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独学では難しい水彩画。そのうまく描く方法を学べる本があったらいいですよね。
そしてできれば内容もしっかりしている、買って失敗しない本。
水彩画がうまくなるには、なにが必要か。それを把握し、今のあなたに足りないものを吸収すればおのずと上達していきます。
水彩画がうまく描けない原因は主に以下。
- 下書きなどのデッサン
- 色のつくり方
- 色の塗り方
上記の3つのうち、 あなたはどれが苦手でしょうか。苦手な部分によって選ぶ本が変わってきます。
というわけで、本記事ではそれぞれ苦手な部分にあわせた、おすすめの本をご紹介します。
という方は、水彩画の基礎となる描き方の本がおすすめ。
本格的に水彩画を描きたい人なら、講座を受けてみるのもいいですよ。
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【超初心者向け】絶対外さない水彩画入門におすすめの本4選
はじめて水彩画を描く方にとっては、どの本が良書かわからないものですよね。
良書だけど今の自分には難しすぎる…。なんてこともあります。
でも安心してください。そんなミスマッチを防ぐために、超初心者の方でもわかりやすい本だけに厳選。
さらに水彩画とひとえにいっても、実はさまざまな絵の能力が必要になります。
例えば、
- デッサンや遠近法などの画力
- 色の混ぜ方・つくり方
- 色の塗り方
色のつくり方が苦手な人は、色彩感覚や色の知識を知るといいですね。
これから水彩画をはじめる方・はじめたばかりの方は、「水彩画の描き方」の本で初期のテクニックを学ぶのがおすすめです。
ある程度描き慣れてきたら、さらにうまくなるために、各能力に焦点をあわせた本を選んでいきましょう。
今日から描ける はじめての水彩画
「今日から描ける はじめての水彩画」は、大人気TV番組「プレバト」の水彩画コーナーで添削されている野村 重存先生の本です。
水彩画をはじめたばかりで、デッサンや色の塗り方などまだよく分からない方におすすめ。
作画例のイラストも豊富で、とにかくわかりやすく、これから水彩画をはじめる方にピッタリです。
出典:Amazon「今日から描ける はじめての水彩画」ページ
「今日から描ける はじめての水彩画」これ1冊で初心者から抜け出せるほど、絵がうまくなります。
さらに絵の描き方だけではなく、絵の具やスケッチブックの選び方など、画材に関しても説明されています。
以下が主な内容です。
- 画材の使い方
- 建物(街並み)の描き方
- 山や川などの自然の描き方
- 樹木や花などの植物の描き方
- 人物の描き方
- 猫や犬など動物の描き方
水彩画「下書き」の裏ワザ
水彩画「下書き」の裏ワザ」は、大人気TV番組プレバトの水彩画コーナーを担当されている野村 重存先生の本。
本書はデッサンなど色を塗る前の段階が苦手な方におすすめ。
水彩画といえば、色を塗って絵を完成させていくイメージがあると思います。
しかし、その色を塗るためには下書きが必要なんです。
実はこの下書き、初心者には難易度が高い工程なんです。
今まで絵を描いたことがある人なら、それなりに下書きもできます。
でもそうじゃなくこれから水彩画をはじめる人は、そもそもの絵が描けないので、下書きすら難しい。
それを解決するのが「水彩画「下書き」の裏ワザ」です。
どんなにうまく色を塗っても、ベースとなる下書きがヘタでは、完成したときのクオリティはよくありません。
遠近法やサイズ感、絵画のテクニックはすぐに身につけられませんからね。
ですが水彩画「下書き」の裏ワザでは、なじみのある文字や記号を使ってモノをとらえる方法で、絵が上手くない人でも描けるように導いてくれます。
「こう描けば、そう見える」という描き方のコツを紹介しているので、実践すれば水彩画として一歩上達した絵を描くことができます。
下書きが苦手な方、下書きで挫折したくない方におすすめです。
12色からはじめる 水彩画 混色の基本
本書「12色からはじめる 水彩画 混色の基本」も大人気TV番組プレバトの水彩画コーナーを担当されている野村 重存先生の本です。
こちらは色のつくり方・塗り方がうまくいかない方におすすめ。
おすすめする最大の理由は、『色の再現性』があることです。
例えば、本の解説どおりに色をつくっても、実際には本と同じ、もしくは思った通りの色にならないことがあります。
それは使う絵の具によっても色は変わるので、色の知識はついても実践には向かないんです。
思い描いていた色がつくれずに、モヤモヤするのは嫌ですよね。
なのでまずは本と同じ色をつくれること。この色の再現性が大事です。
そして色の再現性に優れているのが12色からはじめる 水彩画 混色の基本です。
本書は、市販で手に入る「ホルベイン」というメーカーの水彩絵の具を使っていて解説されています。
つまり、本書と同じ水彩絵の具を使えば、同じような色をつくれるようになります。
水彩画にとって色は大切な要素。だから同じ色を再現できるのは重要なんです。
では実際に解説で使われている水彩絵の具も紹介します。
「ホルベイン 透明水彩絵具 12色セット」です。
「12色からはじめる 水彩画 混色の基本」と「ホルベイン 透明水彩絵具 12色セット」を一緒に手にすると効果的ですよ。
本書で色のつくり方・塗り方はバッチリ。あとは色に関する知識もあると、表現力がグッとあがります。
次は参考になる配色の本をご紹介します
配色アイデア手帖
「配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本」は水彩画の本ではありません。
どちらかというと、デザイン向けの本です。ですが、絵を描くときにとても参考になるんです。
出典:Amazon「配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本」ページ
水彩画は風景をみて描く場合が多いと思います。なので、色もその風景をみて塗っていくのがほとんどです。
わたしが心に残っている言葉の1つに、こんなことがあります。
絵はあなたのものです。自由に表現していいんです。見ているものを、そのまま表現するだけが絵ではありません。
そんな大切なことを教えてくれる言葉でした。
とはいえ、なんの考えもなしに色を塗っていくと、おかしな配色になってせっかくの絵も台無しになってしまいます。
そんなときに「配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本」があれば、楽しい配色のアイデアをもらうことができますよ。
【超初心者向け】絶対外さない水彩画入門におすすめの本4選:まとめ
本を選ぶときは、水彩画の描き方。と漠然と探すよりは、それぞれの焦点にあてて選んだ方が理解が早まります。
本記事でいうと、色の塗り方、下書きのやり方。ですね。
おすすめの方法は、まず最初に「水彩画の描き方」全般が載っている本で、一番最初の知識を得る。
その次に、「色の塗り方」「下書きのやり方」と、それぞれに焦点をあてた本を選んでいくスタイルです。
うまくなってくると、「色の塗り方」もさらに深いところで知識が欲しくなります。
例えば、光と影のつけ方。鮮やかに描く。淡く描く。幻想的に描く。など。
そうやって徐々にあてる焦点を小さくしていくと、効率よく学ぶことができますよ。