漫画を描くには、やはり絵がうまくないと表現の幅もせまくなりますよね。
美術の本格的なデッサンは難しそう。
漫画に特化したデッサンを知りたい。
そんな方のお悩みを解決する、おすすめの本をご紹介します。
わたしは10年くらい漫画を描いてきて、たくさんの本を読んできました。
その中でも特に参考になる本だけに絞っています。
本の内容を実践していくだけで、画力は上がっていきますよ。
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漫画デッサンの基礎なら「360°どんな角度もカンペキマスター! マンガキャラデッサン入門」
『360°どんな角度もカンペキマスター! マンガキャラデッサン入門』はマンガデッサンをはじめたい人におすすめの本です。
おすすめポイントとしては
- 絵の描き方の基礎が学べる
- マンガの効果線の引き方がわかる
- マンガの描き方を知れる
これからマンガを描く人にとっては、とても参考になる情報ばかり載っています。
また、1からマンガを勉強しなおしたいな。って人にもおすすめです。
マンガデッサンをはじめられる人は、「絵の描き方の基礎」。
ここがどんな内容なのか気になるところだと思います。
これはキャラクターの描き方全般ですね。
- 骨の仕組み
- 筋肉のつき方
- 顔の描き方
- 体の描き方
- 手足の描き方
- 服の描き方
- いろんな角度から見た描き方
最低限これを知っていればマンガは描ける!という内容です。
お手本の絵も、クセがなくデッサンがしっかりしているので、吸収しやすいと思います。
合間にマンガの描き方コラムもはさんでいるので、この1冊があればマンガを描くスキルは向上するでしょう。
さらにこの本、Amazon Unlimited(アマゾン アンリミテッド)なら無料で読むことができるんです。

Amazon Unlimitedとは、通販サイトAmazonの電子書籍読み放題のサービスのことだよ
30日間無料はなので、一度試してみてもいいですね。
Amazonの商品ページでは、本の中身が少し見れるので、お試しにご覧になってくださいね。
お試しだけでもページ数がけっこう見れるので、その部分だけでも充分かもしれません。
魅力的なポーズを描くなら「絵になるキャラポーズの法則」
『絵になるキャラポーズの法則 コントラポストを応用した画期的なポーズの基本』はタイトルにもあるように、とにかく魅力的なキャラクターが描きたい人におすすめです。
おすすめポイントとしては
コントラポストを軸とした、可愛いポーズや魅力的に見えるポーズを
- シーン別
- 年代別
- アクション別
に詳しく解説しているところです。
骨の構造や筋肉のつき方など、人体デッサンについて描かれていませんが、キャラクターを魅力的に見せる描き方においては、圧倒しています。
コントラポストとは?
体重の大半を、片脚にかけて立つポーズのこと。
マンガはデッサンも大切ですが、こういったキャラクターを魅力的に見せる描き方のほうが重要だったりします。
わたしは漫画歴が10年ほどありますが、絵は描いていくとイヤでも上手くなっていきます。
しかし、キャラクターを魅力的に見せるには、やはりその方法や描き方を知らないと上手くなれません。
マンガ・イラスト、絵を描く人には持っていてほしい1冊です。
キャラクターの描き方が変わるキッカケとなる本ですよ。
動きのあるデッサンなら「ダイナミックポーズ・ドローイング:躍動感のあるキャラクターを描く」
『ダイナミックポーズ・ドローイング:躍動感のあるキャラクターを描く』は、硬い動きの絵を描いてしまう人におすすめです。
おすすめポイントは
「え?こんな動きのあるシーン描くことある!?」
ってくらい、体全体で動きの表現を解説しているところです。
ポーズが硬い、どこかぎこちない絵しか描けない人には、それを解決する本となります。
デッサンに必要な骨や筋肉の構造などもおさえていますよ。
初心者の方は、本に載っている絵を模写するだけでも画力がついてくるんじゃないでしょうか。
はじめは模写でも難しいかもしれませんが、まずはキレイに描こうとせず、形・動きをとらえるように描いていけば上達していきます。
デフォルメデッサンなら「スーパー何頭身デッサン」
『スーパー何頭身デッサン―理にかなった決めデッサン』は、デフォルメキャラを描きたい人におすすめです。
おすすめポイントは
- 実際に絵を描いていく手順が写真付きでわかる
- 標準サイズからデフォルメにする描き方が学べる
- 2~6頭身のデフォルメの描き方が学べる
マンガでのデフォルメ表現はよく使いますよね。
特にコミカルなシーンや、ツッコミを入れるときなどは、デフォルメで表現されることが多いです。
わたしもデフォルメキャラの描き方は、この「スーパー何頭身デッサン」を参考にたくさん練習しました。
今でもデフォルメキャラを描くときの基本になっています。
ただし発売されたのが10年以上も前なので、ところどころお手本の絵が古臭い部分があります。
それがイヤな人はこちらがおすすめです。
こちらの方が発行年数が新しいので、お手本の絵も古臭くありませんよ。
番外編:デッサンの基本をおさえるなら
マンガを描くのに必要な、デッサン系の本を紹介してきました。
マンガを描くんですから、はじめは簡単なものでいいんです。
だってデッサンを本格的に習おうと思ったら、難しそうでしょ?
はじめから難しいデッサンをしてても、すぐにやらなくなって、絵を描くこともやめてしまうかもしれません。
とはいえ、人体デッサンも頭に入れておくほうがいいです。
それは本格的にデッサンをするときが、必ずくるからなんです。
本格的なデッサンをしていないと、あるときから画力の向上が止まってしまいます。
これ以上はうまくならない、みたいな。
その原因はデッサン、人体の構造をより深いところで理解していないからなんです。
絵は、描くモノの構造や形を知らないと、説得力が生まれません。
マンガは実際の見え方より、感覚を優先させて絵を描くこともあります。
ですが、それも本来の形を知っているからこそ、感覚で描くことができるんですね。
前置きが長くなりましたが
つまり「マンガデッサン」ではなくキチンとした「デッサン」もしよう!
ということです。
イヤだと思いましたか?
でも安心してください。
超初心者でもついていける、おすすめの本があります。
それがこちら。
タイトルにもある通り、初心者にやさしくデッサンを教えてくれる本です。
デッサンを本格的にはじめたい!と思ったら、まずはこちらの本を手に取ってみてください。
デッサンの基礎が固まるので、挫折しないで済みます。
この本のあとに、次のデッサン本へ行く流れがおすすめです。
漫画デッサンで確実に画力が上がるオススメの本5選! のまとめ
まず一番おすすめなのは、『360°どんな角度もカンペキマスター! マンガキャラデッサン入門』です。
初心者の方なら、この本でだいたいのことは学べます。
これで基礎ができるので、その次に自分のどこを強化したいか、によって参考にする本を決めましょう。
魅力あるポーズの描き方を強化したいなら『絵になるキャラポーズの法則 コントラポストを応用した画期的なポーズの基本』がおすすめです。
動きのある絵を強化したいなら『ダイナミックポーズ・ドローイング:躍動感のあるキャラクターを描く』がおすすめです。
デフォルメの描き方を強化したいなら『スーパー何頭身デッサン―理にかなった決めデッサン』がおすすめです。
デッサンをはじめたいと思ったら『やさしい人物画』がおすすめです。
絵がうまくなるには描くしかないので、たくさん描きまくりましょう!
そのときの指針として、今回ご紹介した本を参考にしてもらえればうれしいです。
他にも、「イラストが上達する本」や、「初心者がうまくならないを解決する本」も紹介しているので、あわせてご覧ください。


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