本記事のリンクには広告も含まれます
わたしは漫画を10年以上描いていても、もっとイラストがうまくなりたいっ!と常に思っています。
イラストを上達させたい一心で、たくさんの本を読んできました。その中でより絵の上達の手助けになってくれる良書がいくつかあります。
ただしいくら良書といっても、万人に当てはまる本はありません。
それぞれ人によって絵のレベルが違い、そのレベルによって役立つ本も変わっていきます。
そこで本記事では「初心者」・「初心者~中級者」にわけて、あなたのイラストを上達させるおすすめの本をご紹介していきます。
クリックできる目次
【初心者向け】イラストを上達させるおすすめの本
まずは初心者向けにイラストを上達させる、おすすめの本をご紹介します。
線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法
『「線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法」』は、これからイラストを描く人を対象とした本です。
おすすめポイントは、家や木などの複雑そうなモノでも四角や丸などの簡単な図形に置き換える。という非常に初心者にもわかりやすい説明をしている点です。
わたしはイラストを何年も描いているので、この本の内容だと物足りませんが、イラストを描きはじめの頃に出会っていたら、間違いなくスキルアップできるな!と思いました。
自分の好きなものしか描いたことがない、または感覚で模写をしていた人には、キチンと絵を描くスキルが身につく一冊です。
タイトルに「ロジカルデッサン」とあるように、絵を描く基本的な考え方を身につければ、今よりもイラストは上達しますよ。
ちなみに「ロジカル」とは論理のことで、物事の法則・筋立てや組み立て方のことです。
イラストも、描き方の法則を知ることで上達していく、ということですね。
ヒロマサのお絵かき講座<顔の描き方編>
『ヒロマサのお絵かき講座<顔の描き方編>』はマンガ形式で、わかりやすく絵の描き方を教えてくれる本です。
おすすめポイントは本編がマンガなので、とにかくわかりやすいこと。
そして『絵が上達するにはどうしたらいいか』を教えてくれるところですね。
文章で説明されるより、マンガで絵の描き方を教えてくれるので、文字を読むのが苦手でも頭に入ってきやすいです。
今は、歴史でも医療でもマンガ化することで、わかりやすくしてる本ってたくさんありますよね。それのイラスト版ってとこです。
イラストを描いても、なんかデッサンが狂っている。バランスがとれない。
そういった人にオススメですよ。
人の構造を知れるので、デッサン的にバランスのよい人物が描けるようになります。
今回は「顔の描き方」ですが、「体の描き方」や「手の描き方」もあるので、一度チェックしてみてください。
イラスト解体新書
『イラスト解体新書』はキャラクターイラストが描きたい人向けです。
おすすめポイントは、キャラクターの描き方の他に、ポーズや構図まで解説されているところです。
ほとんどのイラスト上達本は、デッサンやその描き方に終始しています。
デッサン系の本で、構図まで学ぶことができるのはこの本ならでは。貴重な1冊ですね。
個人的にはイラストの描き方よりも、ポーズや構図の考え方が役に立ちました。
とはいえ、イラストの描き方もコツはしっかりと抑えているので、初心者の方には非常にタメになる本ですよ。
イラスト主体でテキスト量が比較的少ないため、わかりやすく、例も的確で良書です。
キャラクターの基本的な描き方、構図が学べるので、この本を読む前と比べると、魅力あるイラストを描けるようになります。
【初心者~中級者向け】イラストを上達させるおすすめの本
続いては、初心者~中級者向けの方に、イラストを上達させるおすすめの本をご紹介します。
キャラに生命を吹き込むイラスト上達テクニック
『キャラに生命を吹き込むイラスト上達テクニック』はある程度デッサンができる人で、もっといろんなイラストを描けるようになりたい人向けです。
おすすめポイントは、イラストに「重さ」や「速さ」などの、動きのある描き方を学べるところ。
例として載っているイラストはラフっぽい感じですが、作者の画力の高さが感じとれ、読んでいて非常に説得力がありました。
わたしはそのイラストを模写しただけで、少し画力が上がった気がします。
もちろん模写だけでなく、本書を使いこんでいくほどイラストは上達していきますよ。
イラストのバリエーションが増えるだけでなく、今まで画力不足で描けなかったイラストも、描けるようになるはずです。
この本はシリーズ化しているので、そちらもオススメです。
アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 —筋肉キャラクター編—
『アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 —筋肉キャラクター編—』はマンガやアニメで動きのあるシーンを描きたい人にオススメです。
おすすめポイントは、とにかく動きのあるスケッチがたくさん載っているところです。
載っている絵は、スポーツやアクション、ポーズの躍動感がハンパなく見てるだけでも勉強になるレベルです。
わたしはこの『アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 —筋肉キャラクター編—』を見たとき、ある種の衝撃を受けました。
数々のデッサン系・ポーズ系の本を見てきましたが、その中でもダントツで参考になる本です。
イラストのような1枚絵というよりは、マンガやアニメのような動きのあるシーンで使えます。
特にバトルシーンやアクションシーンを描く人におすすめ。
この本を手に取れば、動きのあるイラストが自由自在に描けるようになります。
イラストを上達させるおすすめの本:まとめ
あなたのイラストを上達させるおすすめの本を紹介していきました。
イラストを描きはじめたばかリの人は、いきなり難易度が高い本を選んでもついていけないので、まずはこちらがおすすめです。
イラストの描き方の基本。考え方。構造。を学ぶことができます。
イラスト初心者から抜け出せる本ですね。
そしてある程度イラストも描き慣れて、デッサンもとれる人はこちらがオススメです。
キャラクターの動きや、もっとイラストが自由自在に描けるようになる本です。
今は初心者の方でも、ある程度描けるようになったら、ぜひ上記の本も手に取ってみてくださいね。
絵が上手くならない人のために、オススメしている本もあるので、こちらもぜひ参考にしてください。