きをしていらっしゃる方がいました!
#sketch using #wacom #cintiqpro32 at #wacombrandstore ワコムブランドストアのシンティックプロ32でラクガキ開始 pic.twitter.com/Stz1qLVXg6
— 有田 満弘 (@MitsuhiroArita) 2018年11月20日
すごいなめらかに描いておられますね。
私も店内に置いてある、他の液タブでも絵を描きましたが、その違いを明確に感じました。
液晶画面に絵を描いているので硬い感触かな、と思いきや、紙に描いているような自然な感触でした。
これは……欲しい!!
ワコムの液タブ「Cintiq Pro32」の性能
性能を簡単に表にしてみました。
製品名 | cintiq Pro32 |
価格 | 397,440円 |
最大表示解像度 | 3840×2160(4K) |
最大表示色 | 10億7374万色 |
Adobe色域カバー率 | 98% |
応答速度 | 8ms |
最大輝度 | 310cd/m2 |
視野角 | 水平128℃ / 垂直128℃ |
筆圧レベル | 8192 |
傾き検出レベル | ±60 |
ペンの傾き認識範囲 | 60℃ |
読取りの高さ | 5mm |
マルチタッチ機能 | 可 |
充電時間 | 最大2時間 |
連続稼働時間 | 約160時間 |
バッテリーサイズ | 充電式リチウムイオン電池 |
サイズ(横×縦) | 854 x 506mm |
読み取り可能範囲 | 697.92 x 392.58 mm |
厚さ | 53.25 mm |
重さ | 13kg |
最大表示色が10億7000万色以上とは驚きです。もはや表現できない色はないですね。
4Kという圧倒的画面のキレイさも、色域カバー率98%も魅力的です。
全てにおいて最高級の機能・性能を搭載しています。では続いてインターフェイス周りの情報を。
USB3.0ポート | 4つ |
USB Type-Cポート | 1つ |
USB-A ポート | 2つ |
HDMI 2.0ポート | 1つ |
DisplayPor | 1つ |
入力端子 | USB Type-C DisplayPort、HDMI |
ヘッドフォン端子 | 有 |
内臓マイク | 搭載 |
SDカードスロット | 有 |
本製品「Cintiq Pro32」を購入すると、絵を描くのに必要な付属品はありました。
- ペン
- 電源ゲーブル
- USBケーブル
- スタートガイド
あとはペイントソフトさえあればいつでも描ける状態となります。
ワコムの液タブ「Cintiq Pro32」の特徴
まずはこれです。紙に描いているようなリアルな感触と描き味。
液タブを使ったことがない初心者も、なんの違和感もなくデジタルで絵を描くことができます。
もちろん液タブを普段からお使いの方でもビックリするくらい、なめらかな描き味です。
そして、4Kという解像度の高さ。10億7000万色以上という色表示。
これによって、より高品質な作品を描くことができるようになります。
またVRやARの制作にも欠かせない、3D制作にも対応しています。
VR・ARは今後、どんどん市場が広がっていくことが予想されるので、本製品「Cintiq Pro32」の需要も高まっていくことでしょう。
ワコムCintiq Pro32レビューまとめ
店頭での体験になりますが、実際にその描き心地を思う存分ためしました。
- 線の強弱
- 線を描くスピード
- 手の動きにあわせた反応速度
どれをとってもピカイチでした。
わたしはシャーペンの芯を折るほど筆圧が高いのですが、それでも液晶画面は涼しい顔をして、リアルな描きやすさを提供してくれました。
また、家にこれがあると、友達にも自慢できますね。
「え!なにコレ!?こんなん持ってんの!もうプロじゃん!」
「まぁね~(えっへん!)」
値段は安いとはいえませんが、それだけのクオリティ・品質・性能・機能が備わっています。
気になる方は商品ページだけでもご覧くださいね。
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