今回は実写映画「ドラゴンボール EVOLUTION」を観てみました。
ハリウッドで制作されたものですね。
世間では酷評となっていますが、元ジャンプ漫画家志望の目線から感想をお伝えしたいと思います。
それでは、さっそくご覧ください。
【作品紹介】
原作者:鳥山明
コミックス全42巻
完全版全34巻
クリックできる目次
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールの総合評価
まったくもって、面白くありませんでした。
どれほど面白くなかったのか、知りたい人は見てもいいでしょう…。
\【実写映画】ドラゴンボールを観るならU-NEXT/
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールのあらすじ
高校生の悟空は、おじいちゃんのご飯と二人で暮らしていた。
ある日、魔王ピッコロが復活し、世界を手に入れようとドラゴンボールを探し出そうとする。
ドラゴンボールは全部で7つ。全て集めると願い事が1つ叶うと言われている。
そのドラゴンボール(四星球)をもっていたご飯はピッコロの手先によって殺されてしまう。
ご飯の敵を討つため、悟空はご飯の遺言である亀仙人のもとへ訪ねるのだったー。
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールの印象に残ったシーンの感想
いいところがなにもない映画でしたけど、たった1つよかった点がありました。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
チチのちちがサイコーでした!
ハリウッドで制作されたので、ブルマもスタイルのいい女優さんが演じていて、谷間が気になる気になる。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
でもブルマのちちはちょっと硬そうで、個人的にはチチのちちが柔らかそうで好きです。
実写映画ドラゴンボールはチチのちちがみどころですよ!
\【実写映画】ドラゴンボールを観るならU-NEXT/
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールのよくなかったシーンの感想
よくなかったシーンのオンパレードですね。
なにから言っていいのか分からないくらい、よくなかったです。
では1つ1つ具体化していきましょう。
まずはキャラクター。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
これ、悟空なんです。
しかも「モテるコツ教えてくれ」なんて絶対悟空はいわないですよね。
髪型も服装も原作と違います。青年になってるので、ストーリーも原作でいう「サイヤ人編」以降の設定を引き継いでいるのかな。
と思いきや、全然そんなことなくて完全映画オリジナルの設定になっています。
一人称も違う。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
これはたぶん、翻訳家のせいかもしれませんね。
とにかくキャラが原作にもとづいていなくて、名前を借りただけの状態。
全キャラ通して、性格・服装、これが完全に実写映画オリジナルの設定でした。
ドラゴンボールのキャラから、かけ離れすぎていて感情移入できませんでした。。。
続いて世界観。
これもひどかったです。
「原作のドラゴンボールを知っているだろ?だから分かるよな?」って感じで、いっさい世界観の説明をしていません。
冒頭にナレーションで、ピッコロ大魔王の存在にふれたくらいです。
だからなんども、「え?これドラゴンボール?…ホントにドラゴンボール?」っと疑いました。
設定が、学校に通ってる高校生の悟空。…ですからね。
しかも自転車に乗ってるシーンもあるので、そりゃ「えっ?」ってなるでしょう。
そしてドラゴンレーダー。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
デザイン……違い過ぎませんか…??
ピッコロ大魔王がドラゴンボールを集めるのですが、どうやって見つけているのかも謎ですし…。手先の女もわからんし。
このストーリーの肝である、ピッコロ大魔王が世界を征服する。だから止めないと!
っていうのも、ピッコロの登場シーンが少なすぎて、見せ場なさすぎて、どのくらいヤバいやつなのか。どんだけ強いヤツなのか、を演出できていない。
悟空も学生相手に闘ったくらいで、強さの証明が観客に提示できていないので、この二人が闘っても全然盛り上がりません。
バトルは強い者同士が闘うから面白くなります。
そのために、どのくらい強いのかを見せる必要があるんです。
原作ではうまくそれを読者に見せれていたんですけどねぇ。。。
最後に演出面。
悟空がチチを見るシーン。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
悟空がチチのことを好いている。と観客に伝えるための演出ですね。
実際にはこんなことしてませんが、悟空の脳内ではこうなってます。
でもこれ、演出方法としては古いというか、もはやコメディですよね。
これを真剣にやってるんだから、観客は作品に感情移入できずにどんどん冷めていくんです。
悟空はこんなふうに女性を見ませんよ。
しかもこのとき、この人がチチだってわからないんです。
服装もキャラも違くて、まだ劇中で名前の紹介なかったので。
これ、他のキャラにもいえますが、誰がどのキャラなのか全体的にわかりにくいんですよ。
せめて原作と同じ髪型、服装していたらわかるんですが…。
最後にラストバトルのシーン。
悟空がかめはめ波でピッコロを倒すシーン。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
「か…め…は…め…」と気を高めていく悟空。
そして……。
……。
…。
「波――――!」
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
なぜか、かめはめ波を放った悟空みずからピッコロに突っ込むという演出でした。
原作の、こぶしでピッコロの体を貫通して倒す。というのがやりたかったのかもしれませんね。。。
こんなダメダメなドラゴンボール(ですらない)。そのダメさ加減を逆に見てほしいくらいです。
それを見たあなたは、一体どんな感想をいだくのでしょうか。
ぜひお聞かせくださいませ。
\【実写映画】ドラゴンボールを観るならU-NEXT/
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールの感想まとめ
ドラゴンボールの名前を借りた、別作品です、はい。
タイトルがドラゴンボールなので、観客はどうしたって原作のドラゴンボールをイメージして見ます。
ですがそのイメージで見るとケガします。
制作側は、「ドラゴンボール知ってるだろ?」といったスタンスで、本映画のドラゴンボールの世界観やキャラを説明していません。
というかできていません。
仮にドラゴンボールを知っていても、単体映画ではこの作品がどういった設定・世界観、キャラがどんなストーリーを展開するのか。
といったことを見せなければいけません。
ですが本映画のドラゴンボールは、原作とはあまりにもかけ離れた設定。
かけ離れた設定にもかかわらず、「ドラゴンボール知ってるだろ?その世界観だよ」と物語を進めていきます。
まだ猛烈なファンに作らしたほうがマシだったな。という印象。
ドラゴンボール抜きで、普通の映画としても全く面白くありませんでした。
もうメチャクチャなんです…。
瀕死になった悟空に、亀仙人がカメハメ波をうって悟空を瀕死の状態から戻す。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
…わけわからん。
「気」を分け与える。みたいなことやりたかったのかもしれませんが……
としかいえません。
気になるところはたくさんありますが、いいはじめるとキリがなくなるので、このへんにしたいと思います。
ちなみにシェンロンはこんなんです。
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
\【実写映画】ドラゴンボールを観るならU-NEXT/
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールはこんな人におすすめ
ものすごーくヒマで、他になんにもやることがない!
って方は話のネタに「ドラゴンボール」を観てもいいかもしれません。
そしてこれがいかにダメだったかを、友達・家族・恋人に話してください。
本当につまらないトーンで話すと、せっかくの場がしらけちゃいますからね。
あくまで楽しい話のネタとして扱ってください。
そしたら、
「なんでそんなつまんないの見ちゃったんだよーw」
と笑い話になりますから。
また話した相手も本映画のドラゴンボールを観ていたら
「わかるー!ちょうつまんなかったよねww」
と盛り上がりますよ。
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールを見るならu-nextがおすすめ
もし実写映画ドラゴンボールを見るなら「U-NEXT 」がおすすめです。
本映画を見なくても、ドラゴンボールのアニメ(映画含む)は見放題なのでおすすめです。
ドラゴンボール以外にもたくさんの映画・アニメ・ドラマなどが見れますよ。
もちろん月額料金が発生しますが、はじめの31日間は無料で見ることができます。
ただし注意点として2点。
- 31日を過ぎると月額1,990円(税抜き)が発生
- ポイントを消費して見る作品もある
です。
ポイント消費は、月額費用の他にポイントを別途購入する必要があります。
ですが、ドラゴンボールのコンテンツは、ポイント消費せずに見放題なので安心してください。
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールの作品概要
監督:ジェームズ・ウォン
脚本:ベン・ラムジー
音楽:ブライアン・タイラー
原作:鳥山明
公開年:2009年
作品時間:85分
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールのキャスト
孫悟空:ジャスティン・チャットウィン
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
ブルマ:エミー・ロッサム
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
チチ:ジェイミー・チャン
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
亀仙人:チョウ・ユンファ
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
ピッコロ大魔王:ジェームズ・マスターズ
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
ヤムチャ:パク・ジュンヒョン
出典:映画「ドラゴンボールEVOLUTION」
【ジャンプ実写映画】ドラゴンボールのストーリーを解剖してみた
実は、他のジャンプ実写映画の感想では、わたしなりにストーリーの作りについて話しているんですが、今回はあまりにひどいため割愛したいと思います。
今までの感想で、お話した内容だと思ってもらえればいいです。
以上、実写映画「ドラゴンボール」の感想レビューでした!
▼ ジャンプ実写映画の感想まとめはこちら ▼
▼ その他のジャンプ実写映画の感想こちら ▼