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漫画の描き文字ってどう描くの!?
基本的に次の3つを意識すればOK!
- 大きさ
- 柔らかさ・硬さ(形状)
- カタカナ・ひらがな
描き文字はマンガ表現の大切な要素。
キャラクターの心情やシーンの雰囲気・状況などを、読者に適切に伝える役割があります。
また、描き“文字”といいますが、漫画の場合は文字よりも絵の一部です。
それでも伝わるのは描き文字を絵の一部として表現しているから。
というわけで本記事では、描き文字(効果音)の描き方やコツを解説していきます。
クリックできる目次
漫画の描き文字とは?
描き文字とは漫画のシーンを演出する擬音のことです。
漫画は音がでないので、
「ドカッ!」
「ざわざわ」
「ドキッ」
など、そのシーンにあった擬音をデザインして表現しています。
描き文字によりシーンに迫力が増したり、キャラクターの心の状態を読者に伝えられます。
【漫画】描き文字・効果音の描き方とコツ
漫画の効果音は描き文字のこと。
その描き文字の描き方ですが、脳内で再生される音を言葉にすればOK。
具体的にどうやるの?
シーンの雰囲気にあわせるのがコツだよ!
例えば雨が降っているシーンでも、描き文字によって伝えられる印象が変わります
右と左の描き文字。 雨の量はどっちも同じですが、伝わってくる激しさが違いますよね。
また絵と描き文字も雰囲気も合わせることも大事です。
次の2パターンの描き文字。
絵としての雨の激しさと、それを伝える描き文字があっていませんね。
下図のようにすると、よりシーンの状況を読者に伝えることができます。
次の例はもっとわかりやすいかもしれません。
伝わる柔らかさは、まるで違いますね。
このように伝えたい雰囲気にあわせて描き文字を描くのがコツです。
それではどのようにシーンの雰囲気にあわせて描いていくのかをご紹介します。
文字の大きさを意識する
描き文字の大きさも大切です。
バトルシーンやアクションシーンなどでは、描き文字を大きくすることによって、迫力や激しさを伝えることができます。
逆に小さな描き文字は、情景や音を立てないようにしている様子を伝えるのに効果的です。
柔らかさ・硬さを伝える
その描き文字が、丸みを帯びているかどうかで、柔わらかさや硬さを伝えることができます。
柔らかいほど、描き文字を丸く描きましょう。
反対に硬ければ、かくばって描きしまょう。
また、描き文字の先をとがらせることで、金属音などの鋭さを伝えることもできます。
カタカナで書くか、ひらがなで書くか
これも状況によって使い分けたいところです。
カタカナとひらがな、同じ文字でも読者に与える印象が変わります。
ひらがなで「どきっ」は、胸がきゅんっとする感じ。
ひらがなは、文字自体に丸みがあるので、柔らかさや優しさ・静けさといったものを表現するのに適しています。
カタカナで「ドキッ」は、秘密がバレたり、図星を言い当てられた感じに。
カタカナはひらがなに比べカクカクしているので、荒々しさや激しさ・強さを表現するのにあっています。
この2つのイメージは、
ひらがな=静
がわかりやすいかなと思います。
漫画の描き文字を装飾する
描き文字はシーンを演出する大切な役割をもっているので、描き文字を見やすくすることも大切です。
例えば、周りの絵に溶け込まないように白くふちどる。
吹き出しの中に書く。
トーンを貼る。
このような方法もあります。
描き文字にパースをつける
シーンの雰囲気にあうのであれば、描き文字にパースをつけて目立たせてもOKです。
また、描き文字に遠近感や距離感を出したいときにもパースを使うと、思った効果が得られます。
【漫画の描き文字】キマる効果音の描き方やコツ:まとめ
描き文字の表現は無限大。シーンの雰囲気が伝われば、どんな文字でもどんな描き方でもOKです。
描き文字を揺らしても、描き文字の中に効果線を引いてもOK。
描き文字は一種の芸術みたいなものですから、カッコよく雰囲気にあわせて描くのには、経験が必要となってきます。
ですが、シーンの雰囲気を伝えることを意識すると、自分なりのやり方やこだわりができて、上達するのも早いと思います。
漫画を描くなら、ぜひ描き文字にもこだわってみてください。
漫画の制作手順と必須テクニックは下記の記事で解説しています。
【漫画の描き方】制作手順と初心者でも身につくテクニックを伝授